リズム音痴、リズム感がない…歌のリズムの取り方4つの練習法

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

Twitter→@sauripon

歌は好きなのに、リズム感がないことが悩みという人は多いですよね。

私も苦手なリズムの曲だと、何度歌っても上手くいかないということがありました。

自分にはセンスがないんだ…と悲しくなったこともあります。

でも、実は練習で克服することができるんです。

自分には難しいと感じる曲に挑戦する時は、今でも実践しています。

そこで今回は、リズム音痴を克服する4つの練習法についてお話してみたいと思います。

 

↓この記事の内容を動画でも説明しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

リズムが合わない理由

歌っているときにリズムが合わない原因に、以下のことが考えられます。

・体に曲のリズムが染みついていない

・歌に気を取られすぎている

・普段リズムを意識していない(慣れていない)

これらを克服することで、歌うときにリズムを取りやすくなります。

曲を聴くときにリズムを意識し、体に染み込ませる

歌というと、“演奏に歌を乗せる”というイメージを持っている人が多いです。

曲を聴くときに、メロディーだけを追っていることがあるのではないでしょうか。

 

このイメージだと、歌っているときにも、自分の歌だけに集中してしまいがちです。

それだと、リズムよく歌うことが難しくなります。

自分もリズムを感じつつ、演奏に合わせていくイメージを持つ必要があります。

 

このように、歌うときは“演奏”と“自分の歌”のどちらも聞かなければなりませんから、体に曲のリズムを染み込ませておくことが大切です。

 

ドラムはもちろん、ギターやベース、ピアノなどの楽器演奏では、メトロノームを使ってテンポを保つ練習をします。

それと同じで、歌もリズムを意識した練習が必要なのです。

そうして、歌のリズムを体に染み込ませるのです。

メトロノームは必須?

リズムを意識して、歌の練習をしましょう、ということをお話しました。

「じゃあ、他の楽器と一緒でメトロノームが必須なの?」と思いますよね。

あるに超したことはありません。

しかし、あなたが既存の曲を歌おうとしている場合、それは必ずしも必須ではありません。

 

歌う曲のCDなどを聴きながら、リズムに合わせて体を動かしてみましょう。

体や肩を揺らしたり、テーブルをトントンと叩いてみたりして。

アップテンポな曲なら、踊ってみるのも良いですね。

 

このようにCDや演奏をよく聴きこみ、歌いたい曲のテンポを体に染み込ませましょう。

体を動かしてリズムを取りながら歌う

曲のリズムをある程度覚えてきたら、歌ってみましょう。

リズムは体に叩き込んだはずなのに、歌うとリズムがずれてしまう…。

こんな事もあるかもしれません。

そんな時は、体を動かしながら歌うのがおすすめです。

足踏みして歌う

そんな時は、リズムに合わせて足踏みしながら歌ってみましょう。

このように、体全体を動かしながら歌うと、リズムが取りやすくなります。

 

この方法は昔、ある雑誌の“モーニング娘。”のインタビューで知りました。

当時のメンバー、石川梨華さんは、歌のリズムを取れずに悩んでいたそうです。

その時、プロデューサーであるつんく♂さんが、この“足踏みしながら歌う方法”を勧めたそうです。

 

「こんなことで本当に取りやすくなるの?」と半信半疑でやってみたら、意外にも本当でした。笑

リズムって体で取るものなんだなぁ、と思った瞬間です。

一度、好きな曲で試してみてください。

全くどこも動かさずに歌う場合と、足踏みして歌う場合を比べてみると歌いやすさの差が感じられると思います。

膝を叩きながら歌う

膝をパンパンパン!と大きく叩きながら歌うのもおすすめです。

曲を流しながら、リズムに合わせて手を膝に打ち付けてみましょう。

こうすると、歌っているときでも「パン!パン!」と音が鳴るのでリズムが取りやすくなります。

日ごろからリズムに親しもう

リズムが取れない、と悩んでいる方の大半は「リズムを取り慣れて」いません。

音楽や踊りが盛んな地域で育った人は、リズム感がある人が多いです。

例えば、数々のミュージシャンを輩出している沖縄。

沖縄は踊りや音楽が文化として土地に根付いていますよね。

お祭りや祝い事の最後に、参加者全員で踊る“カチャーシー”は有名です。

私も、親類の祝い事で何度か参加したことがありますが、子どもから大人まで本当に楽しげに踊るんですよね。

 

また、阿波踊りで有名な徳島県。

小さい子どもでも一心不乱に踊っている光景を目の当たりにし、感動したことがあります。

 

なぜ、皆がこんなに踊れるのかというと、小さい頃から“リズムを取って”踊っているからですよね。

 

ですので、リズム音痴だと感じている人は、日常的にリズムを感じながら音楽を聴いてみましょう。

音楽に合わせて料理や掃除をしてみるとか、歩いてみるとか。

リズムを感じる機会が増えると、“リズム感”は少しずつ育っていきますよ。

とあるドラマーの例

リズム感を育てるために頑張っている人と言えば、ドラム担当者、“ドラマー”さんです。

たくさんの打楽器を融合させたドラムセットを演奏するドラマーさんは、バンドのリズムを任されています。

他の楽器はドラムに合わせて演奏するため、高度なリズム感が求められます。

 

大学のサークルに入り、ドラムを始めた友人の話です。

バンド全体のリズムをつかさどるのは、初心者にとってはかなり難しいことです。

こう言っては何ですが、初めはガタガタの演奏でした。

しかし、彼女は行く先々でリズムを取り始めるようになりました。

両手の人差し指で、机やひざをカタカタと打つんです。

カフェで話しているとき、電車を待つとき、乗ったとき…。

椅子に座ろうものなら、今流れている音楽のリズムを取り始める。

いつもカタカタやるので、うるさい!と言われることも。笑

そんな練習が功を奏したのか、一緒に演奏していて、安心感のあるドラマーになりました。

 

リズムを取り慣れることが大切、ということがお判りいただける例でしょう。

ここまでやれ!というわけではありません。

普段好きな音楽を聴くときに、メロディーだけでなくリズムを楽しむ聴き方をしてみてはいかがでしょうか。

難しいバラードのテンポをとるための練習法

ノリの良い、テンポの良い曲よりも、意外にテンポをとるのが難しいバラード。

ゆったりしたテンポだから、足踏みもし辛い…。

そんなときは、テンポを遅めに見積もってしまっている可能性があります。

宇多田ヒカルさんの「First Love」を例に挙げてみましょう。

この曲のテンポは、「♩=88」だそうです。

1分間に四分音符(♩)が88回打てる速さということなんですが、それではなんだかよくわからん…。

テンポ88でメトロノームを設定し、それに合わせて歌ってみると、こんな感じです。

メトロノームが「ピッピッピッピ」とリズムを刻んでいる音が聞こえたと思います。

このくらいの速さで、手拍子や足踏みをすれば、歌いやすくなります。

 

バラードのリズムが取りにくい!と感じている人は、これを半分のテンポでリズムを取ってしまっている場合があります。

88の半分なので、「♩=44」ということです。

今度は、メトロノームをテンポ44に設定し、歌ってみます。

リズムが取りにくく、とても歌いにくい…!そりゃ、手拍子も足踏みしづらいです。

バラードのゆったりした雰囲気に流されて、このくらいかな?って思っちゃうんですよね。

 

「あれ?手拍子も足踏みもしにくいぞ?」と思ったときは、その2倍の速さでテンポを取ってみると取りやすくなるかもしれません。

まとめ

今回は、歌のリズム音痴を克服するための4つの練習法をご紹介してきました。

まとめると、

・リズムに気を向けて、曲を聴いてみる。

・体を動かしてリズムを取りながら歌う。

・日ごろからリズムに親しもう。

・バラードでゆっくりとしたリズムが取りにくい時は、2倍の速さで手拍子してみよう。

ということでした。

 

この記事でご紹介したことを1つずつ取り入れてみることで、リズム感が育っていくでしょう。

リズムを楽しみながら歌える日も決して遠くないはずです!

 

是非、練習に取り入れてみてくださいね。

応援しています!

 

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

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