ギターの弦交換、張り替え時やタイミングは?交換時期と頻度について

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「ギターの弦を変えるタイミングがよくわからない」とお悩みではありませんか?

切れるまで使えそうですが、エレキギターもアコギも、ギター弦は定期的な交換が必要です。定期的な交換をすると快適に、楽しくギター生活を楽しむことが出来ますし、さらには上達にも繋がります。

今回はギター弦の替え時やタイミングについて解説します。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

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ギター弦を定期的に交換する理由

ギター弦は定期的に交換しなければなりません。それは、古くなった弦で演奏していると以下のような問題が起こるからです。

・切れやすくなる

・音質が劣化する、音の伸びが悪くなる

・チューニングが不安定になる

演奏中に弦が突然切れてしまうと危険です。さらに音質が劣化したり、チューニングが安定しない音で練習したりしていては、上達の速度にも影響があります。また、自分自身も心地よく演奏できません。

さらにはギター弦が劣化し、錆びてしまうことで表面がギザギザとしてきます。その部分がギターのフレットに当たることで、フレット部分に傷がついてしまうという事も起こりえます。

このことから、定期的な弦交換が必要なのです。

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ギター弦交換のタイミングや交換時期、頻度について

ギターの弦を交換するタイミングは、「普段どのようにギターと付き合っているか」ということで個人差があります。

プロのミュージシャンなら、毎日交換しなければならないこともあるでしょう。ですが今回は、普段趣味で楽しむ場合を想定し、解説していきます。

この場合の弦の交換時期やタイミングとして、「切れた時」「古くなった時」「ライブ前」の3つが挙げられます。これらを順に解説していきます。

弦が切れた時

交換のタイミングとして、まず挙げられるのは弦が切れてしまった時です。切れたら当然張り替えなければなりません。

その時、切れたのがたとえ1本だけであっても、全ての弦を交換しましょう。なぜなら、切れたものだけを張り替えると、弦の古さがバラバラになってしまうからです。

そうなると、全体的な音質が低下したり、演奏中に弦が切れたり、という問題が起こりやすくなります。ですので、弦交換時は、全てを同時に交換するのが基本!と心得ておきましょう。

弦が古くなった時・寿命が来た時

タイミングとして2つ目に挙げられるのは、弦が古くなった時・寿命が来た時です。ただ、「古くなった」「寿命が来た」といっても、何をもってそれを判断するのか迷いますよね。

その判断基準は「音にきらびやかさが無くなった」「弦が錆びてきた」というところにあります。

一般的に弦の寿命は2週間ほどと言われますが、実際、毎度2週間きっかりで交換している人は多くないでしょう。なぜなら、扱う環境や季節などでも弦の劣化のスピードに差があるからです。

例えば、湿度が高く、手汗も多くなる夏場は弦が早く錆びてきます。このような時期は2週間くらいで交換します。もちろん、状況によってはそれよりも早くなったり遅くなったりすることもあります。

また、ギター弦は金属ですから、放っておいても酸化し、錆びていきます。ですので、弾く弾かないに関わらず、定期的に交換が必要になります。

逆に、空気が乾燥し、手汗もかきにくい冬場は、劣化のスピードは比較的遅くなります。使用状況にもよりますが、1ヶ月から3ヶ月くらいの交換頻度で良い場合もあります。

では、”弦が錆びる”とはどのような状態かを見ておきましょう。次の写真で、古くなった弦と張り替えてすぐの弦を比較してみましょう。

写真左は劣化し、錆びてしまっている弦です。右の張り替えてたてのものと比べると、光沢や色が異なっていますよね。このように弦の色が変わってきたら「錆びている」という事なので、そろそろ交換しましょう。

また、次の写真の赤丸部分を見てください。

こちらもよく見ると部分的に色が黒ずんでいますよね。これも“錆び”です。この部分は、演奏時、特によく押さえている所です。このように、部分的に弦の色が変わっているのも劣化しているサインと言えます。

その他、細い弦が錆びると、以下の写真の赤丸部分のようにチリチリになることがあります。

こうなると感触もザラザラになり、切れやすくなります。それに、このようなチリチリができてしまった弦がフレットに当たることで、フレットも傷ついてしまいます。

また、交換したての新しい弦で演奏するときらびやかな音が鳴りますが、しばらく演奏しているとそのきらびやかさが無くなってきます。そして、少しこもったような音になり、音の伸びも短くなります。こうなると演奏している時の心地良さは半減します。

逆にキレイな音で演奏できると気分も上がって、練習も楽しくなりますよね。すると上達にも繋がります。突然切れるのを防ぐためだけでなく、キレイな音を保つためにも定期的に交換するようにしましょう。

ライブ前日

3つ目の弦交換のタイミングは、ライブの前日です。

ライブに出演するときは、新しい弦のキレイな音で演奏したいですよね。それに、ライブ中に弦が切れてしまうのも避けたいところです。こういうわけで、ライブの前日には弦を交換します。

ただ、ライブ前の交換には注意してほしい事があります。それは、当日のライブ直前の交換はできるだけしないという事です。なぜかと言うと、張りたての弦は音程がズレやすいからです。

どうしてそのようなことが起こるのでしょうか。その理由は、新しい弦は「伸びやすい」という特性にあります。弦が伸びると、張り具合が変わってしまうので、きちんとチューニングをしても演奏中に音がずれていくのです。

そうならないために、前日に張り替えておくことが大切です。そうして、本番までしばらく演奏することで、弦をある程度伸ばし、慣れさせておくというわけです。こうすると弦が伸び切って、チューニングもずれにくくなっていきます。

もし当日に変えなければならない場合は、本番までの間にできるだけ伸ばしておきましょう。交換後、次の写真のように、全ての弦を上げたり下げたりを繰り返すと弦を伸ばすことができます。

こうすることで、当日張り替えてもある程度弦を伸ばしておけるため、チューニングが大きくずれることを防げます。

アコギ弦の交換方法については、「ギター弦を張り変える!交換方法や張り方を解説」で解説しています。

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まとめ

ここまで、弦を張り替えるタイミングについて解説してきました。

張り替えるタイミングは「切れた時」「錆びるなどして古くなった時・弦の寿命が来た時」「ライブ前日」ということでした。

弦のコンディションにも気を配って、きれいな音のギターで練習すると楽しく演奏できます。そうすれば上達も早くなること間違いなしです。

また、今回ご紹介した弦交換のタイミングや頻度は、エレキギター・アコギにものどちらにも共通して言えることです。ギター弾きさんはぜひこのことを覚えておきましょう。

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参考になれば嬉しいです。

それでは、最後までお読みくださりありがとうございました!

B型さん

   
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