ギター練習にメトロノームは必要なのか、買うべきかどうか迷いますよね。
これを考えるには、メトロノームを使用する意味をきちんと理解しておくことが必要です。それを分かった上で”使う、使わない”を選択することで、有意義な練習が出来るようになります。
今回は、メトロノームの必要性について解説していきます。
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もくじ
メトロノームは必要か?
「ギターの練習にメトロノームは必要か」という問題について、結論から言うと、必要な場合とそうでない場合があります。
「ギターの練習にはメトロノームが必須!」とはよく言われますが、メトロノームは“使うべきポイントで使うもの”であり、どんな練習でも使うという事ではありません。
使い時を理解せずにただやみくもに鳴らしていても、効果は全くありません。ですので、メトロノームを使う理由や使い時についてしっかりと解説していきます◎
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メトロノームはいつ、何のために使う?
メトロノームを使う目的として、主に以下の2点が挙げられます。
・一定のテンポを保って、安定した演奏ができるようになるため。
・自分の中に曲のテンポを叩き込むため。
メトロノームに「ピッピッピッピッ」とテンポを刻んでもらい、それに合わせて演奏することで、これらのことが出来るようになります。
ですからメトロノームは、演奏の練習をしていて、テンポを一定に保って演奏できていないと感じる時に使用します。
メトロノームの詳しい使用方法については「初心者さんのギターテンポ練習方法!メトロノームの使い方、合わせ方」で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。
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メトロノームを使わない時
ただ、ギターの練習でもメトロノームを使わない事もあります。それは以下のような場面です。
・ギターを始めたばかりの時
・ステージのリハーサル的な練習を行う時
・バンドで合わせる時
これらについて見ていきましょう。
ギターを始めたばかりの時
ギターを始めたばかりの頃は、メトロノームは不要です。なぜなら、はじめは弦を押さえる練習がメインになるからです。そのような頃は、まだ少しも演奏できる状態ではありませんから、テンポについて考える所には至っていないのです。
なので、ギターを始めたばかりの時は、メトロノームはまだ不要です。ではいつ必要になってくるかというと、“曲をある程度通せるようになってから”です。
メトロノームの購入は、そうなってからでOKです。
ライブやステージのリハーサル的な練習を行う時
一通り演奏が出来るようになって、本番を想定した練習を行う時にはメトロノームは使用しません。
これは、ステージなどの本番の練習をしている段階では、テンポ云々ではなく「演奏全体が作品としてどのように見えているか」を確認すべきだからです。つまり、本番を想定した練習をしている段階では、テンポの問題は越えているはずなのです。
このことから、メトロノームが必要なのは、これより前の“曲を弾けるようになる”という段階であることが分かります。
バンドで合わせる時
バンドのように、他の楽器と合わせて演奏する場面では、基本的にはメトロノームは使用しません。なぜなら、バンドで演奏する時はメトロノームではなく、他の楽器の音を聞いて演奏するべきだからです。
第一、様々な楽器の音が聞こえている状態で、メトロノームの音を聞いて演奏することは至難の業です。
各楽器担当者が個々でメトロノームを使って練習をし、ある程度一定に保てるようにしてから、みんなで合わせると思っておきましょう。
ただし、バンド演奏で、全体のテンポがガタガタで合わないような時は、メトロノームを使ってテンポを確認し合う必要があります。また、ギターだけもたついてしまったり、速く走ってしまったりするような時にも、テンポ確認のために部分的に使用することはあります。
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メトロノームは使わないで良い?用意すべき?
メトロノームは基本的には必要です。それは、音楽を演奏する上で“テンポ”は非常に重要な要素だからです。
ギターを練習している人の中には他の楽器経験などがあり、テンポキープがかなり安定している人もいるかもしれません。そのような人にとっては、あまり必要ないと感じることがあるでしょう。
ただ、基本的には多くの人が使うべきです。例えテンポキープが得意な人であっても、使うことで、細かいところを詰め、より良い演奏にしていくことが出来るからです。なので、ある程度演奏ができるレベルになったら、メトロノームを持っておくことをおすすめします。
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メトロノームは必要!重要な理由
先述の通り、メトロノームはギターの練習でぜひ取り入れるべきものです。その一方で「メトロノームを使うと自由に演奏できなくなるから不要だ」という主張を耳にすることがあります。
ですがこの主張には問題点があります。それは、「メトロノームに合わせることが目的になってしまっている」ということです。
メトロノームを使用するのは、その音にガチガチに合わせるためではありません。本当の目的は、“ある程度”一定のテンポを守って、心地良い演奏にするというものです。“ある程度”というのは、心地良く聞こえる演奏にはテンポの“揺れ”が発生することがあり、いつもガチガチにテンポが守られているわけではないからです。
“テンポの揺れ”とは、部分的に、微妙に速くなったり遅くなったりすることがあるという事です。そしてそのまま演奏していくと、またメトロノームに合った状態になります。これをテンポの“揺れ”と言います。
人間は、ガチガチにメトロノームに合っている演奏よりも、むしろこのような演奏の方が心地よく感じることがあります。そのため、この“揺れ”も演奏には必要な要素となります。
この心地良い“揺れ”を表現できるようになるためには、演奏者が感じている基本のテンポが安定している必要があります。言ってみれば、演奏者の体に一定のテンポが染みついている状態にしなければならないという事です。
この状態になって初めて、“心地よく感じる揺れ”を表現することが出来ます。そのためにメトロノームを使用して練習しているのです。
もし、メトロノームを使わずに、自分自身の感覚だけに頼ったテンポを刻んでいたら、聴き手にとって違和感のある揺れとなる可能性が高いです。それは聴き手には“揺れ”というより、“ズレ”と認識されてしまいます。
確かにメトロノームを使わずに演奏すると、自由だと感じるでしょう。ですが、自分の感覚だけに頼った演奏のままでは心地良いテンポを刻めないのだとしたら、それは本当の意味での“自由”とは言えません。心地良さを感じる演奏ができないという点ではむしろ“不自由”です。
メトロノームにも合わすことが出来た上で生じる“揺れ”と、メトロノームに合わせられない状態で生じる“ズレ”は心地良さの質が全く異なります。
このようにメトロノームは、機械のようにきっちりと演奏するためではなく、心地良いテンポを維持できるようになるために“目安”として使うものです。その境地に至るためには、メトロノームは必要な道具と言えます。
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ギター練習にメトロノームは必要?使わない?:まとめ
ここまで、メトロノームの必要性について解説してきました。
・メトロノームは基本的には必要。
・ギターを始めたばかりの頃やライブ本番の練習、バンドで合わせて演奏する時には使わない。ただし、テンポ確認が必要な場合には使用することもある。
・メトロノームに合わせることが目的なのではない。メトロノームを使って一定のテンポを体に覚え込ませることによって、心地良い、自由な演奏ができる。
メトロノームをただ鳴らすだけではなく、“使う理由”をきちんと理解しておきましょう。これを分かった上で使用すると、有意義な練習をすることが出来ます。
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この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。
B型さん
