こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。
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鼻の下のほくろがコンプレックスで、顔に自信が持てなくてつらい…。
こんなふうに悩んでいる人は、きっと少なくないと思います。
何を隠そう、私自身がそうでした。
大人になったら美容外科で除去するんだ!なんて思っていました。
でも、今もそのまま置いてあります。
今では、取らないで良かった!という認識です。
今日は、鼻の下のほくろとの向き合い方についてお話してみようと思います。
増える鼻の下のほくろ
私の鼻の下には今現在、4つのほくろがあります。
中学生ごろまでは2つだったんですが、増えました。
4歳頃の写真を見ると1つ…。確実に増えています。泣
中学生の頃、悩みすぎてカミソリで削ってみたことがあります。
痛くて途中で挫折しました。
その後、ほくろはひと回りサイズアップし、更にぷっくりと立体感を増しました。
自分で削るものじゃないです、ほくろは。
尽きない顔の悩み
自分のほくろを強く気にするようになったのは、小学生5年生の時です。
男の子とのけんか中に「この鼻くそ野郎!」と言われたことがきっかけでした。
他に何を言われても「ふんだ!」と思っていたものですが、これだけはグサッときました。
それまでも、何となく気になっていたんでしょう。
こんなに強く言われることがなかったから、自分でも見ないふりが出来ていたんですね。
この一件から、私の“鼻下ほくろ”での苦悩が始まりました。
「ほくろがあるから、自分は不細工だし、好きな人とか出来ても恥ずかしいだけだよな…。」
「仮に恋愛できたとしても、鼻の下にこんなマヌケなほくろがあったら、チューするときとか笑っちゃうよな…。」
「自分には恋愛とか…無理だな…。」
いつもウジウジと考えていました。
鏡を見ては、ほくろを指で隠してため息ばかり。
「これがなかったら、意外とイケてたかもしれん…。」なんて思っていました。笑
高校生の頃には、大人になったら絶対にほくろ除去手術を受ける!!と心に決めていました。
自分をだまし続けた青春時代
こんなに悩んでいた私ですが、なんとかポジティブに捉えようともしていました。
小学6年生の時に思いついた方法が、“敢えてチャームポイントと言ってみる”。
当時、女の子の中で“プロフィール帳”が流行っていました。
友人に、名前や住所の他、好きな食べ物や芸能人を書いてもらうものです。
そこには必ず、自分のチャームポイントを記入する欄がありました。
半ばやけくそですが、そこに“鼻の下のほくろ!”と書いてみることにしたのです。
書くと「ほくろなんや!」と笑われるので、初めは勇気が必要でした。
でも、そこでまた「そうやねん。いいやろー?」って冗談で言ってみたんです。
すると不思議と場の空気が悪くならない。
おばちゃんなんて、悪気なく「うまいことついてるね!」って言ってくるんですね。
いちいち傷ついていたんですが、私はこんな時にも言うようにしていました。
するとそのうちに、ほくろが付いているからこその“いいこと”を考えるようになっていきました。
「占いでは、将来お金や食べ物に困らないらしい。」
「私だけのネタにできる。みんなに笑ってもらえるし、楽しい。」
「顔を覚えてもらいやすい。」などです。
こんなことを高校生の頃までやっていました。
その後、だんだん「鼻の下のほくろ」のことを考える時間も減っていきました。
度重なる肯定的な発言で、「このほくろはいいものだ!」と自分の頭が洗脳されてしまったんですね。
ほくろを受け入れる選択をした理由
とはいえ、ほくろを取った方がきっとマシな顔になれる、という認識はありました。
卒業間近の高校3年生の時に、ふと考えたことがありました。
「同窓会の度に、みんな可愛くなっていくんだろうな。私もなれるかな?ほくろはどうしよう?再会した時、ほくろがなくなっていたら皆どんな反応するんだろう?」と。
なくなっていたら、「気にしてたんだ…。」と哀れに思われる。
自分はここまで、さんざん「チャームポイントです!」なんて言ってきたのに。
そんなふうに筋が通らないことがおかしくて悔しくて、「このままでいこう。」と決めたのです。
ほくろを除去しないで良かったこと
一度、この大きなコンプレックスと向き合い、乗り越えたことで自分を認めることが出来るようになったと思います。
“他人からどのように見えているか”ということばかり気にして生活していた10代の頃。
それはとても辛いと感じていました。
流行やブランドよりも、他人と違うと感じても、これが自分だと思えるようになりました。
随分と生きやすくなったと感じています。
また、自分のコンプレックスや悩みと向き合う力が身に付いたのはとても良かったと思います。
コンプレックスを一度除去してしまうと、次に他の悩みが出てきたときにも、その原因を取り除きたい!と思いますよね。
でも、それを追い求めるのは果てしないです。
人間は欲のある生き物ですから、もっともっと!と考えてしまいます。
そんなことで悩んで「どうしよう!」と走り回るよりも、その悩みの根源と徹底的に向き合って乗り越えてしまう。
長い目で見ると、その方が楽ちんなのではないかと私は考えています。
そして乗り越えた今だから言えることは、「みんなそんなに自分のほくろに興味を持っていない」ということ。
たまにはいますよ。
お節介にも「そのほくろ、縁起いいから絶対取ったらあかんで!!」なんて励ますように言ってくる人が。
気にしていると思われること自体心外なので、「さらさらないわ!」とちょっとイラッとします。笑
そう言ってくる人が強く心に残るので、いつも見られているように思いがちです。
でも、みんな結局自分の悩みで精一杯ですし、そんなに人の事なんて気にしていないのです。
仮にほくろのことで何か思われていたとしても、本人が堂々としていれば周りの人も「そういうもんか。」って騙されていくと思います。
もし、あなたを笑いものにしたりする人がいたとすれば、むしろその人の心の方が哀れです。
「かわいそうな奴だな。こういうやつこそ誰にも好かれないだろうな。」と心の中で哀れんでやりましょう。
まとめ
今日は、鼻の下のほくろで悩み続けた私の「ほくろとの向き合い方」についてお話してきました。
自分の形を変えていくよりも、今ある自分を認めてしまう。
その方が楽だと思います。
長い人生、まだまだエネルギーが必要ですから。
コンプレックスに打ち勝つことが出来ますように!
応援しています。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました!