ギターの練習をしていると「ストローク」と「ピッキング」という言葉に出会うことがあります。この違いがあいまいで、使い分けがわかりにくい…と感じていませんか?
これらの言葉には微妙なニュアンスの違いがあります。このことを理解しておくことで、練習時の混乱を避けることができます。
この記事では、「ストローク」と「ピッキング」という言葉の使い分けについて解説していきたいと思います。
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ギターのストロークとは?
ギターの「ストローク」とは、コードを押さえて腕を振って弾くことを指します。音を文字で表すと「ジャン」とか「ジャカジャカ」という感じです。
この”ストローク”には、上から下に向かって弾く「ダウンストローク」と下から上に向かって弾く「アップストローク」の2つがあります。そしてこれらを交互に行うことを「オルタネイトストローク」といいます。
この”ストローク”という言葉は、主にコードなどの2本以上の複数弦を鳴らす場合に使います。1本だけ鳴らして単音で弾くような場合にはストロークとは言わず、次の項で解説する”ピッキング”という言葉を使います。
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ギターのピッキングとは?
ピッキングとは、ギターの弦をはじくことをいいます。こちらは、弾く弦が1本(単音)、複数(コード)に関わらず”ピッキング”と呼ぶことができます。弦をはじくことを総じて「ピッキング」と呼ぶわけです。
つまり、”ストローク”は”ピッキング”の一部とも言えます。なので、ジャカジャカと複数弦を弾くようなストロークのことも、場合によって”ピッキング”と呼ぶことがあります。
先ほど解説した「ダウンストローク」「アップストローク」「オルタネイトストローク」ですが、これらは「ダウンピッキング」「アップピッキング」「オルタネイトピッキング」と呼ばれることもあるというわけです。
このことからわかるように。、”ピッキング”という言葉は単音、コードを弾く場合のどちらを指す時にも使われる言葉なのです。ですから、この言葉だけではコードを弾くこと、もしくは単音で弾くことを指すのかを判別することはできません。つまり、前後の文脈で判断する必要があるという事です。
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”ストローク”と”ピッキング”の実際の言葉の使い分け
ここまで”ストローク”は”ピッキング”の一部ということをお話しました。先述の通り「ピッキング」という言葉は単音を弾く場合とコードを弾く場合のどちらにも使います。
それなら「全部”ピッキング”で良いのでは?」と思った方もいるでしょう。ですが、言葉を使い分けた方が伝わりやすい場合があります。そのため、実際には次のように使い分けられることが多いのです。
・「ストローク」は複数弦を弾くこと。
・「ピッキング」は単音を弾くこと。
ギターを弾く人は、このようなイメージを持っていることが多いです。もちろん、複数弦を弾くことを”ピッキング”という事もありますから、明確な線引きができるわけではありません。
また、人によって「どちらの言葉を使うか」は微妙に差があります。しかし、一般的には「ピッキング」という言葉には、単音を弾くというイメージがあります。なので、コードをジャカジャカ弾くことに対しては、「ピッキング」よりも「ストローク」という言葉を使うことが多いです。
ただ、コードを弾く場合の「ピックの使い方」を解説するような場合には、ストロークではなく”ピッキング”という言葉が使われます。その他、普段からあまり”ストローク”という言葉を使わず、”ピッキング”という言葉を主に使う人もいます。
このように、これらの言葉の使い分けはあいまいなところがあります。けれど、これらのことは「”ストローク”も含めて”ピッキング”である」ということを理解しておけば文脈から判断することができます。
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ギターのストロークとは?ピッキングとは?違いを解説:まとめ
ここまで、「ストローク」と「ピッキング」、その使い分けについて解説してきました。
・「ストローク」は「ジャン」「ジャカジャカ」などのように、複数の弦をまとめて弾くこと。
・「ピッキング」は、弦を弾くこと。弾くのが1つの弦でも、複数の弦でもいう。
・「ストローク」も「ピッキング」の一部。
・使い分けのイメージは、「ピッキング=単音」、「ストローク=コード」だが、まとめて「ピッキング」と呼ぶ人もいる。その場合は文脈によって判断する。
これらを理解しておくことで、今回解説したような使い分けがあったときに、混乱が避けられます。そうすれば、様々なギターテクニックの勉強がスムーズに進められることでしょう。
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それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
B型さん