カラオケでもよく見る!歌の「フォール」の意味や出し方のコツ

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

Twitter→@sauripon

「歌の『フォール』って何?」「どうやって出せばいいの?」と疑問に思うことがありますよね。

「フォール」の出し方には、ちょっとしたコツや注意すべきことがあります。これを理解することで、できるようになります。

今回は、歌の「フォール」について解説していきます。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

「フォール」とは?意味は?

「フォール」とは、本来の音から、低い音に滑らかに下げるボーカルテクニックです。これは、「落ちる」という意味の英単語「fall」から来ています。つまり、音程が「落ちる」わけですね。

これは、一般的にフレーズの終わりで使われます。それによって、切なさや嘆き、気だるさや色気などを表現することができます。

このテクニックをよく使う有名人の1人に、Mr.childrenの桜井和寿さんが挙げられます。次の動画は、「Mr.children」の『sign』という曲です。これの歌い出し、「届いてくれるといいな」の「な」に注意して聴いてみましょう。

「な」の最後の部分が、少し下がり気味ですよね。これを文字で表すと、「な⤵」という感じですね。

もし、ここを「なー」と伸ばしただけだったらどうなるでしょうか。おそらく、棒読みのようになり、どのような感情かが伝わりにくくなると思います。ですが、ここに「フォール」を用いることによって、切なさや少し憂いのある感じが表現されていますよね。

また、この「フォール」によって、気だるさがかっこよく表現されていると思うのが、こちらの曲です。

この曲のサビ、1:12あたりがそれに当たります。このフレーズの最後の音程が下がっているのがわかるでしょうか。文字で表すと、「もっとーー」ではなく、「もっとー⤵」という感じになっていますよね。

これによって、気だるさや色気を感じることができますよね。

これらのように、「フレーズの終わりに、音程を本来のところから滑らかに下げる」のが、「フォール」というボーカルテクニックです。

「フォール」の出し方やコツ

下げる感覚は「あぁ、えぇ、まぁ」

「フォール」を入れる際、どのくらい下げれば良いのかわからないことがあるでしょう。

そんな時に思い出してほしいのが、日常の会話で使う「あぁ、えぇ、まぁ」です。

例えば、「最近仕事はどう?」と聞かれ、なんとも答えにくい場合に、「あぁ、えぇ、まぁ…」と答えることがありますよね。これを発音してみると、「ぁ」で音程が下がっているのがわかるでしょう。

このくらいの感覚で音程を下げると、自然な「フォール」になります。

好きな歌手を真似る

「フォール」をマスターするのに最適な方法は、好きな歌手を真似ることです。

このテクニックは、「ここで音を下げるぞ!」と気合を入れてすることは、あまりありません。どちらかというと、感情表現しようとしたら“音が下がった”くらいのものです。

ですから、出し方を練習しようとしても、感覚がよくわからないということがあるでしょう。その感覚を学ぶために、好きな歌手の真似をするのです。

つまり、理論的に学んで出そうとするより、感覚で習得するのが速いということです。

歌詞を理解しておく

「フォール」を入れるために大切なことの1つに、「歌詞を理解する」ことが挙げられます。なぜなら、このテクニックが「憂い」を感じさせるものだからです。

先述の通り、「フォール」を用いることで、切なさや嘆き、気だるさや色気などを表現することができます。これらはすべて、「憂い」のある感情ですよね。

ですからこのテクニックは、そのような感情が表れている部分で使う必要があります。そのためには、歌詞をきちんと理解しておくことが大切です。

注意点

このテクニックを用いる際に、注意すべきことが2点あります。これらを順に解説していきます。

「多用」に注意

1つ目は、多用しすぎないということです。それは、多用してしまうと「音痴」に聞こえたり、鬱陶しい感じになったりするからです。

この「フォール」は、本来の音からあえて外していくテクニックです。ですから、歌のあちらこちらで多用すると、全体的に「外れた音」が多くなり、不安定な印象を与えます。その結果、音痴に聞こえてしまい、鬱陶しくなるということなのです。

ですから、「ここぞ」というところで使うようにし、メリハリのある歌にしましょう。

無意識に出てしまう人は注意

2つ目の注意点は、「フォール」が無意識に出てしまう人は、修正が必要であるということです。

先ほど解説した通り、これは、本来の音からあえて外していくテクニックです。

これが無意識に出てしまうということは、多用している可能性があるということです。多用した場合のデメリットは、先ほど解説した通り、鬱陶しく音痴に聞こえるということです。

ですから、録音した自分の歌などで、無意識に「フォール」が出てしまっていると感じたら、歌い方を修正しましょう。そのためには、「フォール」なしで歌う練習をするのが良いでしょう。それができるようになったら、アクセントのように取り入れてみましょう。

そうすることで、「フォール」の効果が発揮され、メリハリのある歌にすることができます。

まとめ

ここまで、「フォール」のやり方やコツについて解説してきました。

・「フォール」とは、本来の音から、低い音に滑らかに下げるボーカルテクニック。フレーズの終わりで使われ、切なさや嘆き、気だるさや色気などを表現できる。

・日常会話で使う「あぁ、えぇ、まぁ」の感覚で下げると、自然な感じで出せる。

・早く習得するためには、好きな歌手の「フォール」を真似すると良い。

・歌詞をきちんと理解しておく。

・多用しすぎず、メリハリのある使い方をすることが大切。

・無意識にしてしまう場合は、「フォール」なしで練習し、癖を修正しよう。

これらを理解することで、「フォール」をうまく使えるようになります。さらに、このテクニックがうまく使えるようになると、表現力が増すこと間違いなしです。

それでは、最後までお読みくださりありがとうございました!

B型さん

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