「アコギの穴の中にピックが入ってしまった!」というのは、“アコギあるあると”言えるほど、よくあることです。なかなか出てこないので焦りますよね。
でも、ご安心を!ちゃんと取り出す方法があります。これを知っておけばもう怖くありません。
今回はアコースティックギターの中にピックが入ってしまった時の取り出し方をご紹介します。
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もくじ
ギターをひっくり返して取り出す
まず初めに試みてほしいのが、ギターをひっくり返して取り出す方法です。
中に入ってしまったピックは、ギターをただやみくもに振ったり、傾けたりするだけではなかなか出てきません。なぜなら、ギターの中には、意外にも障害物がたくさんあるからです。
その正体は、ギターの表板やサイド・バックの板を補強するために、表板の裏に張り巡らされている木です。このようなものをブレーシングと言います。実際にギターの穴の中を覗いたり、手を入れて触ってみたりすると、内部に木の骨組みのようなものがあることが分かるでしょう。
中に入ってしまったピックは、これに引っかかってしまうため、いくら振っても出てこないのです。そんな時はギターをひっくり返してみましょう。これだけでコロッと出てくることもあります。ダメならこれを何回か繰り返してみてください。
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ギターの中のピックをジャンプさせるイメージで!ギターを振る
ギターをひっくり返すだけでダメなら、上下に振ってみましょう。ギターをひっくり返してから元に戻すと、「コロコロ」と音が聞えます。これによって、大体どのあたりにピックがあるかが分かります。
そこから、中でピックにハードル競争をさせるように、障害物を飛び越えさせながら穴の方へとピックを移動させていきます。この時、ピックを中でジャンプさせるようなイメージで、ギターを縦や横に振ることがポイントです。
それで出てこなければ、またひっくり返して「今ピックがどのあたりにあるか」の見当を付けます。そしてまたギターを振って…という動作を繰り返します。穴近くまできたらギターをひっくり返して、ピックを取り出します。
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長い棒にピックをくっつけて取り出す
次にご紹介するのは、定規等の長いものにテープを付けて取り出す方法です。用意するものは、割りばしや定規などの長さのある細長い棒とセロハンテープです。
先ほどご紹介したように、まずはギターを揺すって、ピックが穴から見えるところまで移動させます。
そこまできたら、セロテープを輪っかにしたものを割りばしや定規などの先に貼り付けます。すると次の写真のようになります。今回は小学生の頃に買った30cm定規を使用しました。笑
これをギターの穴に挿し込み、ピックをくっつけて取り出します。
とてもスマートですね。ピックが穴から見えているのなら、この方法が有効です◎
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弦を取り外し、ギターの中に手を入れて取り出す
前述のどの方法でも取れなければ、ギター弦を取り外して取り出すのも方法の1つです。
どのようにするかというと、弦交換の時の要領で、弦を目いっぱい緩めます。そして、ニッパーなどで弦を切った後、穴から手を入れて取り除きます。弦交換の方法については、「ギター弦の張り替え方!アコギ弦の交換方法・外し方から張り方を解説」を参考にしてください。
ただ、この方法は張ってある弦を無駄にしてしまうことになります。なので、張ったばかりの弦の場合は、できるだけ弦を取り外さずに、先ほどご紹介したような方法で取り出すようにしたいところです。
もし弦の交換時期が近づいているなら、この方法も良いでしょう◎弦の交換時期については、「ギターの弦交換、張り替え時やタイミングは?交換時期と頻度について」で詳しく解説しています。
ほとんどの場合、先述の3つの方法で取り出すことができます。ですから、この方法はどうしても取り出せない時の最終手段と思っておいてください。
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まとめ:ギターの中にピックが入った時はこうする!3つの取り出し方
ここまで、ギターの中にピックが入ってしまった時の取り出し方について解説してきました。
・ギターを何度かひっくり返してみる。
・ギター内の障害物をピックに飛び越えさせるようなイメージで、ギターを縦や横に振る。
・ピックが穴から見えたら、長いものの先に輪っかにしたテープを貼り、ピックをくっつけて取り出す。
・どうしても取れない場合は、弦を取り外して、中に手を突っ込んで取り出す。ただし、この方法は弦の張り替えが必要なので、最終手段と思っておきましょう。
ピックがギターの中に入ってしまうことは、初心者さんあるあるで、誰しも焦ってしまうものです。ですが、この取り出し方を覚えておけば、落ち着いて対処することが出来ます。
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この記事が参考になれば嬉しいです。
B型さん