ギターのコードチェンジができない、間に合わない!5つのコツと練習法

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「コードチェンジがスムーズにできない」「切り替えが間に合わない!」「毎度曲が止まってしまう…」と悩む、ギター初心者さんは多いのではないでしょうか。

上手くコードチェンジが出来るようになるためには、いくつかのコツがあります。これを知っておくことで、スムーズなコードチェンジをマスターしやすくなります。

ということで今回は、ギターのコードチェンジ練習の5つのコツをご紹介します。

↓この記事の内容を動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

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コードチェンジに慣れるためには、簡単な曲を選ぶべし!

スムーズなコードチェンジのマスターには、練習する曲の難易度も深くかかわります。ですので、コードチェンジの練習をしやすい曲を選ぶ必要があります。これが1つ目のコツです。

どのような曲を選ぶと良いかと言うと、あなたが押さえやすいと感じるコードが多く使われているものです。

このような曲で、押さえやすいコードから押さえやすいコードへのチェンジを練習します。これによって、指を動かすタイミングや指の移動の仕方などを学ぶことができます。

逆に、押さえにくいと感じるコードが多い曲を選ぶと、コードを押さえること自体が難しくなります。これではコードチェンジの練習どころではなくなります。

例えば、コードチェンジ時のポイントとして、後述の「左手の指を指板から大きく離さない」という事が挙げられます。これを、押さえやすいコードで練習すると、指を大きく離さずにコードチェンジする癖付けが比較的早くできます。

ですが、Fコードのような初心者にとっての難関コードでは、これが難しくなります。このような、いわゆる”難しいコード”は、初めは「3フレットの5弦と4弦と2フレットの3弦と…」と1つずつ確認して押さえていくことになります。ですので、Fコードの音を鳴らすこと自体が大変なのです。

これに対して、あなたが簡単だと思うコードなら、比較的早い段階で「パッ」と押さえられるようなります。ですから、押さえやすいコードの並びでコードチェンジを練習し、スムーズに指を移動させることに慣れていきましょう!ということなのです。

このような理由から、コードチェンジをマスターするには、まずは押さえやすいコードが多く並んでいる曲を練習するのが良いのです。

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指の移動時に手を指板から離し過ぎない

2つ目のコツは、コードチェンジをするときに、”コードを押さえる左手の指を指板から大きく離さない”ことです。

”大きく離す”というのは、次の写真のように、コードを押さえ替える時に手を大きく開いて”パー”のような状態にすることです。

このようにパッと開いて、伸ばした指がもう一度指板に戻ってくるとなると、指の移動距離が長くなります。

そうするより、もともと指板近くで指がスタンバイしていた方が、次のコードを速く押さえることができます次の写真のような感じです。

正しい例

このように、指板の近くで次のコードのフォームを作ると、コードチェンジがスムーズに行えます。

とは言え、左手の形が癖づいていない初心者の頃は、これは難しいと感じますよね。コードチェンジする度に、つい左手が「パッ」と開いてしまう…。私もそうなっていたのをよく覚えています。

ですので、出来るようになるためには、やはり時間が必要です。ただ、これを心掛けることで、指を離さない癖付けができますから、これも練習に取り入れていきましょう。

ですが、コードチェンジの練習ばかりを集中的にするだけではつまらないですし、嫌になってしまいます。なので、できるだけ手を大きく開かないように心掛けることを、練習の合間合間でチャレンジするように取り入れると良いでしょう。

また、スムーズなコードチェンジをするのに効果的な練習やコツを2点、順にご紹介します。

一気にコードフォームを形作る練習

スムーズなコードチェンジを行うために有効な1つ目のポイントとして、コードフォームを一気に形作る練習が挙げられます。コードフォームとは、コードを押さえる手の形のことです。

次のコードのフォームを素早く作ることができれば、スムーズなコードチェンジが可能になります。

一般的に、初心者さんのうちは一か所ずつ押さえてコードの形を作る、という感じになります。具体的に言うと、5弦3フレットに薬指を置いて、次に4弦2フレットに中指を…という感じです。

これを一気に形作る練習をしましょう、という事です。でも、すぐにこれができたらコードチェンジで苦労することはありません。やはり、出来るようになるためには、積み重ねが必要です。

ですから「絶対に一気に押さえられないといけない!」と思わずに、たまに、「できるかな?」くらいの気持ちでトライしてみるのが良いですよ。

動かさないで良い指を知る

スムーズなコードチェンジのための2つ目のポイントは、「動かさないで良い指を知る」という事も挙げられます。

前のコードと次のコードで、一部押さえる場所が同じ場合があります。例えば、CからAmのような場合です。これらの押さえ方を下のコードダイアグラムで確認してみましょう。図の下の漢字は、押さえる指を示しています。

これを見ると、4弦2フレットと2弦1フレットの赤丸部分は、CコードでもAmコードでも共通して押さえていることが分かります。このように同じところを押さえるのに、指を離してもう一度押さえなおすと時間がかかりますよね。だから、「共通して押さえるところは押さえたままにすれば良い」というわけです。

そして、次のように薬指だけを、下の図の青丸で示した3弦2フレットに移動させます。

こうすれば、薬指だけを移動させるだけでCからAmのコードチェンジをすることができるため、スムーズになります。

このように、前後のコードで同じところを押さえる場合は、その指を弦から離さずにコードチェンジする練習をしてみましょう。

ただ、前後のコードで押さえる所に共通点がない場合は、1から押さえなおす必要があります。この場合は、先ほど述べたような「コードフォームを一気に形作る練習」をしてください。

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コードチェンジをするタイミングを前倒しする

コードチェンジの3つ目のコツは、次のコードに切り替えるタイミングを前倒しするという事です。

あなたは、ギターのコードチェンジ時に、次のコードが書かれているタイミングで押さえ始めていませんか?つまり、下の図の赤い矢印の部分で次のコードを押さえ始めていないか?という事です。

もしかすると「そんなの当たり前じゃない?」って思った人もいるかもしれません。でも、これが当たり前ではないのです。押さえ変えるタイミングは、次のコードを鳴らし始めるちょっと前なのです。

つまり、前のコードの最後の方で指を離し、次のコードを押さえる準備を始めちゃえ!ということです。次のような感じです。

上図の赤で囲ったあたりで指を離し、次のコードを押さえる準備をし始めます。ここでは弦を押さえない状態でジャランと弾くのです。

弦を押さえずに音を鳴らすことを「開放弦を鳴らす」といいますが、そうしている間に、次のコードの手の形を作るのです。

ここで「指を離してしまうと、変な音が鳴るのではないか?」と不安に思った方もいると思います。ですが、実際にやってみると、意外と気にならないことが分かります。

まずはこちらのパターンを演奏してみます。

赤で囲った部分で手を離し、次のコードを押さえる準備を始めます。この間は開放弦の音が鳴っている状態になります。

次はこちらのパターン。先ほどの例より早い段階で指を離してみます。

このように開放弦を鳴らしていても、あまり違和感がないと思いませんか?

こんなふうに、コードチェンジしている瞬間はきちんと音が鳴っていなくても、リズムさえ合っていればあんまり気にならないものなんですね。「そんなんでいいの!?」って思うかもしれませんが、そんなんで良いんです。笑

そんな感じで聞こえていたらそれでOK、と考えましょう◎

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曲のテンポを遅くして練習する

4つ目のコツは、曲のテンポを遅くしてコードチェンジの練習を行うという事です。

素早くコードチェンジができないなら、曲のテンポを遅くしてしまって、まずはそれでスムーズに押さえ替えられるようになりましょう、という事です。

そうしてうまくいったら、今度はもう少し速くして…というように、徐々にテンポを戻していくようにします。下の動画で例を示してみました。

これは一例ですので、もっともっとゆっくり演奏しても構いません。大切なのは、曲を途切れさせないように押さえ替えられるようになることです。ですから、それができるところまでテンポを落としましょう◎

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コードチェンジの度に曲を止めない

5つ目のコツは、コードチェンジの度に曲を止めない事です。

この問題で悩んでいる方の多くが、コードチェンジできちんと音が鳴らなかったら、そこで演奏を止めて押さえ方を確認して…という練習をしています。

これでは、いつまでもスムーズに出来るようになりません。なぜかと言うと、これでは演奏のスピードに左手が慣れていかないからです。

ではどうすれば良いかと言うと、きちんと音が鳴らなくても、そのまま演奏を続ける練習をするのです。言ってみれば、ジャカジャカと弾いている右手のリズムに、無理矢理左手をついてこさせるという感じです。

この練習をすることで、左手は「速く次のコードを押さええなければ!」と焦ります。これによって、次のコードフォームを素早く作れるようになっていきます。その結果、コードチェンジがスムーズに出来るようになるという事です。

今練習しているテンポでは全く次のコードが押さえられないのなら、先ほど解説したようにテンポを遅くしましょう。それで、演奏が止まってしまわないように訓練していきますましょう。

この方法は、荒治療のようですが、かなり大きな効果が期待できるでしょう。

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ギターのコードチェンジができない、間に合わない!5つのコツと練習法:まとめ

このように、ギターのコードチェンジを練習するための5つのコツをご紹介して木間氏た。

・押さえやすいコードが多く登場する曲で練習する。

・コードフォームを一気に形作ったり、動かさないで良い指を理解したりして、指が指板から大きく離れないようにする。

・コードチェンジのタイミングを前倒しする。

・曲のテンポを落として練習する。

・コードチェンジの度に演奏を止めない。

この記事でご紹介したコツを意識して練習することで、効率よくコードチェンジができるようになっていくはずです。

尚、現在配信中のギター初心者さん向け無料レッスン動画も、以下のリンクよりお受け取りいただき、ぜひ日々の練習にご活用ください。

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この記事がお役にたてば幸いです。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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