ギター弾き語り初心者のための3ステップ練習方法・やり方とコツ

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「ギターをかき鳴らして歌う“弾き語り”がしてみたい!でもギターを弾きながら同時に歌うのって難しい…」そんなお悩みを持つ人は多いでしょう。

私も弾き語りを始めた頃、同じように悩んでいました。思うように弾き語りが出来なくて、イライライライラ…「もう!どうやったらできるんよ!」と壁に向かってピックを投げたこともあります。笑

けれども、練習を重ねていくうちに「こうすれば良かったんだ!」ということが分かってきました。試行錯誤して練習方法をさぐった結果主に3つのステップで出来るようになることが分かったのです。

今日は、そんなギター弾き語りの3ステップの練習方法や、やり方のコツをご紹介します。

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もくじ

ギターの弾き語りが難しいのは”弾いて歌うだけじゃない”から

歌も得意、ギターもちょっと弾けるようになってきた。それなのに、なぜ弾き語りをしようとするとできないんだろう?

良い練習法を探すには、まずこの「なぜ?」という理由を明らかにする必要があります。弾き語りの練習をしている時にやっていることを考えてみると…

・歌詞を見る。

・コードを見る。

・左手でコードを押さえる。

・右手でリズムをとる。

・歌う

実は5つもあるのです!こんなにたくさんのことを一度にしようとしているんですから、頭が混乱するのは当然です。これが弾き語りの難しい理由です。

ですが、難しい理由が分かれば、それに対しての対処法を考えていけばいいんです。そうすれば、弾き語りが問題なくできるようになります。

ということで、次の項目から、弾き語りの練習方法を段階ごとにご紹介していきます。

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ステップ1・歌を先に覚えておく

先述した通り、弾き語りでは「歌詞を見る・コードを見る・左手でコードを押さえる・右手でリズムをとる・歌う」という事を一度に行います。これらのことに、同時に神経を集中させなければならない。だから弾き語りは難しい、ということでしたよね。

それなら、神経を集中させるべきことを減らせばいいのです。そのためにはまず、歌を無意識に口ずさめるくらいに覚えましょう。

ギターを始めた頃の私は、歌好きで、隙あらば歌っているような高校生でした。そのため、好きな曲は歌詞を見ずに歌うことができ、無意識に口ずさめるくらいになっていることが多かったです。

こんなふうに歌を口ずさんでいる時に「次の歌詞はなんだったっけ?」なんて考えないですよね。この”次の歌詞を考える”という作業をしないで済むようにすることが、弾き語りの第一歩になります。

無意識に“口ずさめる”状態にすれば、弾き語りの練習時、歌に神経を集中させる必要がなくなります。ただ、2番までも全部完璧に覚える必要はないです。

まずは1番だけでも覚えられれば良いです。なぜなら、まずは1番の弾き語りがクリア出来れば、その流れで2番もできるようになるからです。

このように歌詞を覚えられれば、「歌詞を見る」ことと「歌う」ことに大きな労力を割かなくて済むようになります。すると、集中すべきことが以下の3つになります。

・ギターのコードを見ること

・左手でコードを押さえること

・右手でリズムをとること。

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ステップ2・無意識に右手でリズムを取れるようにする

次のステップでは、右手で無意識にリズムを取れるようにします。

初心者の頃には、左手でコードを押さえて、右手でジャカジャカとストロークする形の弾き語りをすることが多いです。左利きの方は左でジャカジャカ、ですね。

ストロークのやり方については「やり方が分からないギターストローク!上達のコツと基本練習」で詳しく解説しています。

このストロークで曲のリズムを表現しているわけですが、これにはいくつかのパターンがあります。世の中にはあらゆる曲が存在しますが、使われるストロークパターンは割と限られています。

そのパターンの繰り返しで曲が成立していることがほとんどですから、そのパターンを無意識にできるレベルまでマスターするのです。

ギターを弾き始める前に「この曲は、どんなパターンのストロークで演奏するか?」を考えてみましょう。ただ、どのようなリズムが合うのか分からない場合もあると思います。そんな時は、楽譜に書かれているリズムを参考にすると良いです。

例えば、歌詞の上にコードが書かれている“コード譜”には、次のように右手のリズムが表記されていることもあります。

このようなものを参考にしても良いですし、慣れてきたら、自分が弾きやすいようなパターンで演奏してしまうのもOKです。そして、大体のストロークパターンが決まったら実際に弾いてみましょう。

この時、コードを覚える必要はありません。つまり、「ここはEコード、次はAコード…」というような並びを暗記する必要はないという事です。歌のように、コードを見ずに弾けるようになる必要は全くありません。

この段階では、一定のリズム、ストロークパターンを保って弾けるようになることを目指してください。ここではあくまで”無意識レベルで、右手をリズムに合わせて振れるようにすること”が大切なのです。

これをマスターすれば、集中すべきことが次の2つになります。

・ギターのコードを見ること

・左手でコードを押さえること

これで「歌詞は口ずさめるし、ギターストロークパターンのリズムも無意識レベルで取れるようになった」というところまできました。ここまでくると、なんとか頑張れそうな気がしてくるのではないでしょうか。

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ステップ3・弾き語りの練習をする

ここまでは、”歌”と”右手のリズム”のそれぞれの練習を行なってきました。いよいよ次のステップで”弾き語り”の練習に入っていきます。これをするためには、”ギターを弾くこと”と”歌う”ことを同時に行うことに慣れる必要があります。

ですから、歌と右手がある程度出来上がったら、これらを並行して進めて行きましょう。ただ、弾き語りの練習を始めると、こんな壁にぶつかることもよくあります。

・ギターが途切れてしまったり、右手のリズムが崩れてしまったりする。

・ギターで、次のコードに移動することをコードチェンジといいますが、それがスムーズにできない。

・ギターにつられて歌がおかしくなる。

これらのことは、何度も練習するしかありません。例えば、歌と合わせるとリズムが崩れてしまうのなら、そうならないところまでテンポを落としてゆっくり演奏するなどして修正していきましょう。

ここまで来たら、基本的にはギターも歌も同時に練習を進めて行くことになります。弾き語りは、ギターを弾きながら歌うことなので、この2つ同時に行う練習がとても大切です。

ただ、ギターだけの演奏があやふやな箇所を見つけたら、少し戻ってギターだけで弾ける練習をします。それができたら歌を乗せ、2つ同時にスムーズに演奏できるように練習する、というように進めて行きます。

ステップ3では、このように部分的に”ギターのみ”というような、少し戻った練習を行う事はありますが、基本的にはギターと歌を並行して進めて行くと考えてください。

弾き語りは、歌とギター2つで1つです。ギターだけの演奏や、歌のみという場合とは全然違うことをしていると考えてください。

その2つが上手く重なり合っていなければ、聞きやすい素敵な弾き語りにはなりませんから、自然に聞こえるように、何度も練習しましょう。

この3つのステップで弾き語りの練習をしていきましょう。

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応用編・歌詞もギターも覚えて表現力を磨く

ここまで解説した3ステップで弾き語りを出来るようになったら、次は全体の質を上げていきましょう。この項では、そのための1ランク上の練習をご紹介します。

有名曲をカバーする場合、コード譜を見て演奏しても全く問題はありません。しかし、これでは歌詞とギターコードを追うことに精一杯になりがちです。すると、”表現方法”の練習まで手が回りません。

この“表現方法”まで練習することができると、より素敵な弾き語りにすることができます。1つの楽器と歌という、シンプルなスタイルだからこそ、ここを練習するかどうかで大きな差が生まれます。

例えば、これを比べてみてください。

笹の葉さらさら~と「たなばたさま」を歌ってみました。

まずは工夫なしで歌ってみます。

少し工夫して歌ってみましょう。

手前味噌ながら…後者の方が工夫が感じられますよね。歌やギターを、このように工夫することができれば弾き語りの質がグッと上がります。

歌詞やギターを覚えてしまうと、この表現方法を工夫するところまで練習する余裕ができます。ある程度完成し、さらに表現力豊かに演奏したい!という方は、このように歌詞もコードも覚えて練習することをおすすめします。

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まとめ

今回は、弾き語り初心者さんのための、3ステップの練習法をご紹介してきました。

・ステップ1、歌を無意識に口ずさめるくらいに、歌詞を覚える

・ステップ2、ギターのストロークパターンを確認する

・ステップ3、歌とギターを同時にし、弾き語りの練習をする

・歌とギター・コードまで全て覚え、表現方法の練習を行うと、弾き語りの質をグッと上げることができる。

弾き語りをしている人は、みんな初めからできたわけではなく、このような工程で出来るようになっています。この「弾き語りが難しい理由とその対処法」を知っておけば、必ず出来るようになります。

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この記事が参考になれば嬉しいです。

今日も最後までお読みくださりありがとうございました。

B型さん

Twitter→@sauripon

   
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