「まとまった時間が取れない社会人でも、ギターを弾けるようになれるだろうか」と思っている人や、「仕事も忙しいし、家庭もあるし…」で、やってみたいのにまだ始められていないという人も多いでしょう。
結論から言うと、社会人になってからでも練習の仕方次第で、ちゃんと弾けるようになります。さらに、その工夫を知っておくことで、上達のスピードも上げることができます。
今回は、社会人のためのギターの練習時間の作り方について解説します。
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もくじ
大切なのは「続けること」
ギターを弾けるようになるために、毎日何時間も練習しなければならないと思っている人は意外と多いです。ですが、そんなことはありません。
ギターを弾けるようになるために最も大切なのは、続けることです。
例えば、毎日1時間練習できないのなら、10分の練習を毎日積み重ねていけば良いのです。
逆に、週末の休日にまとめて何時間も練習して、平日は全くやらないのでは、なかなか上達はしません。なぜなら、1週間もギターに触らないでいると、体も頭も感覚を忘れてしまうからです。
よく「ギターは1日弾かなければ、3日前に戻る」と言われますが、まさにそのような感じです。私はこれを何度も実感してきました…。
仮に、日曜日だけ練習して、他の日はやらないとします。すると単純計算で、3日×6日で、18日分戻ってしまうことになります。一方、毎日10分でも続けていくことができれば、それほど大きく後退することはありません。
ですから、毎日10分しかできなくても、続けていくことで、週末にまとめて70分やるより確実に上達することができます。
この例からも分かるように、ギターの練習に大切なことは“まとまった時間”ではなく、少しずつでも続け、積み上げていくことなのです。
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続けるための工夫
ギターの練習には“続けること”が最重要であるとお話しましたが、これが初めはなかなか難しく感じるものです。
そこでおすすめなのが、「目標を低めに設定する」という事です。
例えば、「1日3時間練習する」という目標は、時間に余裕のない社会人にとっては、厳しい目標ですよね。こんな確実に守れないような目標ではなく、「これなら守れるかも」というレベルの目標を設定するのが良いです。
例えば、「長時間弾かなくてもいいから、毎日ギターに触る」というようなものです。
実際、私も毎日時間に追われる生活をしていますが、その中で「とりあえずギターを毎日抱える」という目標を立てています。すると、「今日も疲れたから抱えておくだけ…」から始めたはずが、しっかり練習してしまっていた、という事がよくあります。
時には、本当に抱えるだけで、ほぼ何も弾けずに終わる日だってあるかもしれません。でも、それで良いんです。
こういう低い目標を毎日クリアしていくことで、「今日もできた」と前向きに進んで行くことができます。
これを続けていくと、ついには歯磨きのように、やらないと気持ち悪くなるというくらいの習慣になります。こうなればもうこっちのもんです。
なので、続けるための工夫として、低めの目標を設定してみましょう。
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練習の“時間”ではなく、“質”を考える
「1日1時間やろう」というように、練習を“時間”で意識する人は多いです。ですが、練習で重要なのは“時間”ではなく、その“中身”です。
この練習の“質”は「集中して行えているか」「目的意識を持っているか」といところで決まります。
例えば、1時間ギターを抱えて、注意力も散漫な感じでダラダラと練習しているとします。これでは、その日の練習で得られることは少ないです。
逆に、10分でも集中して、「今日はここの苦手を克服する!」と目的意識を持って行えば、練習の効果が大きくなります。
勉強だってそうですよね。テレビを見たりスマホをいじったりしながらやる勉強では、何時間やっても進歩は少ないです。でも、短時間でも集中して目的を持って行えば、勉強の中身が頭に入りやすいですよね。
ギターの練習もこれと同じで、“質”が重要なのです。
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忙しさはギター上達の味方になる
忙しいのは不利だと思っていませんか?もしかすると「時間がたっぷりあった学生時代にギターを始めておけば良かった」と思っている人もいるかもしれません。
ですが、忙しい中で練習することには、メリットもあります。それは、自ら「質の高い練習をしよう」と思える点です。
先述の通り、練習には時間より質が重要です。忙しいと必然的に時間がなくなりますから、自然と質の高い練習を心掛けるようになるのです。
これは、私も身をもって経験してきました。
私自身は高校3年生の受験生の頃にギターを始めました。その後、時間に余裕のある大学生生活を経て、社会人となり、今も演奏しています。
大学生の頃は時間もたっぷりありましたし、よくギターを抱えてはいました。ただ、時間がある分「ただギターを抱えている」という、ダラダラとした練習になりがちでした。
ギターを長く抱えていた分、この時が一番伸びた時期のように思われるかもしれませんが、実際「進歩している…!」という実感があったのは、受験生の頃と社会人になってからです。
なぜかと言うと、受験や仕事で忙しい時は、時間がない分「質の高い、濃い練習」をできていたからだと思います。「今しかない!ここだけでもやっておこう!」という気持ちで取り組めたのが良かったのでしょう。
人間って、時間がたっぷりあれば、その分怠けてしまう生き物だと思います。しかも集中力はそう長く続きません。どれだけ時間があっても、集中できる時間は限られているのです。
その時間を有効に使えたのは、やはり、他にもやるべきことがあったからだと思うのです。
こう考えると、忙しさはデメリットばかりではありませんよね。時間がない方には、「ないからこそ集中して練習できる!」とポジティブに考えて頂きたいと思います。
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時間を作るためにできること
忙しくてもそうでなくても、1日は24時間しかありません。その中で時間を作るためにできる方法をご紹介します。
毎日の生活を見直し、削れる時間を探す
まず1つ目にできることは、現状の生活を振り返り、削れるところがないかを探すという事です。
例えば、特に理由はないけれどダラダラしてしまうことはありませんか?具体的な例を挙げると、夕食後に何気なくテレビをつけて、そのままぼーっと時間を過ごしてしまう、というようなことです。
これが、あなたにとってどうしても必要な時間でないのなら、夕食後にテレビを付けないようにするなどの対策をし、そういった時間を減らしましょう。
その他、お風呂の時間を30分から25分にする、などの方法もありますね。
このように、現状の“自分にとってそんなに必要ではない時間”を見つけ出し、削っていけば、その時間をギターの練習時間に当てられます。
ただし、「寝過ぎ」ではない限り、睡眠時間を削ることは避けましょう。睡眠時間を無理に削って健康を害しては、続けていくことが難しくなるからです。
先述の通り、1日24時間は絶対に変わらない事実です。その中で、新たなことをするのなら、何かをやめたり、削ったりしてうまく時間を作り出していきましょう。
朝の時間を活用する
2つ目は、朝の時間を利用するという事です。
練習時間が取れないという人の多くは、「仕事から帰ってきたら時間がない」「疲れて練習どころではなくなってしまう」という理由を持っています。
それでは、朝少し早めに起きて、出かける前にギターを少し練習してみるのはどうでしょうか?
実際に、私も時間がなかなか取れない時には、仕事を始める前の朝の時間にギターを練習することがあります。
朝は体がなまっていて、少し指が動きにくいというデメリットはありますが、すがすがしい気持ちで練習できます。
夜、帰宅後時間がないという人は、朝に少しでも練習時間を設けられないかを考えてみましょう。
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ギターがなくてもできる練習を考える
練習は、ギターを持っている時しかできないわけではありません。ギターを持っていない時にも、または持っていない時だからこそできる練習を行なえば、それも非常に有効です。
ここでは、ギターがない時にできる練習方法をご紹介します。
指を開くストレッチ
ギターを弾くためには、利き手と反対の手指を大きく開けるようになる必要があります。なぜかと言うと、各指を大きく開いて、複数の弦を一度に押さえなければならないからです。
そのために、次のようなストレッチが有効です。
1、左手(利き手と反対の手)をパーの状態にする。
2、その指の間を、次のようにもう片方の手で開ける。
人差し指と中指、中指と薬指、薬指と小指の間をこのように開けます。この時、それぞれの指が真横に大きく開くようにしましょう。
ただし、無理に開きすぎると指を痛めてしまうため、気持ちよく伸びる程度に行いましょう。
右手の練習
ギターの演奏には、右手を柔軟に動かせるようになる必要があります。これは、右手を細かく動かして、リズムを刻んで演奏しなければならないからです。
そのために、右手を脱力させる練習が有効です。例えば、手を洗った後に水を切る動作がその力加減に近いです。この加減を右手首に覚えさせるために、ぶらんぶらんぶらんと気が向いた時に振ってみましょう。
また、音楽を聴きながら、そのリズムに合わせて右手を動かすのも良いでしょう。これによって、演奏時の右手の動きを覚えます。
右手の動きを覚え、リズムよく動かせるようになったら、実際にギターを演奏する時に非常に役立ちます。
リズムを叩き込む練習
ギターがなくてもできることとして、リズムの練習が挙げられます。
音楽を聴きながら、それに合わせて手や体の一部を動かすことで、リズムを体に叩き込みます。
この“リズム”は音楽を演奏する上で、非常に重要なポイントです。リズムがしっかりと取れるようになることで、ノリやすい、聞き心地の良い音楽になるからです。
そのため、リズム感はぜひ鍛えておきたいものです。
リズムに乗って体を動かすことは、自然にリズムを取れるようになるための練習になります。
ギターを持っていない時は、ギターの弦を押さえることや、右手の動かし方などに気を取られずに済みます。そのため、リズムだけに集中することができますから、ギターを持っていない時こそ、リズム感を鍛えられるチャンスとも言えます。
譜面を確認する
今使っている譜面を確認することも、日々の練習をスムーズに進めるために有効です。
特に、次の写真のような「TAB譜」という、演奏の仕方を細かく書いてある譜面を使っている方は、ぜひやってみましょう。
例えば、その譜面を眺めていると「ここはどのように演奏するのだろう?」と思うところが出てきます。それを確認し、実際にギターを抱えた時に弾いてみると「こういう表記の所ははこのように演奏するんだ!」という事が分かります。
私自身、この確認作業のおかげで見落としていたところを発見し、次の練習の時にそこを修正できたという事もありました。
このように、ギターを持っていない時に譜面を確認しておくことで、練習を効率よく進めることができます。
TAB譜の読み方については「ギターのTAB譜の読み方と記号の見方」で詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。
教則本や音楽理論の本を読む
演奏することだけが練習ではありません。知識を付けることも実践に繋がります。通勤時間などに教則本や音楽理論の本を読み、勉強するのも良いでしょう。
時間がある時は、ギターに触ることを優先してしまいがちですし、忙しくしていると、普段の生活の中で“じっくり本を読む”という機会は取りにくいものです。
ですが、電車などで通勤している方なら、その時間を知識吸収の時間に充てられるチャンスです。
私自身、本は大好きなのですが、普段じっくり読む時間を取るのは難しいです。なので、どこかへ用事で出かける時の移動時間や、歯医者さんの順番待ちの時間などを使って読むようにしています。
こんなふうに「ギターを持てない時は知識を入れる時間」と決めてしまうことで、集中して読むことができます。
イメージトレーニング
ギターの練習には、イメージトレーニングも有効です。
練習中の曲を、動画で見たり聴いたりすることで、自分で演奏した時のイメージを膨らませます。例えば、「ここかっこいいな」と思ったとしたら、それを目指して練習することができます。
言ってみればこれは、自分にとっての正解を明確にする作業です。正解があれば、進む方向がはっきりとします。すると練習がしやすくなり、その分上達も早くなるのです。
このように、「ギターを持っていない時だからこそできる練習」を行うことで、より上達速度を上げることができます。
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まとめ
ここまで、社会人のためのギターの練習時間の作り方についてお伝えしてきました。
・大切なのは、「長い時間練習すること」ではなく、「続けること」と「質」。
・実現しやすい、低い目標を設定することで、続けやすくなる。
・忙しいと、自然と質の高い練習をしようとする気持ちが働くので、上達しやすい。忙しいことは、メリットでもある!
・今の生活の中で「やらなくていいこと」を削り、練習時間を捻出する。
・朝少し早く起きて時間を確保するのもおすすめ。
・ギターがない時でも、できる練習はないかを考え、それを行うことで上達速度を上げることができる。
あれこれ悩むよりも、まずは1つずつできることを考えることが大切です。
そして、「続けること」「質を守ること」を意識すれば、ギターは弾けるようになります。
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この記事が参考になれば嬉しいです!
それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました。
B型さん