前を向いてギターを弾きたい!手元やギターの指板を見ないで弾くには

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「そろそろ手元ばかり見て演奏するのを卒業したい」「プロミュージシャンのように前を向いて演奏したい」と悩んでいませんか?

ギターを見ずに前を向いて演奏するには、そのための練習が必要です。その練習を経ることで、ギターを見なくても弾けるようになり、こなれたカッコよさを演出できるようになります。

今回は、ギターの指板や手元を見ないで弾くメリットや、どうすれば出来るようになるかを解説していきます。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

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ギターの指板や手元を見ないで弾くメリット

手元を見ずにギターを弾けるようになると、以下のように様々なメリットがあります。

見栄えが良い

手元を見ずに、前を向いて演奏できるようになるメリットは、何よりもまず“見栄えが良い”ということです。

手元やギターの方を終始見て演奏していると、自信がないように見えてしまいます。逆に、前を向いて演奏している姿には余裕が感じられ、弾き慣れていて堂々とした印象を受けます。

さらに、お客さんに向けて歌っているように見えるのもかっこいい所です。演奏するならやはりカッコよく見られたいですよね。

このように、お客さんにどのように見えているかを意識して練習することはとても大切なことです。

演奏に集中しやすい

2点目のメリットは、演奏に集中しやすいということです。

手元を見ていると、「押さえる所は合っているか」という点だけに意識が集中しがちです。つまり、手元の運指を追うことに精一杯になってしまいやすいのです。

このような状態では、「演奏全体がどのようになっているか」というところに目を向けにくくなります。

ところが、手元を見ずに演奏できるようになると、演奏全体を俯瞰的に見られるようになります。その結果、リズムを崩さず演奏できたり、世界観に入り込み“気持ちを込めて”演奏したり出来るようになるのです。

このことは見ている人の安心感につながり、さらには自分自身も演奏の楽しさを感じられるようになります。

また、バンドのように複数人で演奏する場合には、メンバーとアイコンタクトを取ることも出来ます。手元を見ずに演奏できると、このように意識を演奏に集中させることが出来るのです。

声が届きやすい

3つ目のメリットは、声が届きやすいという事です。これは弾き語りのように、歌を歌っている人にとっては大きな問題です。

ギターの指板や手元を見て演奏していると、どうしても顔は下向きになってしまいます。すると、声が前に向けて飛ばないので、お客さんに声が届きにくくなります。

また、ギターや手元に目線を落として演奏していると背中が丸くなってきます。こうなると発声もしにくくなるため、声自体も小さくなりやすいです。さらには、マイクを使用するステージで下を向きがちになると、声を拾うことが出来なくなってしまいます。

逆に、前を向いて歌えるようになると、背筋を伸ばしやすくなります。その結果発声もしやすくなりますから、声がより通りやすくなります。

特に弾き語りの場合は、歌詞を聴いてもらうことも大切です。ですから、前を向いて演奏し、声をお客さんに聞こえやすいようにしたいものですね。

歌詞を見ながら弾ける

4つ目のメリットは、楽譜等を見ながら演奏できるということです。

手元を見ないで演奏できるというのは、押さえ方や押さえる位置を大体手が覚えている状態です。この状態になると手元を見なくてもある程度のコードを押さえることが出来ます。

このような状態だと、歌詞や楽譜を目で追いながら、すぐに演奏することが出来ます。

例えば、弾きたい曲を思いついた時にコード譜を調べるとします。手元の感覚を覚えていると、調べたばかりのその楽譜を見ながら大体は演奏できてしまうのです。

手元を見ないで演奏できる能力は、こんなふうに便利に使うことも出来ます。

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ギターの指板や手元を見てしまう原因と対処法

「毎日ギターを弾いているのに、手元やギターの指板を見ずに演奏することが出来ない」と悩むことがあると思いますが、これはなぜでしょうか?

それは、押さえ方や押さえる位置を手の感覚で覚えられていないからです。

つまり、手元を見ないで弾くには、それらを手の感覚に叩き込み、考えなくても弾けるレベルに持っていくことが必要なのです。出来るようにならないのは、この工程が抜けているからです。

手元や指板を見ながらの練習を延々と続けていても、それだけではその状態から抜け出すことはできません。前を向いて演奏できるようになるためには、そのための練習がまた別に必要なのです。

つまり、演奏が出来るようになったら、次は手元を見ずに前を向いて弾く練習を始めなければならないという事です。

どうしても見てしまうのは、それが癖づいてしまっているからです。なので、逆に手元を見ないで弾けるよう癖付けていきましょう。

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ギターや手元を見ないで弾くための具体的な練習法

ただ弾いているだけでは前を向いて弾けるようになりません。ギターや指板等、手元を見ずに弾くためには、そのための練習が必要です。ある程度弾けるようになったら、その練習を始めましょう。

ここでは、そのための具体的な方法をご紹介します。

「絶対に手元や指板を見ない」と心に決める

具体的な方法の1つ目は、「是が非でも手元や指板を見ない」「前を向いて弾く」と強く心に決めるという方法です。

なんともド根性!な方法ですが、このくらいの気持ちで前を向く癖を強制的に付けていきましょう。

ただ、全く見てはいけないということはありません。私自身、フレットを大きく移動する時や「ここぞ」という音を鳴らす時にはチラッと手元を見ることはあります。それはプロのアーティストの演演奏でもよく見られる光景です。

なので、全く見てはいけないという事はありませんが、手元を見ないで弾けるようにした上で「ここは外せないから見る」というようなポイントを決めて行くと良いでしょう。

特に曲を通して弾けるようになっている場合は、「実は難なく弾けるのに何となく癖で手元を見てしまっている」というようなこともあります。このようなところは、ぜひ目線を前にできるよう癖づけていきたいですね。

「手元を見ない!」と決めても、どうしても見てしまう場合は、目を瞑ったり電気を消して部屋を暗くしたりして対処しても良いでしょう。

少しずつ覚えて、徐々に前を向けるようにしていく

2つ目の方法は、少しずつ覚えて、徐々に前を向けるようにしていくという方法です。先述の通り、「絶対に手元を見ない」と心に決めることは大切です。

ただ、1曲まるまるいきなりそれをするのは難しいですよね。そんな時は、「まずはこのフレーズだけは絶対に手元を見ないで弾く」というように、細かく区切って練習しましょう。

そして、そこが覚えられたら少し伸ばしてAメロ全体、次はBメロ…というように、手元を見ないで弾けるところを徐々に伸ばしていきましょう。

自分の姿を鏡で確認しながら演奏する

鏡や部屋の窓に自分の姿を映し、それを見ながら練習するのも良い方法の1つです。

私自身「カッコよくギターを弾きたい」という思いから、鏡で自分の演奏姿を確認する…という事をよくやっていました。笑

これで自分がお客さんにどう見えているかを確認していたわけですが、手元を見て演奏していると、自分の姿がチェックできません。

自分の姿を確認するためには、鏡を見なければなりません。すると前を向かざるを得なくなりますから、手元を見ずに演奏する練習にもなるのです。

自分の演奏している姿を録画する

4つ目の方法は、自分の演奏姿を録画するというものです。これは、手元を見ないようにするための練習だけでなく、上達にはかなり有効な方法です。

一度自分の演奏している姿を客観的に見てみると、「下ばかり向いていてカッコ悪い」「この部分がダサい」等色々と感想が湧いてきます。その部分を修正していくことで、自分の理想の演奏が出来るようになっていきます。

この「録画→反省」を繰り返し、自分の弱点を克服していきましょう。

手元が見たい時は流し目で見る

5つ目の方法は、見る時は流し目を使うというものです。

手元やギターの指板を見ないで演奏すると言っても、どうしても見なければ弾きづらい所もありますよね。そんな時は顔の角度をガッツリ変えるのではなく、顔を前に向けたまま、流し目で指板をにらみつける様に手元をチェックするのも1つの方法です。こんな感じです。↓

見え辛ければ、ネックを少し前に押し出すようにして、前を向いたままでも手元が見える範囲に持ってきても構いません。

このような工夫を重ね、できるだけ前を向いて弾けるようになっていきましょう◎

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前を向いてギターを弾きたい!手元やギターの指板を見ないで弾くには:まとめ

ここまで、ギターの指板や手元を見ないで弾くメリットやその練習方法について解説してきました。

・前を向いて弾くと見栄えが良く、演奏に集中しやすい。また、お客さんに声が届きやすいというメリットもある。

・前を向いて弾けるようになると、楽譜を見ながらその場で演奏できるのも便利。

・ギターの指板や手元を見ないで弾くためには、そのための練習が必要。

・「絶対に手元を見ない」と心に決め、根性で前を向くことを心掛ける。1曲を通して一気に行うことは難しいため、フレーズやブロックごとに練習し、見ずに弾けるところを少しずつ伸ばしていく。

・自分の演奏している姿を鏡などに写して確認しながら演奏すると、前を向く癖をつけやすい。

・自分の演奏姿を録画し、反省点を洗い出して修正していくのも有効。

・手元が見たい時は流し目で見る。

ギターの指板や手元を見ないで弾くためには、そのための練習が必要です。これができれば、堂々と演奏できるようになりますし、ワンランク上に行けること間違いなしです。

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この記事が参考になれば嬉しいです。

B型さん

   
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