あなたは、「ギターのピッキング(ピックで弦を弾くこと)の強さ」を意識して演奏していますか?「左手ばかり気にしてしまってそこまで意識してなかった」という人は多いと思います。
ですが、ピッキングの強さは”表現力”に差を生みます。このことを理解しておくことで、あなたの演奏は確実にカッコよくなります。
ということで今回は、ベストなピッキングの強さについて考えていきましょう。
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もくじ
ギターのピッキングが強すぎるとダメな理由
ギターのピッキングでよく問題となるのは、「強くなりすぎる」ということです。
ベストなピッキングの強さを知るためにはまず、「強すぎるとなぜいけないのか?」ということを理解しておく必要があります。その理由に以下のことが挙げられます。
弦が切れやすい
まず1つ目は、弦が切れやすくなるという事です。
常に強くピッキングしていると、弦に負荷がかかります。そうすると、当然弦は切れやすくなります。ライブ中に弦を切ってしまう、なんてことは避けたいですよね。
さらに、頻繁に切ってしまうとなれば、弦代もかさみます。
演奏中に弦をよく切ってしまう人は、ピッキングの強さを見直す必要があるかもしれません。
表現力に欠け、単調な演奏になりやすい
2つ目は、強すぎるピッキングは単調な演奏になりやすいという事です。
普段のピッキングが強すぎると、それより大きな音を出したり、強くピッキングしたりすることができなくなってしまいます。つまり、「強さ」を表現することができないのです。
これを具体的に解説します。楽譜では、以下のような「強弱」を示す記号が出てくることがあります。
この図から、強弱にはこれだけ幅があるということがわかりますよね。
このうち、通常のピッキングが「ff」や「f」にあたる強さだと、それ以上に強く弾くことができないですよね。それ以上強く弾けないということは、強弱をつけられないということです。
表現力は、この強弱によって左右されるところが大きいんです。そのため、普段のピッキングが強すぎると、表現力に欠ける単調な演奏になってしまう、というわけです。
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ピッキングが強くなってしまう原因
この問題は、特に
・アコースティックギター(アコギ)を弾く人
・アンプに繋がずにエレキギターを練習する人
に見られる傾向があります。
ある程度演奏できる人でも、この問題を抱えていることがあります。なぜこのようなことになるのか、その原因を考えてみましょう。
まず、ピッキングが強すぎると、ピックが弦に引っ掛かる感じがして、弾きにくいです。その状態で無理やり音を出そうとして、更に力を込めて弾いてしまうんですね。その悪循環で強いピッキングが癖づいてしまうのでしょう。
また、エレキギターでアンプに繋がず練習していると、音が「ペキョペキョ」と小さな音しか鳴りません。
この場合は、音を大きくしようと、知らず知らずのうちに強く弾く癖がついてしまうのです。エレキギターはアンプに繋いで練習しましょう。
その他、アコギでストリートライブを行なっている人も、このような癖が付きやすい傾向にあります。特にアンプなど使わない“生音(なまおと)”で演奏している場合は注意です。
たくさんの人に聴いてほしい!遠くまで聞こえるように演奏したい!という気持ちがそうさせてしまうのでしょう。
当てはまった人は、一度自分のピッキングを見直してみると良いですね。これらは全て、「頑張って弾こう!」という気持ちからくるものです。
気持ちが力んでいるから、体にも音にも力が入ってしまうのです。気持ちも体もリラックスした状態で演奏できれば、自然とベストなピッキングが見つかることでしょう。
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ベストなピッキングor強すぎるピッキング、ポイントは指先にアリ!
それでは、ベストなピッキングの強さはどのくらいなのか?を考えていきましょう。
先ほども解説したように、演奏には「強弱」が必要です。つまり、これ以上強くもできるし弱くもできるよ、という「真ん中くらいの強さ」を知ることが第一歩となります。
これにはやはり、リラックスした状態でピッキングすることが必要になります。
そのために確認すべきことは、「ピックを持つ指が力んでないか」ということです。ここが力んでいると、ピックを持つ指が痛くなり、長時間演奏することが辛くなります。
ピッキングで重要なことは、腕から指先にかけて“力ませないこと”です。ピックを持つ指に力が入っていると、ピッキング自体も力んでしまい、動きが硬くなるんですね。
なので、「ピッキングが強すぎるかも…」と思う人は、指の力を抜いてピックを持てるように意識してみましょう。
ピックの持ち方については「ギター初心者の壁!正しいピックの持ち方・握り方」で詳しく解説しています。
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まとめ
ここまで、ベストなピッキングの強さについて解説してきました。
ざっとまとめると
・ピッキングが強すぎると、弦が切れやすくなったり、単調な演奏になったりする。
・ピックを持つ指先と気持ちをリラックスさせると、ピッキングの力も抜けてくる。
ということでした。
今までの癖を修正すると演奏しにくくなり、元に戻したい!と思うかもしれません。
でも、その苦しさを超えると慣れてきますので、良い習慣を体に覚えさせるために少し我慢してやってみましょう。
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是非、参考にしてみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!