こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。
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MCのネタを決めるのは、意外と大変ですよね。
毎回、本番ギリギリまで「MC何喋ろう??」と悩んでいる…。
私自身、ライブ経験が増えてもこの悩みを抱えていました。
でも、ある鉄板ネタを知ってからは、MCのネタに困ることがなくなったのです!
本番前は、心の準備だけに集中できるようになりました。
ということで今日は、MCのネタに迷ったときに話すことと避けるべきネタについてお話ししたいと思います。
↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。
もくじ
MCネタの決め方、作り方
まず、ライブでどの曲を演奏するかという“セットリスト”を決めます。
そして、それぞれの曲の間で何を話そうか考えるという順で考えます。
話すネタには、どのようなものがあるかをご紹介していきます。
曲にまつわるエピソードを話す
鉄板は、曲にまつわるエピソードを話す事です。
どのような思いを込めて作ったのか、どんな事がきっかけで曲を作ることになったのか。
これらのことは、曲を作るときに起こったことや思ったことという“事実”を話せば良いので、MCのネタが作りやすいです。
その曲について話しているのですから、曲にも繋げやすいです。
話す事を前もって決めておける点でもオススメです。
また、エピソードを聞いておくことで、聞き手も歌の世界に入りやすくなります。
そのため、共感を得られやすくなります。
こういったエピソードでは、あなたの人柄を知らせることもできます。
人柄からあなたのファンになってくれるということもありますから、曲にまつわるエピソードは、MCネタとして優秀な素材なのです。
旬の話を組み込む
そのほか、時期的な話題や天気、時事問題なども組み込めないかを考えます。
・クリスマスや夏休み、母の日などのイベント
・3月3日「耳の日」、11月11日は「ポッキーの日」など何かにまつわる日
・参加するイベントのテーマ、「チャリティーイベント」など
・今話題のニュースなどの時事ネタ
といった事です。
これらを話の導入に使えないかどうかを考えてみます。
例えば、次の曲がお母さんにまつわる内容だったとします。
その日が母の日であったり、その日が近かったりした場合は、
今日は母の日ですね。お母さんに何かプレゼントをされた方も多いと思います。私は…。というように導入に使えますね。
このように、会場にいる人みんなが共有できることを盛り込むと、見ている方も聴きやすくなります。
これらのことを台本に起こし、演奏と同じようにMCも練習するのがおすすめです。
MCがスムーズにできると、演奏にも余裕が持てますし、ライブの完成度も上がります。
MCの上達法については「ライブMCが上手くなるたった1つの方法とコツ」で詳しく解説しています。
MCでこれは言っちゃダメ!努力が無駄になるNG例
ライブのMCでよく聞くけれど、言わない方が良い発言をご紹介します。
NG発言は、あなたのライブ自体の印象を下げ、一生懸命準備してきたことを無駄にしてしまうかもしれません。
歌や演奏を間違えたことを報告する
言わなければバレない事をわざわざ言わなくていいのです。
演奏を聴いていたら、一瞬のミスなんて聴き終わった頃には忘れています。
さらには、わざとそうしたのだと思うお客さんもいます。
間違ってないですけど?なにか?と涼しい顔をしておけば意外にバレません。
私が、以前見に来てれた友人に「〇〇のところ間違ったんだよー。悔しいー。」なんていうと「!?そうだったの?わざとかと思ってた!」と言われた事があります。
ミスもライブバージョンと思われている可能性があります。
バレバレなミスをしたら言いたくなりますが、なんとかこらえましょう。
間違えてもMCでは絶対に言わないようにしましょう。
練習が出来ていないことを報告する
「スタジオ練習が全然できなくて…。」というMCを聞くことがあります。
ライブはそもそも練習をきちんとしてくるもの。
そんな負け惜しみを言ってどう思ってもらいたいの?という感じです。
それを聞いてお客さんは「本当はこの人もっと上手いんだ!」なんて思いません。
お客さんにとっては見たものが全て。
いつもはもっと出来るのに、本番ではあんまりうまくできなかった…。
厳しい言い方ですが、これはライブで出せる実力がそこまでだったという事です。
普段のあなたの実力が100%だとすれば、本番では60~80%の力しか出せないものです。
緊張や、当日の体調、ライブ会場の広さなど、日常と違う条件の中でのライブですからね。
それも込みでの“実力”であることを心得ておきましょう。
練習していないアピールは、印象と格を下げるだけですからやめましょう。
過度な謙遜
「私なんかのライブを見てくれて、本当にありがとうございます!ライブを始めたばかりで、まだ全然自信がないんですけど、頑張ります。」
こういう発言、私もしたことがあります。笑
ライブ活動を始めたばかりの頃は、特に言いたくなりますよね。
謙遜も時には必要ですからね。でも、ライブでは言わないでおきましょう。
ライブに出るということは、習い事の発表会とは違います。
お金を払って見に来てくれているお客さんもいるのです。
無料ライブだったとしても、時間を割いて見てくれている方がいるのです。
それを言ったとたんに「この人そんなに良くなさそう。もう帰ろう。」と思われるかもしれません。
ライブ自体の印象が下がります。
例えば、あなたがカフェに入り、コーヒーとケーキを注文したとしましょう。
そこで、持って来るや否や、店主が
「ちょっと、味に自信ないんですけど…でも注文してくれてありがとうございます。」
なんて言ったらどうでしょう?
「喜んで食べようと思っていたんですけど…」って、美味しくても複雑な気持ちになりませんか?
自信たっぷりに「○○がこだわりです!」って提供してもらえたら食べるのが楽しみになりますよね。
そこまで自信がなくても「お待たせしました。」って、出した方が良いんです。
これと同じで、謙遜が過ぎるMCは、お客さんの“楽しみ”さえも奪いかねないのです。
謙遜できる人はきっと良い人ですが、ステージに立つときにはかっこ良い人を目指しましょう。
いつもは謙遜の気持ちが大きい人でも、ライブでは「自分の演奏は一番いい!」という気持ちで演奏しましょう。
内輪ネタ
内輪ネタというのは、身内など、一部の人の間だけでしか通じない話のことを言います。
これは絶対に避けましょう。
誰しも、自分に関係のない話なんて聞きたいと思いませんよね。
内輪ネタは、初めてあなたの歌を聴く人にとってわからない事です。
そのような話が始まると聴き手は疎外感を覚えます。
授業中などで、先生が一部の人にしかわからない内容の話をして、そこだけで盛り上がっていたら嫌な気持ちになりますよね。
私だったら「こいつは嫌いだ!」って思ってしまうかもしれない。笑
これと同じで、自分の歌をみんなに聞いて欲しければ、内輪ネタは避けるべきです。
もっとも、サークルなど内輪でやるライブなら別です。
そうでない場合は、内輪ネタは本当に面白くないのでやめましょう。
チケットまだ沢山あります!助けてください!
チケットの宣伝は構いません。「チケットがまだ余っている」ということを言ってしまうのが問題です。
しかも助けて!というのは本当に残念な人だなぁ…という気持ちにしかなりません。
チケットが余っているということは、自分は人気がありませんよ、と宣言していることに他なりません。
たまたまライブを見て、あなたが少し興味を持ったミュージシャンがいたとします。
その人から「僕人気ないんですけど、チケット買ってくださいます?」なんて言われたら、どう思いますか?
「あぁ、そうなんだ…。やっぱりいいや…。」と残念な気持ちになりませんか?
「さぁ!純粋に次のライブもいくぞ!」と思いにくくしている発言なのです。
もったいないですね。
なので、今日チケットを販売しているという事実のみを述べれば良いです。
まとめ
今回は、MCのネタに困ったときは、どんなことを話せばよいのかということをご紹介してきました。
曲にまつわるエピソードがおすすめで、季節感のある言葉も添えられるとなお良い。
自分の価値を、自ら下げるようなMCはしてはいけない!
ということをお伝えしてきました。
これらのことを知っておくと、ライブでのMCで何話そう?ということが激減します。
是非、次回のライブから実践してみてくださいね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
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