お金を使うことにストレスを感じ、いつも後悔してしまう人へ

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

Twitter→@sauripon

お金を使うことに、ストレスを感じる。

買い物の後にいつも、「これで良かったのかな。」と後悔をしてしまう。

こんなことはないでしょうか?

私は大人になるまで、お金を使うことをどこか否定的に捉えていました。

特に自分の楽しみのためにお金を使うと、なぜか悪いことをしてしまったような気持ちになっていたのです。

しかし、大学生の頃に出会った友人や考え方が正反対の夫に出会い、その考え方を変えることが出来ました。

今日は、お金を使うストレスの原因とそれに対する考え方についてお話してみたいと思います。

状況

まずは、私がどのようにストレスを感じていたか、一例を挙げてみたいと思います。

新しく服や靴を買う場合は、本来ならウキウキする場面です。

ウキウキする気持ちの裏に「またお金を使ってしまった。」という気持ちがいつもセットでついてくるという感じでした。

また、欲しいものがあったときに異常に迷い、自分で買う、買わないという判断がつけられない。

一緒に買い物に来ている人に「これ、買っていいと思う?」と聞いていました。

そのものが必要か、不必要かということで悩むのではなく、お金を使っていいのか、悪いのかを悩んでいたように思います。

「お金の使い方が分からない」という状況に陥っていたのです。

友人が、新しく買ったものについて楽しそうに話す姿を見て「自分と何かが違う。」と感じていました。

お金を使うことにストレスを感じる原因

なぜ、お金を使うことにストレスを感じていたのでしょうか。

特に理由がないのにそうしてしまうことには、小さい頃からの習慣が影響していると思います。

そこで、何が習慣化されていたのかを考えてみました。

 

私は4人兄弟の3番目です。

父は医療系の仕事に就いていましたし、裕福とまではいかないものの収入はきちんとある家庭でした。

ですが、4人の子どもをもつ家庭です。

母は、4人目まで「学費など、少しでも残しておかなければ。」という意識を強く持っていましたので、「お金を置いとかないと。」と口癖のように言っていました。

高校や大学進学の時も「国公立でなければダメ。まだ下の子がいるのだから。」と言われていました。

また、お小遣いで、新しく服や嗜好品などを買った時など「いくらしたの?」「無駄遣いせず、お金はちゃんと置いておきなさい。」と母は毎回言うのです。

それを聞く度に「悪いことをしてしまったんだな。」と感じていました。

買い物をするときには「また怒られたらどうしよう。」と不安になりました。

罪悪感が残り、買ったものを母に見つからないようにもしていました。

「我慢できるものは我慢して、できるだけ貯める。」と節約を美徳としているところがあったと思います。

貧しく厳しい戦後を生きてきたからこその価値観なのかもしれません。

 

反対に、お金を貯めている、またはあまり使っていないというような話をすると褒められる。

この経験が「お金を使う事=悪いこと」「お金は使わないこと=良いこと」という、思い込みを作っていたのだと思います。

そして、「お金を使う→後悔する」ということを毎回繰り返していたために、それが習慣になっていたと言えると思います。

 

あなたにも、習慣化されたことや“お金は使ってはいけないもの”という思い込みがありませんか?

お金は使うほど増える?

よく「金は天下の回り物」「お金は使うほど増える」なんて言いますよね。

昔は、そんなのお金持ちの戯言だ!と思っていました。

けれど、増えるとまではいかなくとも、この言葉は一理あると思うのです。

確かに、お金は使うほど増えるから湯水のように使っていい!というわけではありません。

自分の生活の中であくまで理性的に、という前提はあります。

この考えに納得するきっかけになったのが夫の行動です。

夫は、どちらかと言うと「金は天下の回り物」というイメージを持っていると思います。

自分の好きなことや物には、基本的にお金を惜しみません。

特に“旅行”です。

夫婦ともども旅好きで、学生時代から一緒にあちこち行っています。

夫はいつもそこでどーん!とお金を使うのです。

私は「大丈夫?」なんて思ったものですが、その旅が終わるころ、必ず彼はこう言います。

「あー楽しかった!次はどこに行こう?それを目標に明日からまた稼ぐぞ!」と。

お金を使える人は、このような思考回路を持っているのだと思いました。

”入ってくる”というより自分で”入れる”という感じですね。

お金を使った実感を持ち、そしてまた次にお金を使うイメージを持っている。

「お金が必要だから、お金を作る。」ということですね。

非常に単純明快な考え方ですが、この発想が出来なかった私にとっては”とてもすごいこと”を言っている気がしました。

お金を使うことにストレスを感じる人が持っている素質

“お金を使うことにストレスを感じるという感覚を持っていること“自体は悪いことではないと思います。

この感覚をすでに持っているからこそ、バランスの良いお金の使い方ができるようになるのではないでしょうか。

お金を湯水のように使って、生活が困窮するなんてことになるのは絶対によくありません。

このようなタイプの人は、お金が無くなったときの恐怖がすでに体に染みついています。

ですから、“お金は使うべきところでは使うもの”だということを理解したとき、バランスよくお金を使えるようになる素質を持っていると言えると思うのです。

お金は、使うところで使うためにある

服や靴を買ってはいけないのかということで悩んでいた高校生の頃、ある本に出合いました。

“フランスの女の子が必ず出会う本”と紹介されていた記憶があります。

そこには、女の子が大切にすべきことが書き連ねてありました。

「女の子は、おしゃれのために時々はお金を使うこと。」

この文言に私は衝撃を受けました。

ここから自分の“お金”に対するイメージが変わり始め、お金は使うべきところで使うものだという価値観に変わっていきました。

 

また、「お金ってどこで使うのだろう?」と、ふと疑問に思ったことがあります。

「勉強にはお金を惜しまず使いなさい。」と祖父や母に言われてきましたが、普段は節約に徹しなければいけないのか?それが絶対的に正しいのか?という疑問を持っていました。

だとすれば、なぜこんなに色々なものが売られているのだろう?

そう考えた時、“必要か不必要かの基準は、人それぞれ違う”ということに気が付いたのです。

それを自分で決めてもいいと思えたんですね。

お金を使うことで得られるメリットを考える

お金を使うことをネガティブにとらえ、ストレスを感じる人は「それってお金かかるよね?」と考えることが多いのではないでしょうか

それは、”お金は使うとなくなる”というデメリットだけを見ているからではないかと思います。

例えば、私の高校生の時。先述の通り、服や靴を買う度に後悔していました。

この場合、デメリットというのは“買うとお金がなくなる”ということです。

しかし、服や靴を買うことでメリットは何一つないのでしょうか?

そんなことはないです。

まず、新しい服や靴身に着けることの喜びがあります。

高校生にとって、ファッションの勉強にもなりますよね。

自分の気に入ったものを買い、大切にすることも学べるかもしれません。

ファッションなんて学ぶ必要がない、と思うでしょうか?

普段の服のほか、冠婚葬祭など人間の生活に“ファッション”は必ずついて回ります。

私は、ファッションを学ぶこともとても大切なことだと考えます。

 

また、旅行の場合もそうです。

「知床半島を見に行った」という話をしたときにも同じ展開になりました。

「高いよね。」と言われました。

旅の様子は「北海道道東旅行記2日目は、ウトロ発!知床岬へクルーズ」でご紹介しています。

確かにお金はかかりましたが、知床半島を生で見たことで、今まで関心のなかったことに興味を持つことが出来ました。

北方領土問題をはじめ、どうしてそうなったのかという歴史に興味をもち、調べる。

知床の厳しい自然を見ることで、アイヌの歴史に興味を持つ。

これが無意味なことだと思われるでしょうか。

私にとって旅は、自分の価値観を作っていくために必要なことだと考えているので、お金を出してでも経験したいことなのです。

お金を使う事で得られるメリットにも目を向けると、少し見方が変わってきませんか?

お金を使うときに考えるべきこと

ただ闇雲にお金を使う事を嫌うのではなく、考えた結果にその選択をすることが大切です。

今、生活するだけで精一杯なのであれば、今は使うべきでないから使わないという場合もあるでしょう。

私もそんな時がありました。

そうでないのなら、それに対してお金を支払うときに「良くないこと」と「得られること」を天秤にかけることが大切です。

そうやって、それはお金を支払ってでも必要なことか、あるいはそうでないのかを自分で決めるのです。

良いか悪いかの線引きは結局、みんな自分が基準です。

もし、あなたが誰かに「そんなものにお金を使ってもったいない。」と言われたとてしても、あくまでそれはその人の“基準”なのです。

まとめ

今日はお金を使うことがストレスに感じる原因と、それに対する考え方をお話してきました。

お金を使うことが悪いことであるというのは思い込みである。

お金を使うことで得られるメリットとデメリットを天秤にかけ、使うべきところで使うものである、ということでした。

 

私は今、人に「そんなの無駄遣いだよ。」と言われても、「この人はお金の使い方が違うんだな。」と流せるようになりました。

また、価格の中身を考えるようになり、感謝とともにお金を支払うことが出来るようになったと思います。

 

お金は墓場まで持っていけません。有意義に使えたらいいですよね。

自分にとってちょうどいいお金の使い方を考えるときの参考にしてみてくださいね。

お金がもたらすストレスから解放されますように。応援しています!

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!

   
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