外出先で「今ギターがあれば練習ができるのに…!」と思ったことはありませんか?
もしあなたが、「ギターの練習は、ギターを持っている時にしかできない」と考えているのなら、それはとてももったいないことです。
ギターがなくても練習できることは意外にあります。そんな練習を毎日の生活に取り入れることで、上達のスピードをアップさせましょう◎
今回は、ギターが手元にない時にできる、ギターなしで行う練習やトレーニングの方法をご紹介していきます。
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もくじ
ギターを持っていない時にできる左手の練習・トレーニング
まずは、ギターが手元にない時にできる、左手の練習を3つご紹介します。
指の瞬発力を鍛える練習
1つ目は、指の瞬発力を鍛え、動かしやすくする練習です。次のようにグーとパーを繰り返します。
この時意識してほしいのが、「グーからパーに開く」という動作を繰り返すという事です。つまり、握る方ではなく、開く方を重視していただきたいのです。
同じグーとパーの動作でも握る方を目標にすると、開く時にあまり指を伸ばし切らないまま、再び握ることになります。これでは効果が期待できません。ですので、パーの時は指を伸ばしてパッと大きく開くことを意識して行いましょう。
指を“曲げる”のと“伸ばす”のとでは、人間が不慣れなのは伸ばす方です。この動きを鍛えることで、指の瞬発力が鍛えられ、動かしやすくなります。
初めはゆっくりからはじめて、慣れたらスピードアップしていくとより効果的です。
実際にやってみると分かりますが、結構な負荷がかかります。手を傷めないためにも決して無理はしないようにしましょう◎
指が開くようにするための練習
2つ目は、指の間を大きく開けるようになるためのストレッチです。
日常生活で、指の間を大きく開くことはあまりありません。ですが、ギターを弾く時には、このことが求められます。ですので、次のストレッチで、指の間を開けるようにしていきましょう。
まず手をパーにし、その各指の間をもう片方の手を使って広げます。次のように行います。
この時、次の写真のように前後に開いてしまうのはNGです。
これでは効果が薄れてしまうので、必ず横方向に開くようにしましょう。このストレッチを、人差し指と中指・中指と薬指・薬指と小指の間で行います。イメージとしては、力士の方がやる“股割”のストレッチのような感じです。
お相撲さんは、このストレッチによって足がしっかりと開くようにしていきますが、これと同じようなことを指でやるということです。
また、同じように指を開くストレッチで、次のように太ももを使って行う方法もあります。
右手を使って開くよりも、太ももでやると強制力が働くので、より開くことが出来ます。
指をバラバラに動かせるようにするための練習
3つ目は、指をバラバラに動かせるようにするための練習です。
ギターを弾く時にはある指は伸ばして、ある指は曲げて…というように、各指がバラバラの動きをしなければなりません。この訓練は、ギターがない時にすることが可能です。方法は以下の通りです。
まず、机の上に指先を以下のように付けます。
この状態から、人差し指だけを上下に動かして机をトントンと叩きます。この時、他の指は、以下の写真のように机に付いたままの状態にします。
これをまずは10回を目標に行いましょう。これと同じことを、中指・薬指・小指でも行います。
初めは難しいですが、どの指も同じくらいの音量で「トントン」の音が鳴ることを目指して行いましょう。
特に薬指はなかなか思うように動きません。そんな時は、左手で持ち上げて補助して、動かす感覚を覚えさせていきましょう。外出中など、机がないところでは太ももの上でやっても良いですね。
また、このようなトレーニングに使えるグッズも販売されています。それは、“バリグリップ”というものです。
引用元:Amazonより
こちらは、指ごとにトレーニングすることができます。持ち運びも可能なので、ギターが手元にない時は、このようなグッズを取り入れるのも1つの方法でしょう。
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ギターを持っていない時にできる右手の練習・トレーニング
ギターの練習というと左手のことばかり考えがちですが、実はそれ以上に右手が肝心です。ここからは、ギターを持っていない時にできる右手の練習をご紹介します。
エアギターでストロークの練習
1つ目はエアギターのように右手を動かして行うストロークの練習です。
練習中のストロークパターンがあれば、それを練習したり、曲を聴きながらストロークしたりします。また、私自身、ストロークを脱力して行う感覚がまだ理解できていなかった頃、その感覚を理解するべくブンブンと右手を振っていました。
この練習は、特に初心者さんにはおすすめです。なぜなら、右手だけに集中して行うことができるからです。
ギターを持ちながらだと、どうしても左手と右手のことを同時に考えなければなりません。しかも、多くの初心者さんの場合、左手の練習に気を取られてしまいがちです。
そのため、右手の練習をする機会を作りにくいのです。なので、ギターを持っていない時は、右手の練習をするチャンスでもあるのです。
ギターが手元にない時は「右手を集中的に練習できる機会」と捉えて、ぜひやってみてください。大きく振るのが恥ずかしければポケットの中でやるのも良いですね。
色々な曲のストロークパターンを考える
2つ目は、色々な曲のストロークパターンを考えるという練習です。これによって、様々な曲に合わせたストロークパターンがその都度思いつくようになります。
例えば、電車での移動中など、イヤホンなどで音楽を聴いている方は多いですよね。色々な音楽が順に流れてくるのに合わせて、「この曲はどのようなストロークパターンで弾くことができるか」を考えるのです。
このような練習をすることで、何かしらの曲を弾く時に、どのようなパターンで弾けば良いかがすぐに分かるようになります。
また、これによってストロークパターンの引き出しも多くなります。いつも通りに音楽を聴きながら気軽にできるので、ぜひ取り入れてみて欲しいと思います。
リズム感を鍛える
3つ目はリズム感を養う練習です。
やり方はすごくシンプル。音楽を聴いて手や足でカウントを取るだけです。
音楽が好きな人なら、曲を聴いていたら自然と体の一部が動いてリズムにノッていた、という経験がある人も多いでしょう。これをやるだけです。
同じ曲の中で異なるリズムの取り方をしても良いでしょう。例えば「トン トン トン トン」とカウントしたとしたら、次は「タカ タカ タカ タカ」と少し細かく刻んでみる、というようなことです。いろんなリズムの取り方で遊んでみましょう。
「こんな遊びがギターを弾くことと関係があるの?」と思われるかもしれません。ですが、リズムを取ることに慣れている人と慣れていない人では、ギターを弾く時のリズムの取り方の上手さにも差が出ます。ギターを弾くにはリズム感がとても大切ですから、ギターが手元にない時は、リズムに乗って楽しく感覚を養いましょう。
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ギターを持っていない時に!ギターなしでもできる練習:まとめ
今回は、ギターが手元にない時にできる練習方法をご紹介してきました。
・左手の瞬発力を養うグーパー運動や指同士が大きく開くようにするストレッチをする。痛めてしまわないように、無理は禁物。
・左手の各指をテーブルなどに置き、1本ずつトントントンと叩いていくことで、指がバラバラに動かせるように訓練する。薬指は特に難しく感じるが、初めは左手で補助しながら出来るようにしていこう。
・ギターを持っていない時こそ、右手の練習のチャンス。エアギターのように右手をストロークする。音楽を聴きながら、曲に合うストロークパターンを考えるのも良い。
・音楽を聴きながらリズムを取ってみるのも、リズム感を養うのに良い練習になる。
このように、ギターを持っていない時にできることは案外あるものです。一見地味な練習ですが、この積み重ねで、ギター仕様の手にしていくことができます。
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この記事が参考になれば嬉しいです。
B型さん
