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もくじ
ギターのCコードの押さえ方
まずは「C」の押さえ方を確認してみましょう。
5弦3フレット、4弦2フレット、2弦1フレットを押さえます。✕がついている6弦は鳴らさずにジャランと弾く、ということが上の「コードダイアグラム」からわかります。
コードダイアグラムの見方については、「コードダイアグラムとは?見方を解説!」で詳しく解説しています。
左手親指で6弦に軽く触れ、音が出ないようにしています。このように指を弦に軽く触れて、音が出ないようにすることを「ミュート」といいます。
その他、薬指を触れさせてミュートすることもできます。これは、5弦3フレットを押さえながら、薬指の一部を6弦に触れさせる、というやり方です。
これがCコードの基本的な押さえ方です。
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押さえられない原因と対処法・押さえ方のコツ
「上手く押さえられない」「ちゃんとした音で弾けない」のには、必ず原因があります。ここでは、できない原因とその対処法を解説します。
押さえる場所は「フレットバー寄り」
きちんと押さえられない1つ目の原因は、「コードを押さえる場所が適切ではない」ということです。コードを押さえる適切な場所とは、「フレットバーに近いところ」です。
この“フレットバー”というのは、フレットを区切る金属の棒のことです。下の写真、赤線で示した部分がそれにあたります。
けれど、コードを押さえる度に指を1本ずつ、ばらばらにフレットバーの近くに置いていく、というのはおすすめしません。なぜなら、それでは瞬時に、手をコードを押さえる形にする練習ができないからです。
なので、指の位置を1つずつおいていくのは確認程度にします。
そして、コードを押さえるときは、ギターのボディ寄りに押さえるイメージを持っておくと良いでしょう。
人差し指・中指・薬指の指先は立てる
2つ目の原因は、「指先が寝ている」ということです。
あなたは「C」コードを押さえる時、指先をこのように寝かせてしまっていませんか?
この写真を見ると、弦を指の腹で押さえ、爪が前を向いてしまっているのが分かります。これでは余分な弦まで押さえてしまい、いらない音が鳴ったり必要な弦が鳴らなかったりします。ですので、次の写真のように、できるだけコードを押さえる指先を立てるようにしましょう。
これは、ここで弦を押さえているからです。なので、この辺りを弦に当てるように意識すると指先が立ちやすくなります。
このように第一関節を曲げることは、あまり日常生活ではしませんよね。なので、初めは難しくて当然です。慣れれば出来るようになるので、可能な限り立てるように意識しましょう。
左手指の爪を切るのもコツ!
Cコードが押さえられない3つ目の原因に、爪が伸びていることも挙げられます。
先述の通り、コードを押さえるためには、できるだけ指先を立てる必要があります。ところが、弦を押さえる左手指の爪が伸びていると、これができないのです。
なぜなら、爪がストッパーのような役割をして、指先を立てるのを邪魔してしまうからです。ですから、左手指の爪は必ず切っておきましょう。
親指を適切な位置に定め、ミュートの役割を課す
4つ目の原因は「親指の位置が適切でない」ということです。
左手の親指の位置が適切でないと、指が届かなかったり押さえられなかったりします。それでは他の指を上手く使うことができないからです。つまり、親指をちょうど良い位置に定めることで、人差し指・中指・薬指を上手く使うことができ、押さえやすくなるのです。
ですから、親指をどこに置けば押さえやすいか、さらにはきれいな音が鳴りやすいかという事を研究してみましょう。
今回は、親指を6弦の上に添えるパターンをご紹介します。下の写真のように6弦の上に添え、親指に”ミュート”の役割を与えるのです。
下の「コードダイアグラム」を見るとわかるように、Cコードは6弦を鳴らしません。
これを鳴らさない方法として、親指に「ミュート」の役割を与えるのです。そして、そこを親指の位置として定めます。
他にも鳴らさない方法の1つとして、5弦以下を弾いて、6弦を弾かないということが挙げられます。
しかし、これでは誤って6弦を弾いてしまった時、Cコードの響きでは無くなってしまいます。ですので、最終的には6弦の音が出ないようにする「ミュート」という役割を親指に与えた形で押さえられるようになりましょう。
この時、親指の腹はあくまで「軽く触れさせること」がポイントです。完全に押さえてしまう、もしくは全く触れられていないと「ポーン」と音が響いてしまいます。これではミュートになっていません。
ミュートが出来た状態で、6弦をはじくと「バツッ」というように音が響きません。この感覚を親指に覚えさせます。
そして、全体的にはこのような形になります。
この形を手に覚えさせます。このように親指の位置を定めることで、手が安定して押さえやすくなります。
ネックは握らず「挟む」
5つ目の原因は「ネックを握ってしまっている」ということです。
「ネック」というのはこの部分のことです。
ギターの“首”に当たるところなので“ネック”なんですね。
その部分を、まさに“首”を絞めるように、ギューッと握ってコードを押さえようとしていないでしょうか。
握ってしまうと、写真のように手のひら全体が、ネックの裏にベッタリとついた状態になります。
指を開いて弦を押さえることに慣れていないと、このように力いっぱい握ってしまいがちです。しかし、これでは不必要な弦に触れてしまったり、余分な力が入ってしまったりして良くありません。次のようにするのが望ましいです。
この状態だと、ネック裏についている部分は、以下の写真斜線部分の「親指から人差し指の付け根」だけです。
「親指の第一関節と付け根の間」と「人差し指の付け根」でネックを挟むような感じになります。
このように「握る」というよりも「挟む」イメージを持つと押さえやすくなります。
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親指でのミュートが難しいならこんな押さえ方も!
ここまで親指で6弦をミュートする「C」の押さえ方を解説しました。しかし、初めのうちは「それがどうしてもできない!」ということがあるでしょう。
指を開く癖が出来ていないうちは、この“親指でミュートする”ということが難しい場合があります。私もそうでした。
そんな場合の押さえ方を2つご紹介します。
薬指でミュートする方法
1つ目は6弦を薬指でミュートする方法です。次のような押さえ方です。
これらの押さえ方では、薬指の一部を6弦に軽く触れさせることでミュートしています。
6弦のミュートをしない方法
ここまで解説してきた6弦のミュートですが、初めは親指でも薬指でも難しいことがあります。
そのような場合は、一旦6弦のミュートは置いておき、まずは薬指・中指・人差し指をしっかり押さえられるようになりましょう。そして、6弦をできるだけ弾かないようにしてCコードの音を鳴らします。
この時、「確実に5弦以下を鳴らさなくてはいけない!」と思わないことがポイントです。下方の弦の音が鳴っていれば違和感なく聞こえるので、4弦以下しか鳴らないようなことがあっても大丈夫です。
もちろん、将来的には6弦のミュートをする方法を習得した方が良いです。ですが、それができないうちはこのように対処し、慣れてきたらミュートに挑戦する、というように段階的に押さえ方を変えるのも1つの方法です。
私自身は、これらの押さえ方を経て、現在の「親指でミュートする」という形になりました。
基本的な押さえ方を解説してきましたが、押さえ方に絶対的な決まりはありません。大切なのは「C」の音をきちんと鳴らすことです。
ここで紹介する方法と全く同じでなくても、音がきれいに鳴ればその押さえ方でOKです。なので、まずは人差し指、中指、薬指がきちんと押さえられるようになることを目指しましょう。
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ギターのCコードが押さえられない、難しい!押さえ方のコツ:まとめ
ここまで、「C」コードの押さえ方について解説してきました。
要点をまとめると
・フレットバー寄りに押さえる。
・爪は切り、指先は立てる。
・親指の位置を適切な位置に定める。
・ネックは握らずに、親指と人差し指付け根で「挟む」イメージを持つ。
・親指のミュートが難しければ、薬指の一部を6弦に触れさせてミュートしても良い。
・5弦のミュート自体が難しければ、ひとまずは6弦を弾かないことで対処する。
ということでした。
これらのポイントを意識して練習することで、より早くCコードをマスターすることができるでしょう◎さらにこれによって指を開きやすくなり、他のコードを押さえるのにも役立ちます。
この他、コードを押さえるときのポイントを「ギターコードが押さえられない!弦の押さえ方・押さえるコツ」で解説しています。
是非合わせて読んでみてくださいね。
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それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!
B型さん