フォークギターなどのアコースティックギター(アコギ)にストラップを付けたいけれど、付け方が分からないという人は多いでしょう。
ギターにストラップを付けると、肩にかけて立って弾くことが可能になります。また、立つ姿勢は、演奏しながら歌う「弾き語り」にも適しています。
という事で、今日はアコースティックギターのストラップの付け方を解説していきます。
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もくじ
ギターストラップとは?
「ストラップ」と聞くと、ケータイに付けるキーホルダーのようなものを想像する方もいるかもしれません。
「ギターストラップ」というのは、ギターアクセサリーの1つで、次の写真のように立って演奏するためにギターを肩からかけるために使うベルト状の肩ひものことです。
このギターストラップですが、ギターの種類によって付け方が異なる部分がありますので、付け方を順に解説していきます。
ギターストラップの片側をアコギのエンドピンに取り付ける
アコギのボディの底には、下の写真のような「エンドピン」と呼ばれるものが付いています。
ここに、ギターストラップの片方の穴を引っ掛けます。するとこうなります。
エンドピンへの取り付けはこれだけです。ただ、新しいギターストラップは生地が硬く、なかなか付けられないです。この穴に通す作業が意外と大変なんですね。
なので私は、下の写真のようにペンを通し、グリグリと穴周りを柔らかくしてから装着しました。
こうすると少し取り付けやすくなりますよ。
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ギターストラップのもう片方・ヘッド側の取り付け方は2通りある
次に、ギターストラップのもう片方をヘッド側に取り付けます。
これには主に2通りの方法があります。これらの方法を順に解説していきます。
つけるところがないなら、紐を使ってアコギのヘッドに!ギターストラップの紐のスマートな結び方
ギターストラップの片側を固定する1つ目の方法は、「ヘッド部分に取り付ける」というものです。上の写真の、赤いマル部分、ヘッドの根元に紐で巻き付けます。
ストラップを購入すると、ここに結び付けるための紐が付いてきます。この紐が付いていないものもありますが、その場合は別売りで紐を購入することができます。
この紐の取り付け方に決まりはありません。極端に言うと、弾いている時に落ちなければそれで良いですが、スマートに見える結び方をご紹介します。
まずは一旦、この紐をギターストラップから外して二つ折りにします。それを次のようにヘッド部分の弦の下をくぐらせます。
次にこの紐をギターストラップ本体に取り付けます。2本に分かれた紐の先端を、ストラップの穴の両側から通し、結びます。次の写真を参考にしてください。
何度も言いますが、このギターストラップの紐の結び方に決まりはありません。”ちょうちょ結び”でも良いですが、これだとズレやすいのが難点です。ギターストラップを取りつける時に重要なのは、「ずれないこと、取れないこと」ですから、私は固結びにしていました。
ところがこれはほどく時に大変なので、付け外しを頻繁にしたい方にはおすすめしません。取り外しやすく、かつ”しっかり”を求める方には”本結び”をおすすめします。
これはアウトドアなどでも多用される結び方で、「しっかり結べて、外しやすい」という特徴があります。「本結び」の方法が解説されているサイトは多くありますので、ネットで検索してみると良いでしょう。
また、うまく結べない場合には、下の写真のような専用グッズもあります。”ストラップホルダー”と検索してみると該当の商品が出てきます。
紐を取り付けてパチッと止めるだけなので簡単に取り付けられます。これなら演奏中にズレてくる心配もありません。アコースティックギターアクセサリの中では、今や定番商品となっています。
ギターのボディやネック根元のピンに取り付ける
ギターストラップの片側を固定する2つ目の方法は、「ボディやネックの根元についているピンに取り付ける」というものです。
あなたのアコギのボディやネックの根元には、ギターストラップを引っ掛けるピンが付いていますか?
下の写真の私のものにはありませんが、あなたのギターの赤マルの辺りにエンドピンのようなものが付いていれば、そこに取り付けます。
この場合もギターストラップの生地が硬ければ、穴にペンなどを通し、グリグリっとしてから通すと取り付けやすくなります。
このように、ボディやネックの根元にピンがついているのは、エレキギターでは当たり前のことです。
しかし、アコギの場合は付いていないことがほとんどです。その場合は、先程紹介したように「ヘッド」にとりつける方法が一般的です。
けれども、新たに「ピンを取り付ける」という方法もあります。
その場合は、楽器に穴をあけて取り付けることになります。ですから、自分でやるのではなく、楽器屋さんなどでプロにお願いしましょう。
自己流で取り付け、失敗してしまったら、「見た目が美しくない」「楽器自体の調子が悪くなる」ということになってしまうからです。そうなると修理に出さなければならなくなり、余計に費用がかかってしまうことにもなりかねません。
また、付ける位置にはいくつかパターンがありますので、そこで相談してみると良いでしょう。
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ギターストラップを付ける位置!どちらにするかは「好み」で決める
先述の通り、ギターストラップのアコギへの取り付け方は、「エンドピン+ヘッド」「エンドピン+ボディ」の2種類あります。これらの方法のうち、どれが良いかは見た目や弾きやすさの「好み」で決めます。
ギターストラップの片側をヘッドに取り付ける方法は、ネックも固定され、座って演奏する場合に近い構え方ができます。
これに対して、ボディにピンで取り付ける方法は、見た目がスッキリとした印象になります。
先述したように、エレキギターの場合は、ボディにストラップを引っかけるピンが必ず付いています。ですので、もともとエレキギターを演奏していた人は、こちらの方がしっくりくるかもしれません。
ただ、ボディやネックの根元にピンが付いていない場合、強いこだわりがなければ、あえて新たにピンを取り付けなくても良いでしょう。
それは、どの取り付け方であっても、しばらく弾いていれば慣れるからです。
私自身、もともとエレキギターを演奏していました。そのため、ヘッドに結ぶ方法は、初めは違和感がありました。でも、結局慣れてしまったんですね。
また、ギターストラップの位置、長さについては「ギターの位置が決まらない!理想のストラップの長さは?」で詳しく解説しています。是非合わせて読んでみてくださいね。
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アコギのストラップの取り付け方!ギターストラップの紐の結び方や付け方:まとめ
ここまで、アコースティックギターのストラップの取り付け方を解説してきました。
・ギターストラップの片側の穴を、ギターの底部分にあるエンドピンに通す。
・もう片方はヘッドに結びつけるか、専用の道具で装着する。専用のストラップホルダーが使いやすくおすすめ。
・ギターのボディやネックの根元にピンがある場合は、そこに付けるのも良い。
・ストラップをひっかけるためのピンを新たに付けることもできるが、その場合はプロにしてもらうのが良い。
・どちらが良いかは、見た目や弾きやすさの好みできめる。
ギターストラップを付けることで、立って弾けるようになり、演奏方法の幅が広がります。また、立つと発声もしやすくなり、弾き語りがしやすくなります。
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この記事が、あなたのお役に立ちますように。それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
B型さん