歌がつられる!ハモリができない!4つの原因と対処法

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

Twitter→@sauripon

キレイに「ハモリ」を歌いたいのに、なぜかつられてしまう…とお悩みの人は多いですよね。

ハモリができるようになるには、できない原因を知り、それらに対処することが必要です。さらに、その練習を続けることで、即興でハモれるようにもなるでしょう。

今回は、ハモリを歌う時につられる原因と、その対処法について解説していきたいと思います。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

なお、ハモリの基本については「ハモリとは?ハモりの基本や練習方法 やり方・歌い方のコツ」で解説しています。

ハモリパートを正確に覚えられていない

ハモリができない1つ目の原因に、「ハモリパート」を正確に覚えられていないことが挙げられます。当然、覚えていないものは歌うことができません。

例えば、何となく知っている曲を歌う時のことを想像してみてください。流行りの歌など、テレビやラジオで流れてくるのをたまに聴く…くらいのものです。

このような時、「1番有名なサビ部分は歌えるけれど、その他のところはあやふやで、鼻歌でフンフン歌う…」ということがあると思います。なぜ歌えないかと言うと、正確に覚えていないからですよね。

これは、「ハモリパート」においても同じです。何となく覚えただけでは、歌えないのです。

しかも、「ハモリパート」は、歌いやすいメインのメロディーと、同時に歌わなければなりません。なので、あやふやなままハモるとつられやすくなってしまいます。ですから、「ハモリパート」はメインのメロディーを歌う場合よりも、より正確に、しっかりと覚えておく必要があります。

また、「ハモリパート」は、メインのメロディーに比べて複雑であることが多いです。 メインのメロディーは、少しくらいあやふやでも、ある程度予想して歌うことも可能です。しかし、「ハモリパート」は、このように予想して歌うのが難しいことが多いのです。

この点でも、ハモリパートを正確に覚えることが重要と言えます。あやふやな部分がないように、細かなところまで完璧に、空で歌えるくらいに覚えましょう。

これは、ハモリを歌うための基本となりますから、特に頑張ってほしいところです。

自分の声が聞こえていない

ハモリができない原因の2つ目に、「自分の声が聞こえていない」ことが挙げられます。これは、自分の声が、他のパートや演奏などに埋もれてしまっているために起こります。

このように、自分の声が聞こえない中で歌うのは非常に難しいです。聞こえない声をコントロールすることはできないのです。

私自身、次のような経験でそれを実感しました。

私は、18歳の時に「バンド」で歌うことになりました。その練習の時に、自分の声が演奏の音に埋もれて聞こえず、とても歌いづらいことがあったのです。

そこで、それぞれの楽器やマイクの音量などを調節しました。そうすると、自分の声が聞こえ、歌いやすくなったのです。

この例からもわかるように、歌うためには自分の声が聞こえている必要があります。

例えば、「ハモリパート」を自分だけで歌う時はできるけれど、合わせると歌えなくなる、という場合がありますよね。

そのような場合は、耳を押さえて歌ってみるのも良いでしょう。こうすることで、自分の声が聞こえるようになり、歌いやすくなります。

その他、別のパートの人に音量を下げてもらうなどして、バランスを整えて挑戦するのも1つの方法です。

また、音源などに合わせて練習している時に、歌いにくいと感じることもありますよね。そのような時は、まず音源の音量を下げ、自分の声がよく聞こえる状態で練習しましょう。

それができるようになったら、少し音源の音量を上げて、再び練習します。これを繰り返して、メインのメロディーと合わせることに慣れていきます。

ただし、この方法は、「ハモリパートを正確に覚えていること」が大前提となります。なので、この対処法を試す前には、自分のパートを正確に覚えておいてください。

歌い出しの音がわからなくなる

ハモリができない3つ目の理由は、「歌い出しの音がわからなくなる」ということです。「歌い出しの音」とは、ハモリ始める1音目のことです。

ハモリにおいて、これは非常に重要です。いくら1人の練習で歌えるようになっても、本番でその音がわからなくなれば、歌うことができません。

ですから、ハモリパートを覚えたら、歌い出しの音を体に叩き込みましょう。このように、歌い出しの音さえ正しく出せれば、あとは何とか歌えた!ということもよくあります。

では、どのように叩き込むのか、その練習方法を紹介します。

まず、歌い出しのところを聴きながら、その音を出すことを繰り返します。この練習で、歌い出しの音を感覚的に覚えます。

また、メロディーとハモリパートの始めの音を交互に歌ってみることで、それぞれの違いを確認するのも効果的です。

これらの練習は、ハモリを生む「調和する音の響き(和音)」を感じる訓練になります。この練習を積み重ねると、感覚的にハモれるようになるでしょう。

なぜなら「ハモリ」は、メインのメロディーに対して、相対的に音を感じて作り出すものだからです。なので、「調和する音の響き(和音)」を感じることに慣れることで、メロディーに合うハモリの音をその場で判断して出せるようになるのです。つまり、即興でハモることもできるようになる、ということです。

このように、「歌い出しの音」を正確に把握する練習は、とても効果的です。それだけでなく、歌の技術アップにも役立ちます。

慣れていない

ハモリができない4つ目の原因に、「慣れていない」ということも挙げられます。

何事もそうですが、慣れていないことをやるのは難しく感じるものです。

私自身、小さいころから歌が好きでよく歌ってはいました。けれど、「ハモリ」をするようになったのは大きくなってからです。ですから、始めたころは、今よりも難しく感じていました。

けれどもその中で、今日ご紹介した練習を積み重ねることで、少しずつできるようになりました。

ですから、「ハモリってこんな感じ!」ということをたくさん経験すればするほど、慣れることができます。そうすれば、今より「ハモる」ことが難しくなくなるはずです。

既存の曲のハモリが歌えるようになったら、何かのメロディーにハモりを入れてみるのも、即興でハモれるようになるための訓練になりますよ。

ぜひたくさん挑戦して、慣れていきましょう。

まとめ

ここまで、ハモリができない理由とその対処法について解説してきました。

・「ハモリパート」を空で歌えるくらい、正確に覚える。

・自分の声が聞こえる状態で歌う。

・歌い出しの音を叩き込む。その練習の中で、「調和する=ハモる」感覚を養う。

・たくさん挑戦して、慣れる。

このような方法で練習することで、「ハモリ」ができるようになります。さらに、訓練を続けることで、即興でハモれるようになるでしょう。

最後までお読みくださり、ありがとうございました!

B型さん

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