こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。
twitter→@sauripon
2012年に公開された、映画「しあわせのパン」をご存知ですか?
大泉洋さんと原田知世さん主演のこの映画が、私は大好きです。
ブルーレイを購入し、擦り切れるほど繰り返し見ています。
優しいストーリーはもちろん、洞爺湖の景色や美味しそうな料理がトゲトゲした心を癒してくれます。
ふと「洞爺湖をこの目で見たい!」と思ったことがきっかけで、映画の舞台となった北海道洞爺湖町月浦でロケ地巡りをすることになったのです。
実際に見る洞爺湖は、言葉を失うほどの風景でした。
今回は、映画「しあわせのパン」のロケ地巡りの記録をご紹介したいと思います。
もくじ
洞爺湖とカフェ「マーニ」
なんとしてもこの円錐の山を見たい!と洞爺湖町を訪れました。
どうしてこんなにきれいな三角なんだろう…?と思わずぼーっと眺めてしまいます。
「悔しいけど、きれい。」森カンナさん演じる“カオリ”のセリフがよぎります。
私が訪れた季節も、カオリさんと同じ夏。
8月の末だったのですが、からりとした空気と過ごしやすい気温で、地元の方によると“一番過ごしやすい季節”とのことでした。
このころには、緑と空の色がくっきりとした景色が見られ、周りにはトウモロコシ畑が広がっていました。
左に見える木の建物が、舞台の中心となったオーベルジュ「カフェ マーニ」として使用された、カフェ「ゴーシュ」さん。
カフェオレとお菓子をいただきました。
店内にはアップライトピアノが置かれており、インテリアは「カフェ マーニ」のナチュラルなイメージよりも、少しクラシックな印象を受けました。
静かな雰囲気で、皆さんやっぱり窓の外を眺めていました。
ムーンビーチ
カオリさんが友達に「うん、今ビーチ!」と電話したり、ボートに乗って湖に落っこちたりしたのは
有珠山噴火記念公園。
白樺の林に北海道を感じる公園内には、このような彫刻もあり、異世界感が漂います。
なんでも屋の正体
カフェ ゴーシュから少し車を走らせたところにあるこちらのお店。
沖縄土産を探す香織さんと時生くんが訪れたなんでも屋さんのようなお店は…
「ちゃいはな」というカレー屋さんでした。
映画で売り物として出演(?)していた、縁がピンクのドリンク保温器のような雑貨が店内で実際に使用されていました!
陽子さんのアトリエの中と外は別の場所!?
次はこちら。ちょっとだけ空いた窓から陽子さんがひょっこり覗きそう。
陽子さんのアトリエとして登場した、石窯パンのお店「ラムヤート」さん。
ここでは雑貨も取り扱っていて、映画に登場したコロポックルをここで購入しました。
陽子さんが沖縄土産を探すあのシーンは、こちらの店内で撮影されたようです。
陽子さんがアトリエで作業しているシーンは、こちらのガラス工房「gla_gla」さんの中で撮影されたのだと思います。
店内には、個性的なガラス製品がところ狭しと並んでいました。
一輪挿しと曲線的なラインで、温もりのあるデザインのグラスを購入しました。
家に持ち帰ってから、トキオくんが「マーニ」で飲んでいた二層コーヒーを作りました。
気分はカフェマーニです。笑
あの“森”の場所
フォトジェニックなこの丘。
誕生日パーティの後、香織さん時生くんが2人で月を眺めた場所です。
高級感溢れる、ウィンザーホテル洞爺の敷地内です。
ホテルは高台にあり、洞爺湖が一望できます。
2人はカフェ マーニでの食事のあと、ここに歩いて登ってきました。
実際は、先ほどご紹介したカフェ「ゴーシュ」さんからはかなり離れていて、歩ける距離ではありません。
晩ごはんで、あの“月浦ワイン”もいただきました。
トマトのパンはなかったけれど。笑
明朝、ホテルの室内から洞爺湖に登る朝日を拝みました。
本当に綺麗で、朝早くから見とれてしまったので、その日は少し寝不足を抱えての観光となりました。
広川さんのお宅訪問
私のお気に入りのあのシーン。ここを訪れないわけにはいかなかったのです。
雪の日のお客さんの為に、水縞くんがお米を分けてもらいに車を走らせた先、広川さんのお家。寒そうな外の雪景色の中、この家から漏れる暖かな灯り。
こんな家に住んでみたいと思ったのは、きっと私だけではないはず。
ここは「ほのぼの村」というレストラン。
昼食をいただきました!奥さんが作ってくれる、ズッキーニやとうもろこしなど、北海道の野菜を包み込んだオムライスが美味しかったです。
地元の方と奥さんの、地元ならではの何気ない会話が聞こえてきます。
帰り際に「映画で見て、ここに来てみたくて…」と奥さんに言うと、
「あぁ!そうなんですか!!ええ!ありがとうございます!」とびっくりされていました。
映画ファンが押し寄せている雰囲気もなく、地元のごはん屋さんという印象でした。
庭をココココ…と駆け回る“ピィちゃん”。
映画の中で「おいしいよ〜!」と言われていた鶏は、もしやこのお方…!?
人生の分岐点
ここはどこかおわかりでしょうか。
あの分岐点といえば…そうです。
時生くんが悶々としながら電車のポイントを切り替えているというあのシーン。
稀府(まれっぷ)駅での撮影だったようです。
周りには大きな施設などはなく、民家の中に小さなこの駅があるという場所。
写真でも確認できる通り、ここは非電化区間のようなので、走っているのは電車ではなく気動車。
その音と風景に、のどかさを感じました。
ここから出たことがない若者は、一度は都会に出たいと思うだろうな。
でも帰ってきたら、やっぱりサイコーっすよ!って言うだろうな…
なんて想像してしまう、”田舎の風景“がありました。
主題歌について
映画のエンディングで流れるのは、矢野顕子さんと忌野清志郎さんが歌う「ひとつだけ」。
数年前、友人の結婚式の余興で映像をプレゼントしました。
そのバックミュージックとして、夫と一緒に歌った音源があります。
それを使って「しあわせのパン」ロケ地巡りの動画を作成してみました。
Youtubeで一般公開しています。
さいごに
今日は、夏の終わりごろの北海道洞爺湖町月浦をご紹介しました。
映画の聖地巡りは初めてでしたが、自然豊かな場所は、生で見ると本当に圧巻です。
冬の洞爺湖も見てみたいと思いました。
風景の素敵な映画の聖地巡り、お勧めです!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!