ギターのテクニックに「ハーモニクス奏法」というものがあります。
少し変わった音を出すテクニックですが、出来たらちょっとカッコイイ。
ということで私は、見よう見まねで練習していたのですが、やり方がよくわからず、出来るようになるまでかなり時間がかかりました。
でも、そのやり方を理解して練習すれば、きっとこんなに時間はかからなかったはず!
ということで今日は、アコースティックギター(アコギ)でのハーモニクス奏法のやり方についてお話していきたいと思います。
↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。
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もくじ
ハーモニクス奏法とは
ハーモニクスというと、「倍音」が…周波数が…という話がつきものです。
でも、今回は難しい話は置いておきましょう。
ハーモニクス奏法は、「ハーモニクス」という、「ポーン」と高い音を出すテクニックであることをまず知っておいてください。
こんな音です。(↓下の青い文字を押して聴いてみてください。)
演奏の中で、アクセントとして使われることが多いテクニックです。
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アコギの演奏でよく使われるハーモニクスは2種類

一口に「ハーモニクス」といっても、様々な種類のものがあります。
特にアコギでは、「ナチュラルハーモニクス」と「タッピングハーモニクス」の2つがよく使われます。
どちらも「ポーン」という高い音を出す点では同じです。
これらは、その“出し方”と”音の雰囲気”に違いがあります。
「ナチュラルハーモニクス」は、特定の場所(フレット)に左手の指を触れさせた状態で、ピックで弦を弾き、直後に左手指を離して音を出します。
こうすると「ポーン」と、柔らかい雰囲気のハーモニクスが出ます。
それに対して、「タッピングハーモニクス」は、特定の場所(フレット)を右手指で軽く叩いて、音を出します。
この場合は「ポーン」という音に、叩いたときの「ターン」という音が混じって、力強いハーモニクスが出ます。
こちらは、押尾コータローさんがよく使用されることで知られています。
彼のように、歌なしのギターのみで表現する、「ソロギター」という演奏スタイルで使われることが多いテクニックです。
このうち、今回は基本的な「ナチュラルハーモニクス」について解説していきたいと思います。
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ハーモニクスが出やすい場所は決まっている
ハーモニクスが出やすい場所は、ある程度決まっています。
一般的には、下図の赤線部のように5、7、12フレットが最も出やすいポイントだと言われています。

これ以外にも出る場所はありますが、まずはこの3つのフレットで出せるように練習するのが良いでしょう。
その中でも、最も出しやすい12フレットで出す方法を解説していきたいと思います。
ナチュラルハーモニクスのやり方
それでは、1弦(1番下の弦)の12フレットを例にして、ハーモニクスのやり方を解説していきます。
・まず左手人差し指、もしくは中指を1弦の12フレットに触れさせます。
この時、指がフレットバーの真上に来るようにしましょう。
フレットバーというのは、指板に打ち付けられた金属の棒のことです。
こういうものですね。

このフレットバーの真上に指が来るように、左手の指を触れさせます。
こんな感じです。

この時、下の写真のように指がフレットバーからずれていたり、弦を押さえてしまっていたりすると「ハーモニクス」の音は出ません。

”フレットバーの真上”を“触れる”ことがポイントです。
・その状態で、1弦をピックで弾き、その後一瞬遅らせて左手の指を弦から離します。
この”一瞬遅らせて離す”というタイミングが、ハーモニクスの最重要ポイントです。
弦から指を離すのが同時になっても、遅すぎてもいけません。
アコースティックギターの場合は、この「指を弦から離す」動作をしなくても「ハーモニクス」の音は出やすいです。
しかし、この動作があることで、音がよりきれいに伸びるんですね。
なので、ハーモニクスにおいて、この指を離す動作が「きれいなハーモニクス」を出すポイントとなります。
今回は、1弦の12フレットを例にして解説してきました。
これが出来れば、次は5、7、12フレットの他の弦でも練習してみてくださいね。
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指を離すタイミングがつかめない時の練習法

「弦を弾いてから指を離すのは分かったけど、そのタイミングが分からない…。」という人は多いでしょう。
私もこれを理解するまでに随分時間がかかりました。
先ほども解説したように、ピックで弦を弾いてから、指を離すまでの時間は一瞬です。
ですので、これを「〇秒後」というように、具体的な数字で説明することはできません。
これはもう感覚的に理解し、慣れるしかありません。
ただ、これは「ハーモニクス」において最重要ポイントですので、どうしても理解したいところですよね。
なので、そのための練習方法を提案してみたいと思います。
タイミングをつかむための練習法
指を離すタイミングをつかむための方法とは
「ぽよーん」といいながら指を離すというものです。
つまり、「ぽ」で弦を弾き、「よ」で指を離すんですね。
「ーん」は、ハーモニクスによって音が伸びていることを表しています。
この「ぽよーん」という言葉ですが、下の音声のように発音してみると「ぽ」と「よ」の間って一瞬ですよね。
この「一瞬」が、ハーモニクスにおいて、「弦を弾いてから指を離すまで」の間隔と近いのではないか?と思うのです。
なので、指を離すタイミングが分からない!という場合は、是非試してみてください。
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まとめ
ここまで、「ハーモニクス」のうち、ナチュラルハーモニクスのやり方について解説してきました。
ざっとまとめると、
・出やすい場所は、5、7、12フレット。まずは12フレットで出すことから練習すると良い。
・フレットバーの真上で、左手指を弦に触れさせ、ピックで弾く。
・その後一瞬遅らせるようにして、指を弦から離す。
ということでした。
コツを掴むまでは、難しいと感じるかもしれません。
でも、そのうちに慣れてきて、感覚的に分かるようになってきます。
今日ご紹介したポイントに気を付けて、何度もトライしてみてください。
頑張ってくださいね。
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それでは今日も最後までお読みくださり、ありがとうございまいした!
B型さん

