女爪・太い指はギター無理?ギターに向いていない指や爪、ギター向きの手とは

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ギターの弦が上手く押さえられず、「自分の手指はギターに向かないのかも…」と悩んでいませんか?

このように悩むギター初心者さんは非常に多く、これが原因で挫折してしまう人も少なくありません。

「ギターを弾くのに向く、向かない指はあるのか」、「それを解決し、演奏する方法があるのか」という事を知っておけば、迷う必要がなくなります。

今回は、「ギターに向いていない、向かない手指や爪はあるのか?」また「その解決法はあるのか」という事についてお話していきます。

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ギター向きの手、向かない指はある?問題と対処法

実際に“ギターに向いている、もしくは向いていない手指”というものはあるのでしょうか。

結論から言うと、少しはあるのかもしれません。ただそれは、あっても本当に“少し”です。絶対に弾けない手があるわけではありません。

「ギターに向いていない手指」だと思われがちな問題とその対処法について、1つずつ解説していきます。

女爪にギターは無理?実際の女爪さんが行った対策

まずは爪の問題です。以下の写真のような、指の肉より爪の方が長い人は指の頭で弦を押さえにくいと悩むことが多いです。

いわゆる“女爪(おんなづめ)”と呼ばれる、形の指・爪の方です。上の写真は私の夫の手ですが、彼もギターを始めた頃、ギターの弦を押さえにくいことで悩んだようです。

例えば、ギターの弦を押さえる時のポイントとして、“余計なところに指が触れてしまわないよう指先を立てる”というものがあります。次のようなイメージです。

上の写真は私の手ですが、ここからもお分かりいただけるように、肉部分から爪が出ていない形をしています。割と深爪気味なのです。

そのため、指の頭を使って弦を押さえることができます。これができると、触れたくない弦を避けやすいので、確かにこの点では“向いている指”と言えるのかもしれません。

一方で、女爪の方にとってはこの“指先で弦を押さえる”ことが難しいんですね。

ただ、このような形の爪でも、ギターを弾いている方は全く珍しくありません。事実、女爪で悩んだ私の夫も、今では普通にギターを弾くことができます。

実際に女爪で悩まれる方の中には、爪を少しずつ切っていき、可能な限り短くしていくという方法で対処する方もいらっしゃいます。

私の夫の場合も、可能な限り短くすることは意識したようです。それに、少し爪が伸びただけで押さえづらくなるので、こまめに切るという事も心掛けたようです。ですが、深爪にしていくというのは痛みを伴いますから、そこまでは行いませんでした。

彼がギターを弾くために行なった女爪対策は、どのようにすれば自分の指で押さえられるか」の研究を重点的に行うという事でした。これで問題なく押さえられるようになっています。実際にコードを押さえてもらったところ、次のように押さえていました。

横からの写真を見ると、爪の先が指板に当たっていることがお分かりいただけると思います。また、下の写真は、押さえている場所を女爪ではない私の場合と比べたものです。

確認しづらいかもしれませんが、女爪でない爪に比べて、指の腹に近い所に弦の型がついているのがお分かりいただけると思います。これらのことからも分かるように、女爪であっても、自分の指の使い方に慣れればきちんと弦を押さえることが出来るのです。

もちろん、上の写真は現在の様子ですので、最初から同じように押さえられるわけではありません。ただ、指先が立てられるようになったり、手の使い方に慣れてきたりすることで徐々にできるようになっていきます。

手が小さい・短い、太いと向かない?手の大きさや指の長さ、太さ問題

「自分の指はギターに向かないのかも」と悩ませる2つ目の問題は、「手が小さい・指が短い、太い」という問題です。

ギターの練習を始めたばかりの頃は、誰しも上手くコードを押さえることができません。これを「自分の手が小さい、または指が短いからではないか」と考えてしまうことはよくあります。また、「指が太いから不要なところに触れてしまう」と悩むこともあるでしょう。

ただ、これも結論から言うと、向き・不向きにはあまり関係がありません。

実際、Youtubeなどを見ていて、小さな子どもでも大人と同じサイズのギターを弾きこなしていることがあります。逆に、「指が長すぎて、余分に曲げなければならないから向いていないのかも…」と悩む人もいます。私の夫がまさにそれで悩んでいましたが、結果的に影響はありませんでした。

指が太いという点においても、ギターを弾いている人の中には、指が太い人も細い人もいます。その中で、太いから弦をきちんと押さえられていないという事もはありません。逆に細いから押さえやすいのかというとそれもありませんから、多少の太さの差が影響することはないのです。

このことからも、“どのようにすれば上手く押さえられるか”を研究することが大切であることが分かっていただけると思います。

この“手が小さい、指が短い・太い”ということについては、「手が小さいとギターは弾けない?指が短いと届かない?手の大きさ問題」で詳しく解説しています。トレーニング方法などもご紹介していますので、参考になればと思います。

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“ギターに向くか向かないか”よりも大切な事

ここまでお話した通り、ギターに向いていないと思われがちな手や指でも、実際に「弾けるか弾けないか」にはあまり関係がありません。

それよりも大切なのは、「自分の指ではどうすれば押さえられるのか、押さえやすくなるのか」を考える事です。

手や指、爪の形は人それぞれ少しずつ異なります。それに伴って、使い方も微妙に違ってきます。なので、誰しもが「自分の指ならどのように使えるか」を個々で考えなければなりません。

また、個々で形が違うため、苦手と感じるポイントも異なることがあります。一見“ギター向き”と思われるような手の形をしている人も、みんな初めは弦を全く押さえることができません。

これは、指や爪の形がどうであろうと同じです。初めは誰もが自分の手の使い方が分からないのです。

なので、今あなたが「できない」と感じていることは、手や指の形に関わらず、誰もが難しいと感じているポイントです。

先程”先が立てやすい指の形”として紹介した私の指も、初めは立ちませんでした。それに、初めから指先で押さえることなんて全くできませんでした。

教則本やネットなどで押さえ方を調べていると、自分とは違うタイプの指の写真が掲載されていることがありますよね。それを見ると「自分は向いていない指なのかも…」と感じることもあると思います。

でも、手や指、爪の形が「向き不向き」「弾ける、弾けない」に大きく関わることはありません。ぜひ「この指で弾くぞ!」と思ってもらえたら嬉しいです。

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ギターに向いていない指や爪、ギター向きの手ってある?:まとめ

ここまで、ギターに向く、向かない手や指、爪はあるのか?という事について解説してきました。

・ギター向きの手と考えられるものはないことはないが、その影響は小さい。

・女爪だと押さえにくいように思われがちだが、この爪の形で弾いている人も普通にいる。

・手が小さかったり、指が短く太かったりすると、不向きのように思われるが、これもほぼ影響はない。

・結局一番大切なのは、自分の手や指をどのように使えば押さえられるかを研究すること。

初めたての頃は、誰しも自分の手や指がギターに向いているのかどうか迷うものです。

しかし、向き不向きはほぼないと考えて良いです。ギターを弾くためには、向き不向きよりも「自分の指はどのようにすれば押さえられるのか」を研究することです。これができれば、どんな指の特徴でも弾けるようになります。

なお、ただいまギター初心者さんやこれから始めたいと考えている方に向けて、レッスン動画を無料で配信しています。以下のリンクよりお受け取りいただき、ぜひ日々の練習にお役立てください。

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この記事が参考になれば嬉しいです。

B型さん

   
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