まさにエレキギター!チョーキングの種類とやり方、弾き方のコツ

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チョーキングのやり方がいまいち分からない、という人は多いでしょう。

私自身、ただ何となく”雰囲気”でやっていたことがありましたが、正しく理解していないと、気持ち悪い音を鳴らしたり、楽譜とは違う演奏をしてしまったりすることになります。

なので、やり方のコツと合わせて、チョーキングの種類についても理解しておきましょう。いかにもエレキギター!というテクニックなので、是非できるようになりましょう◎

ということで、今日はチョーキングの種類とやり方、弾き方のコツについて解説していきます。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

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チョーキングとは?やり方と弾き方のコツ

チョーキングとは、弦を押し上げることによって、なめらかに音程を高くするテクニックのことです。早速やり方とコツを解説していきます。

チョーキングのやり方

まずは左手で弦を押さえます。その音をピックで弾いて鳴らしてから、左手で弦を押さえたまま持ち上げることで音程の変化を付けます。すると「ウゥン」とうねるような音が出ますが、これがチョーキングです。

1本の指で行うこともありますが、”薬指と中指”のように2本使って行うと安定します。そのため、「薬指でチョーキングし、補助的に中指を使う」というように2本の指で行うことが多いです。

チョーキングの弾き方のコツ

チョーキングを行う時のコツは、弦を“押し上げる”イメージを持つことです。弦を、指先で下からグッと持ち上げるようにすると、余分な力が入ってしまいます。なので、指板に指と弦を添わせるようにして、押し上げていくイメージを持っておくと良いです。

この時に重要なのが、指の力だけで押し上げてはいけないという事です。どのようにするかというと、人差し指の付け根あたりをネック下に付けて、ここを支えにして、手首からグーっと押し上げていく感じです。写真で確認してみましょう。人差し指の印の辺りを

このようにネックに付けます。↓

ここを支点にして、手全体で上に押し上げていきます。この動きはよく”ドアノブを回す感じ”に例えられます。下の写真のような、丸いドアノブですね。

これを指だけで回すことは、まずないですよね。手をドアノブに沿わせて持ち、次の動画のようにその形のまま回します。

このイメージのように、チョーキングをしている時も手の形はほとんど変わらず、手首を返すように上げていくのが正しいやり方です。下の動画で確認してみると、ドアノブを回すときほどではないものの、手首から動いているのが分かると思います。

一方、次の動画のように、手首を動かさずに指の力だけで上げていくのは良くないやり方です。

このように、手首を使わずに指の力だけで無理に弦を上げてしまうと、安定的な演奏をすることができません。ですから、手の自然な動きを利用して“押し上げる”ことを意識することがコツなのです。

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チョーキングの種類

1音チョーキング

基本となるのは、音程を1音分上げる「1音チョーキング」です。楽譜には「C」や「cho.」という記号が使われ、「チョーキング」といえばこれを指します。その他、矢印と共に「full(フル)」と書かれていることもありますが、これも1音分音程を上げるチョーキングを指します。

“1音分上げる”というのは、2フレット上と同じ音になるところまで弦を押し上げるということです。

例えば、3弦9フレットの音をチョーキングするとします。この時に、3弦をどこまで押し上げれば良いのだろう?と悩んでしまうかもしれません。そんな時は、次のような順で考えてみてください。

3弦9フレットの2フレット上、11フレットを押さえて弦を鳴らしてみましょう。これが3弦9フレットの1音上の音です。次に、これと同じ音になるところまで3弦を押し上げます。

こうすると「1音チョーキング」になります。実際にやってみるとこんな感じです。

この時、重要なのが“きちんと1音分あげる”ということです。中途半端に上げると、とても気持ち悪い音になってしまいます。これから紹介する、他のチョーキングの場合でも、「正しい音程まで上げる」ということが大切です。

ハーフ・チョーキング

楽譜での表記は「H.C」。半音上(1フレット分)の音まで弦を押し上げるチョーキングです。楽譜によっては矢印と共に「Half(ハーフ)」と書かれていることもあります。

前に解説したように、1音は2フレット分ということでした。半音とはその半分なので、1フレット分になります。

例えば、3弦9フレットの音をハーフチョーキングする際に目指すのは、3弦10フレットの音ということになります。実際にやってみると、下の動画のような音になります。

クオーター・チョーキング

楽譜での表記は「Q.C」。

「クオーター」とは4分の1のことです。つまりクウォーターチョーキングとは、1音の4分の1(半音の半分)音程を上げてくださいということです。

しかし、4分の1音なんてギターで表すことができません。先述の通り、1フレット上は半音上の音です。つまり、それ以下の微妙な音をギターのフレット上で表す方法がないんですね。

なので、クオーターチョーキングは“ニュアンス程度に音程を上げること”と覚えておきましょう。やってみると次のようになります。

この微妙な音程差を表現できるのは、ギターならではですね。

1音半チョーキング

楽譜での表記は「1H.C」。その名の通り、1音半分(3フレット分)上げます。

2音チョーキング

楽譜での表記は「2C」。2音分(4フレット分)音程を上げます。

チョークアップ

チョーキングで混同しやすいのが、この「チョークアップ」です。ピックで弾いた後に、弦を上げるのは「チョーキング」です。一方、チョークアップは“弦を上げた状態で弾くこと”を指します。

やってみると、こんな感じです。

弦を持ち上げた状態で、音を鳴らしているのがわかりますね。これが「チョークアップ」というテクニックです。楽譜では「U」と表記されます。

この記号があれば、動画のように「弦を上げた状態で弾いてくださいね。」ということを意味します。

チョークダウン

チョークダウンとは、チョーキングで上げた弦を、元に戻すことで音程を下げるテクニックです。弦を持ち上げた状態で弾き、そこから元の位置に戻します。楽譜での表記は「D」です。

動画で確認してみましょう。

ダブルチョーキング

楽譜での表記は「W.C」。下の動画のように、2本の弦を一緒にチョーキングします。

ユニゾンチョーキング

チョーキングする弦としない弦の2本を、同じ音程になるように同時に弾くテクニックです。

「1音チョーキング」のところで、1音上は”2フレット先の音”ということをお話しました。3弦9フレットでチョーキングする場合、3弦11フレットが1音上の音ということでしたね。

それとは別にもう1カ所、1音上の音が出る場所があります。それは、1つ下の弦の2つ前のフレットです。ですから、3弦9フレットの一音上の音は、2弦7フレットということになります。

ユニゾンチョーキングは、これを利用して行います。

人差し指で2弦7フレットを押さえ、こちらは音程を変えません。そして、3弦9フレットだけを薬指でチョーキングし、1音上げます。

この2つの音を同じ音で鳴らす、つまり、ユニゾンさせるというテクニックです。薬指につられて、人差し指まで動かさないように気を付けましょう。

楽譜での表記は下の図のようになります。

実際にやってみるとこのようになります。

ただ、1弦と2弦でこれを行う場合は、注意が必要です。

この場合は、2弦で押さえたところの3フレット前の1弦が1音上の音になります。ですので、1、2弦で行う場合は、2弦8フレットと1弦5フレットというように間隔が広がります。

この「ユニゾンチョーキング」については、「ユニゾンチョーキングのやり方とコツ」で詳しく解説しています。是非合わせて読んでみてくださいね。

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まさにエレキギター!チョーキングの種類とやり方、弾き方のコツ:まとめ

ここまで、チョーキングのやり方のコツと種類について解説してきました。

チョーキングのコツは

・薬指と中指を使う。

・弦を押し上げるイメージを持つ。

・人差し指の付け根辺りをネックに付ける。

・ドアノブを回すときのように、手首の自然な動きを利用する。

ということでした。

種類についても正しく理解しておくことで、楽譜通りに弾いているのに音が変…ということが防げます。

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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