ライブ本番でミス!ボーカルや演奏で失敗したときの対処法と心構え

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

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ライブで失敗してしまうと頭が真っ白になりますよね。

そんな時の対処法を知っておけば、何とか切り抜けることができます。

さらに、ライブ前に必要以上に緊張することがなくなります。そして、質や評価を無駄に下げずに済みます。

今回は、ライブ本番で失敗したときの対処法について解説していきます。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

「何事もなかったかのように演奏を続ける」ことが基本

まず、一番大切なことは「失敗しても、何事もなかったかのように演奏を続けること」です。

その理由に以下の2つのことが挙げられます。

・失敗は意外と気付かれていない

・何事もなかったように続けることは、お客さんのためでもある

これらの理由を順に解説していきます。

失敗は意外と気付かれていないから

1つ目の理由は「意外と気付かれていないから」です。

自分自身のミスは大きく感じるものですよね。けれど、意外にも、お客さんは気付いていないことが多いものです。

にもかかわらず、表情や発言から、失敗したことを自ら明かしてしまう人もいます。

それはしないようにしましょう。なぜなら、それが、あなたの演奏や歌の評価を下げてしまうことになるからです。

もしかすると、あなたのステージに対し、良い印象を持ってくれたお客さんがいるかもしれません。そこで、失敗を明らかにしてしまうことで、その印象を下げてしまう可能性もあるのです。

また、失敗したことを明らかにするような表情や発言をしてしまうと、「負け惜しみ」にも見えます。これは、「いつもはもっと上手に演奏できるんだ!」というメッセージが伝わってしまうということですね。

これはダサいです。なので、絶対にしないようにしましょう。

何事もなかったように演奏するのはお客さんのためでもあるから

失敗しても何事もなかったかのように演奏を続ける2つ目の理由は、「お客さんのため」でもあります。

もし、あなたがライブでミスをしたとします。そのことにお客さんは気づかず、楽しく演奏を聴いています。

にもかかわらず、あなたが「失敗してしまった!」という表情をすると、お客さんはきっと不安な気持ちになるでしょう。すると、先ほどまで感じていた「楽しさ」が半減してしまいます。

そのような気持ちにさせないためにも、「何事もなかったかのように演奏を続けること」が大切なのです。

私は以前、友人のバレエのコンサートを見に行ったことがあります。

そこで、あるダンサーの方がステージ上で転んでしまいました。

それまで、楽しく見ていた私は、「大丈夫かな…?」「失敗して踊りづらくなったんじゃないか?」と心配になりました。楽しく見ていたところに、不安も生まれてしまったのです。

しかし、そのダンサーの方は、何事もなかったかのように立ち上がって、笑顔で踊り続けました。

そのおかげで、私の不安は消え、元のように楽しく観覧することができたのです。

このバレエの場合と同じように、音楽もエンターティンメントです。ですから、お客さんに楽しんでもらうことも忘れてはいけません。

あなたを応援するお客さんに、安心してライブを楽しんでもらうためにも、失敗しても動揺を見せないことが大切です。

ボーカルや楽器演奏でミスした時の具体的な対処法

ミスをしても、「何事もなかったかのように演奏を続ける」ことが基本です。

ここからは、ボーカルや楽器演奏で、どのように切り抜けるのかを具体的に解説していきます。

歌詞や音程を間違えてもそのまま歌いきる

ボーカルを担当していて、歌詞や音程を間違ってしまった時も、そのまま歌いましょう。

とは言っても、歌詞には「意味」がありますから、間違えると前後のつながりがおかしくなってしまうことがあります。なので、歌詞を間違えると「やってしまった…!!」とものすごく焦りますよね。

それでも歌を途切れさせることなく、歌いきることが大切です。

確かに、歌詞をきちんと聴いている人には、気づかれるかもしれません。でも、ライブではそれに気付かれないことも多いです。

なぜなら、それぞれのお客さんが集中しているポイントは異なるからです。楽器演奏に集中する人もいれば、演者の表情に注目している人もいます。また、音響の質に耳を傾けている人もいます。

このように、全ての人が歌詞だけに集中しているわけではありません。ですので、間違っても、気づいていない人は意外と多いのです。

私自身、ある曲の2番のサビのところで1番の歌詞を歌う、というミスをしたことがあります。

しかも、2番のサビの最後は、1番とは少しメロディーが違っていました。そのため、文字数が合わず、どのように歌えば良いのか迷いました。

この時、「1番と2番の歌詞を混ぜて歌う」というとっさの判断で切り抜けました。確かに歌詞の文脈はおかしくなりました。でも、この場面で歌を止めてしまっていたら、会場全体が変な空気になっていただろうと思います。

このように、ミスしてしまった時、そのことに焦ってまごまごとしてしまう方がかっこ悪いです。

ですから、素知らぬ顔で、そのまま歌いきってしまいましょう。

歌詞を忘れても「音」を絶やさない

ボーカルさんが怖いのは、「歌詞を忘れる」という失敗ではないでしょうか。

私も忘れたことがあります。とても焦りますよね。

そうなったら「ラララ」でも「ドゥドゥドゥ」でも良いので、音を絶やさずに歌い続けましょう。なによりも、「歌をやめてしまわないこと」が大切です。

このように「ラララ」で歌えば、歌詞を忘れたことはバレるかもしれません。けれど堂々としていれば、お客さんに与える不安感も軽減できます。

私は子供の頃、NHKの「のど自慢」という番組が好きで、よく見ていました。

一般人が、大勢のお客さんの前で歌を披露するというものです。そこで、緊張のあまり歌詞を忘れるという出演者の方もいらっしゃいました。

その時、歌うのをやめて不安そうに立っている、という光景を見たことがあります。

そのような場面を見て、私は不安になりました。これを見終わった後は、少し残念な気持ちになったものです。

これに対して、ある音楽番組で歌手が歌詞を忘れ、とっさに「ラララ」で切り抜けた、ということがありました。

これを見て、私は「ん?今何が起こった??」と思ったものの、不安な気持ちにはならなかったんですね。

このように、歌詞を忘れてしまったときは、その乗り切り方が重要になります。失敗しても、堂々とエンターテインメントを完成させられるかということが試されます。

このような大きなミスも、堂々と切り抜けられれば、印象が上がることもあります。ですから、そこを見られていると考え、歌い続けるようにしましょう。

楽器演奏でミスした時の対処法

楽器演奏でミスした時も「何事もなかったかのように」演奏を続けることが大切です。

先述した通り、演奏中に音を間違っても気付かれていないことも多くあります。

ですので、いくつか音をミスしたくらいなら、そのまま素知らぬ顔で演奏します。「これで合ってますけど?何か?」というくらいの顔をしておけば良いのです。

そうすれば、間違いに気付いたとしても、お客さんは「わざとなんだな」「ライブバージョンなんだ!」とポジティブに考えてくれることもあります。

しかし、演奏している時に突然頭が真っ白になり、何をどう演奏してよいのか分からなくなることもあるかもしれません。

そんな時には、私は次の2つの方法で切り抜けてきました。

まず1つ目は、「音を絶やさず何かしら弾き続ける」という方法です。

分からなくなっても、指を動かし、何かしらの音を鳴らします。リズムに合わせて音を出しても、「ポーン」と鳴らすだけでも良いでしょう。

その間に、心を落ち着けて、弾くべき内容を思い出します。

2つ目は、「弾くのをやめ、キリの良いところから再び演奏を始める」という方法です。

先ほど紹介したように、基本的には、音を鳴らし続けるという方法で切り抜けます。

けれども、分からなくなった箇所によっては、弾くのをやめて「音を止める」という方法を取ることもあります。

私は、1人で弾き語りをしているので、これをすると「歌だけ」になります。演奏がとまり、歌だけが響くという状況ですね。これが意外に良かった、ということもありました。

どちらの切り抜け方をしたとしても、表情は「これが正解です」というように、堂々としておくことが重要です。

まとめ

ここまで、ライブでミス、失敗したときの対処法について解説してきました。

・ミスしても、気付かれていないことも多いので、何事もなかったかのように堂々と演奏を続けることが重要。

・動揺を見せずに演奏を続けることは、お客さんのためでもある。

・ボーカルで歌詞を間違えても、そのまま歌い続ける。

・歌詞を忘れても「ラララ」で歌うなど、音を絶やさないようにする。

・楽器演奏でも、音を絶やさないことが基本だが、ミスした箇所によっては一度演奏を止める方法も有効。

これらのことを知っておくことで、失敗しても切り抜けることができるようになります。

そして、ライブ前に必要以上に緊張することがなくなります。また、質や評価を無駄に下げることもなくなります。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

B型さん

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