好きなことは仕事にしてはいけない、は洗脳!?

Pocket

こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

誰もが、音楽を含めて、好きなことを仕事にしたいと夢見ているのではないでしょうか。

「好きなことは趣味でした方がいい。仕事にすると嫌いになる。」こう言われたことがある方は多いでしょう。

私もその一人です。

しかし、実際は好きなことを仕事にしている人も存在します。

そんなことから私はこの考えに対して疑問を持つようになりました。

そこで今回は、「好きなことを仕事にすると嫌いになる」ということについて、私の意見を述べてみようと思います。

「好きなことを仕事にしてはいけない」という人は

好きなことを仕事にできるのはほんの一握り、とよく言いますよね。

それなのになぜかみんな口をそろえて「好きなことは仕事にするとしんどいよ、嫌いになるよ」と言います。

そう言っている人たちの中で、一度でも実際に「好きなことを仕事にしたことのある人」ってどのくらいいるんだろうか、と思いませんか?

一握りのはずなのに、どうしてその「辛さ」を知っているのだろう?と思うのです。

他人から聞いたとか、本で読んだ、ということもあるかもしれません。

けれど、その辛さや幸福感はただ他人から聞いた話であって、その人の経験ではないのです。

そういう意見というものは果たして信用できる「本物」なのでしょうか。

好きなことを勘違いしていないか

「自分は昔経験したからわかる。」という人もいます。

私もそのように言われたことがあり、そのときは「やっぱりそうなのかな。」と思っていました。

ただ「好きなことを勘違いしている」可能性もあるのではないか?とも思うようになりました。

 

例えば、旅行が大好きなAさんがいたとします。

Aさんは就職活動の時に「私は旅行が好きだから旅行代理店で働こう!」と思いました。

けれど、就職したAさんはこう思います。

「せっかく好きなことを仕事にできたのに、思ってた感じじゃなかった…。なんか旅行のこと考えるのが嫌になってきた…。やっぱり好きなことって仕事にしない方がいいんだな…。」

これって、ちょっと変だなと思うのです。

Aさんは旅行が好きです。けれど旅行代理店に就職し、Aさんは旅行ができるようになるわけではありませんよね。

旅行代理店の仕事は、宿泊や観光がセットになったパッケージツアーの企画や販売をしたり、それに付随する手続きなどです。

Aさんは自分が旅行することが好きなのであって、誰かの旅行の仲介をすることはもともと好きでなかったのだろう、と私は考えます。同じ「旅行」というワードが入っていますが、旅行の何が好きなのかを勘違いしていたのではないかと思うのです。

一見好きなことを仕事にしているように見えたAさんですが、実はAさんは本当に好きなことを仕事にしていたわけではなかったのではないでしょうか。

こういった勘違いで、もともと好きだったことを嫌いになってしまったという人もいるのだろうと思うのです。

Aさんは旅行関連の仕事を“選び”ました。

もし、あちらこちらを旅しながらできる仕事を考えて新しいビジネスを始めていたら、結果は違ったのではないでしょうか。

私自身の経験から

私は音楽活動をしています。

大学を卒業後、一般企業に就職しましたが音楽のことを考える時間が欲しい、好きなことを仕事にしたいとライブハウスに転職しました。主にライブのブッキングスタッフとして仕事をしていました。理想とは違ったために、結局退職しました。

この詳細については「音楽活動のため、ライブハウスに就職した人の末路」という記事でご紹介しています。

その経験を通して、思うことがあります。

私は確かに音楽が好きで、たくさんの音楽に触れる機会を手に入れることが出来ました。

ただ、私の本当に好きなこと、やりたいことというのは自分の音楽活動をすること。

それなのに、他のミュージシャンのブッキングをすることが仕事になっていました。

確かに「もう嫌だ!」と思いましたが、それを「音楽が嫌いになった」と一言で片づけるのは違うと思いました。

自分の指標で生きる

先ほどのAさんの例で挙げたように、好きなことを仕事にするには今存在している仕事を“選ぶ”のではなく、新しいビジネスを作っていかねばならないかもしれません。

それは絶対に簡単なことではないし、既存の仕事を“選ぶ”ことよりもはるかに厳しいと思います。きっとどこかに属するよりも、もっと強い覚悟が必要です。ですので、楽天的に考えることは確かに甘いと思います。

けれど、進もうとしている人に対して、諦めさせるために

「好きなことを仕事にしてはいけない。嫌いになるよ。」と言うのは、もはや呪いや洗脳のようだと思います。

新しい何かを作り出す人かもしれない、それはどんな人にもある可能性だと思います。

それを外の人間が、勝手に「嫌いになる」なんて未来を決めて良いものなのでしょうか。

仮に好きなことを仕事にして、やり尽くした上で嫌いになったのなら、それは良いことだと思います。そこまでできたら、本望じゃないでしょうか。

私も喜んで音楽をやめると思います。

このことだけでなく、世間には昔から言われているいわばテンプレートのようなことが沢山あると思います。

情報があふれる時代です。

その発言は本当に正しいのか?ということを自分で考えて生きていく、ということは本当に大切なことだと思います。

さいごに

「好きなことを仕事にしてはいけない」という使い古されたことに対して、私はこのように考えています。

とはいっても、今すぐに、大きく動き出すことは難しい!という方もたくさんいらっしゃると思います。私もそのひとりです。

けれど何か成し遂げたいことがあるのなら、それに向けて1日5分でも、1つだけでも動き出すことはできると思うのです。

千里の道も一歩から

今日、あなたは目標に向かって何をしますか?洗脳から自分を解き放っていきましょう。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました!

   
関連ページ