仕事をしながら活動できる?音楽と仕事の両立について

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

twitter @sauripon

仕事や学業と音楽を両立できるか、不安に思う人は多いですよね。

音楽活動をしているけれど仕事が忙しい…

就職が決まったけれど、これから音楽活動が続けられるか心配…。

就職が決まった時にバンドマンだった私は、仕事をしながら音楽を続けることができるのかとても不安に感じていました。

友人の紹介で出会った占い師さんに占ってもらったほどです。笑

しかし、就職とライブハウスへの転職などを経験したことで、これらを天秤にかけてどちらかにする必要はないのではないかという答えに行きつきました。

結論から言うと、私は正社員をしながら音楽活動することは可能であると考えています。

今回は自分の経験を基に、仕事をしながら音楽を続けた方が良いと考える理由をお伝えしたいと思います。

こちらの記事と同じ内容の動画をYoutubeで一般公開しています。

夢見ている形は?

あなたは、どんな音楽活動がしたいですか?

そしてその先にどんな目標を描いていますか?

ライブをたくさんして、いつかどこかのレコード会社からメジャーデビューしたいですか?

それとも、大々的なデビューはしなくてもなんとかプロとしてやっていきたいですか?

様々だと思います。それに向かって何が必要か考えてみてください

お金ですか?時間ですか?どちらも、ですか?

何をしていても時間はない

私は、大学卒業後一般企業に就職しました。

当時、人員不足で8:00に出勤し、22:00頃帰宅という毎日を送っていました。

時間がないと悩んだ末、音楽関係の仕事なら融通が利くのではと期待し、ライブハウスに転職。

それだけでは生活が難しいのでコンビニで掛け持ちのアルバイトをしました。

仕事を掛け持ちするのですから、当たり前ですが結局時間はできませんでした。

時間に余裕が欲しくてなったフリーター。

そうすると収入が減るので働かなければならないし、時間は結局なくなります。

今の生活を含めて思うことは、何をしていても“時間は基本的にない”のだということです。

今の生活と比べると当時の独り身生活の方が時間はありました。

しかし、数分単位での隙間時間を見つけ、自分の目標に向かう時間を作っているという実感は今の方があります

絶対にお金は必要

フリーターになりたてのとき、「時間はあるがお金がない」という状況に陥りました。

日々の生活費だけでなく、健康保険や年金、住民税など生きていること自体にお金がかかるということを知りました。

それに加え、音楽活動となるとスタジオ代や交通費、ライブ出演料などがかかってくるわけです。

生活することとお金は切っても切れない関係にあります。

フリーターになっても、正社員として働いても時間は結局いつもない、というお話をしました。

同じように、どちらにもお金はかかるのです。

このように考えられないでしょうか?

時間もお金もないという不安の中で音楽活動をする方がいいのか。

安定した収入を得て、あとは時間をどのように作り出すかという中で音楽活動をする方がいいのか。

さて、あなたはどちらが良いと思いますか?

ライブ活動の先にあるものは?

ライブ活動をするのは、もっと自分の音楽を広めたいと考えてのことだと思います。

正社員になると、これがなかなか出来ない。

バンドメンバーの日程が合わなければ、ライブがどんどん遠ざかっていき、“夢”のようになる…。

ここで考えてほしいのは、「ライブ活動をしてどういう状態に持っていきたいのか」「果たして、頻繁にライブをする必要があるのか」ということです。

沢山ライブをしていれば、いつかレコード会社から声がかかるかもしれない。

実際のプロミュージシャンのエピソードでそんな話も聞きますよね。

果たして、その確率ってどれくらいなのでしょうか。

日本の総人口は1億2千万余り(平成30年7月1日現在)。

日本にはメジャーレコード会社が50社前後あるようです(Wikipediaより)。

その中でスカウトに携わっている方ってどのくらいいるのでしょう…?

こう考えると、その人に出会える確率ってものすごく低く、奇跡レベルではないのかと思えてきます。

こんなに小さな確率に希望を抱いて、ライブ活動をするのは途方もない活動に思えてきませんか。

また、「メジャーアーティストになれなくてもファンがいっぱい欲しいから、ライブする。」という方もいらっしゃると思います。

ファンになってもらう方法は、本当にライブしかありませんか

目の前にある、折角の“安定”をすべて投げ打つ前に、この“他の方法”を探ってみるという1段階を挟んでみませんか。

正社員であることのメリット

私は、今回の比較対象とした正社員とフリーターの両方の立場を経験しました。

正社員であれば、日常のお金に基本的に困らないだけでなく、音楽に使えるお金も増えます。

当時はバンドでエレキギターを弾いておりましたので、新しいエフェクターや宅録の機材などその他諸々に使うお金がありました。

そういったことにお金は使うというのは、ミュージシャンにとって「より良い音楽」を作るために必要なことと言えると思います。

それが出来ないと音楽的な面で妥協の一途を辿ることにもなりかねません。

よく「時間はお金で買える」なんて言いますよね。

中学の卒業式の時、時間を大切にしなさい、と担任の先生がこの言葉を贈ってくださいました。

正社員で時間がないなら、洗濯機や掃除機を高機能なものに変えたり、食事もキットになっているものを購入したり、身の回りの道具を便利なものに変えるという時間の買い方が出来ますよね。

一方で、それが出来ない場合はすべてにおいて不便な方法をとらなければならないので時間がかかります。

こういったところから、

正社員として仕事を持ちながらの活動は、経済面の安定だけでなく、時間も作りながら活動できるというメリットがあります。

もちろんフリーター自体を否定しているのではありません。

フリーターでよかった点というのも実際あります。私自身はその経験が無駄だったとも全く思っていません。

しかし今回、安定的に音楽活動ができるのはどちらなのかというところに焦点を当て、

自分の経験を踏まえて考えてみました。

お仕事に精一杯で、音楽に対する思いが強まっている方にとっては、自由な雰囲気のフリーターという道が輝いて見えるかもしれません。今すぐにでも音楽ばかりの生活に飛び込みたいと思うことでしょう。

何を隠そう、私自身がそうでした。

けれど一度立ち止まって、正社員でいることのメリットにも目を向けてみてほしいのです。

まとめ

以上のように、正社員として仕事をしながら音楽活動を続けるのが良い方法だと私は考えています。

お金がすべてではない!ということは事実だと思います。

しかし、生きることや音楽活動にお金が必要であることもまた事実です。

私は自分の身をもって、何年もの大切な時間を使った結果、このことに気づくことが出来ました。

音楽人生プランを立てられる際の参考にして頂ければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

   
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