弾き語りが難しいと感じる理由とその対処法

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こんにちは!シンガーソングライターのB型さんです。

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ギターの弾き語りって難しすぎる…と悩んでいる人は多いですよね。

これにはいくつかの理由があります。それらを理解し、対処法を知ることで弾き語りのハードルを下げることができます。

今回は、ギター弾き語りが難しいと感じる理由とそれらの対処法について解説していきます。

↓この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。

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ギター演奏と歌を同時に行うから

弾き語りが難しいと感じる理由の1つに、ギター演奏と歌を同時に行わなければならないことが挙げられます。ここに、“楽譜を見る”という作業も加わると、「1度にやるべきこと、考えるべきことが多すぎてもう無理!弾き語り難しすぎ!」ということになるんですね。

つまり、多くのことを1度にしなければならないから難しいということです。

それなら、やるべきこと、考えるべきことを減らせば良いのです。そのためには、覚えられることは覚えて、無意識にできることを増やしましょう。

この”覚えること”というのは、「歌詞」と「右手の動き」です。これらの理由を具体的に解説していきます。

歌詞を覚える理由

弾き語りの練習を始める前に、まず歌詞を覚えましょう。これは、頭の中で一生懸命歌詞を思い出しながら歌えるレベルで覚えるのではありません。自然と歌を口ずさめるくらいに覚えます。

例えば、覚えた歌を歌う時は、「次の歌詞は○○〇で、その次は…」なんて考えませんよね。おそらく、自動的に口から歌が出てくるはずです。このくらいのレベルまで覚えます。

すると、何も考えずに歌えるようになりますし、歌詞を見る必要もなくなります。そうなれば、後はギター演奏のことを考えるだけで良い、ということになりますよね。

このように、歌詞を覚えると、弾き語りの練習を進めやすくなります。

歌詞の覚え方については、「歌が覚えられない…歌詞を覚える方法、覚え方のコツ」で詳しく解説しています。

右手の動きを覚える理由

弾き語りを練習する前に、右手の動きも覚えましょう。「右手の動き」とは、ジャカジャカと弾くリズムのことを指します。これを「ストロークパターン」と言います。

この「ストロークパターン」を右手に覚え込ませて、無意識でもリズムを刻めるようにします。すると、考えなくても勝手に右手が動くようになります。

そうすれば、弾き語りをするときに考えるべきことが1つ減ります。だから、右手の動きを手に覚え込ませる必要があるのです。

これを覚えるための練習は、音楽を聴いたり歌ったりしながら、それに合わせて右手を動かすだけでできます。なので、ギターを持っていない時にもできます。

私は、電車に乗っている時、何かを待っている時などスキマ時間にやっていました。他人に見られるのが恥ずかしい時は、ポケットに手を入れてやることもありました。笑

こんなふうに、ギターを持たない時間を有効利用して覚えておけば、早く弾き語りの練習に入ることができます。

こうして「歌詞」と「右手の動き」を覚えたら、後はコードを押さえる左手を意識すれば良いだけになりますね。ここまで紹介したように、覚えられることを覚えてしまうと、1度に考えるべきことが減ります。その結果、弾き語りの練習が非常に進めやすくなります。

弾き語りの練習については、弾きながら歌うのって難しい!弾き語りで歌えない時の練習方法でさらに詳しく解説しています。

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ギターの音が綺麗に鳴らないから

弾き語りが難しく感じるもう1つの理由に、ギターの音が綺麗に鳴らせないということが挙げられます。これは、まだギターを始めて間もない頃に、特に多い問題です。中でも問題となるのは、下の写真の「F」コードに代表されるバレーコードです。

「F」コード

バレーコードとは、1本の指で複数の弦を押さえるコードのことです。上の写真では、人指し指で1フレットの弦をグッと押さえる「バレー」の状態になっています。

このように押さえるコードは、綺麗に鳴らせるようになるまで、数週間から数か月かかります。そのため、ギターを始めて間もない頃に、綺麗に鳴らないのは仕方のないことと言えるんですね。

もちろん、 「難しいギターのバレーコード、Fの押さえ方のコツと練習法」 で紹介しているような「F」コードを押さえやすくなるコツはあります。ですが、これができるようになるには、ある程度の「慣れ」も必要なのです。

楽観的に言えば、慣れればできるようになるので、綺麗に鳴らなくてもそのまま練習すれば良いとも言えます。

でも、「綺麗に音が鳴らない状態で、弾き語りの練習をしても面白くない!難しすぎ!もうやめたい!」と感じる人もいるでしょう。そのような場合は、使われているコードが簡単な曲で挑戦してみるのがおすすめです。そうすれば、比較的早く弾き語りの形にすることができます。

尚、弾き語りの詳しい練習方法については、「弾きながら歌うのって難しい!弾き語りで歌えない時の練習方法」で解説しています。

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ギターと歌だけだから

弾き語りが難しく感じる理由に、ギターと歌だけで勝負しなければならないということも挙げられます。そのため、 演奏や歌に工夫を施さなければ、単調で面白みのないものになってしまいます。これが、弾き語りの難しい理由になります。

反対に、様々なパートが入っているバンド形式なら、色々な楽器の演奏があるので単調になることは少ないです。それに比べると、弾き語りは1つの楽器と歌だけなので、このような問題を感じやすくなります。

私自身、弾き語りを始めてから長い間、コードをジャカジャカと弾くだけの演奏をしていました。つまり、ストロークだけの単調なギター演奏だったんですね。さらに、歌もいつも力いっぱい歌う、という状態でした。

ですが、ある時自分の演奏を録音して聴いてみたら、とても単調な感じがしたのです。その状況を打破したい!と私は考えました。その対処法は現在も研究中ですが、これまでの経験で以下の2つのことに気づきました。

・演奏や歌に「強弱」を付ける。

・テクニックをちりばめる。

これらの理由と方法を1つずつ解説していきます。

演奏や歌に「強弱」を付ける

曲を単調なものにしないためには、演奏や歌に「強弱」を付けると良いです。それによって、曲に「メリハリ」が生まれるからです。このことは、既存の曲がヒントになります。

例えば、CDなどで曲を聴いていて、1曲を通してずっと同じくらいの音量で聞こえるということは少ないですよね。一例を上げると、Aメロは静かで、Bメロで少し大きくなり、サビで一気に盛り上がるというような感じになっています。こんなふうに変化があるはずです。

また、バンド演奏の曲でも、全てのパートが同じ調子で鳴っているということはあまりありません。例えば、曲の場面ごとに、それぞれの楽器の音が抜けたり加わったりします。これによって、場面ごとの強弱や雰囲気を変えられていることが多いです。

これらのことをヒントに、演奏や歌に強弱をつけるようにします。例えば、Aメロはギターの音を減らして静かに歌い、Bメロでは少し音を増やす、そしてサビはギターも歌も強くして、盛り上げる!というような感じですね。

このように演奏や歌に強弱をつけると、随分単調な感じが軽減されます。

テクニックをちりばめる

単調な曲を打破するためには、ギター演奏にテクニックを少しずつちりばめることも効果的です。ギターのテクニックには、「アルペジオ」「ハンマリング・オン」「プリング・オフ」「スライド」「グリッサンド」「ミュート」「ブリッジミュート」…など様々なものがあります。

「そのテクニックってどんなもの?」と思った方は、「よく聞く、よく見る!ギターテクニック集 種類一覧」で確認してみてください。

これらのようなテクニックをところどころに入れるだけでも、ギター演奏に表情が付きます。

例えば、Aメロはジャンジャンと弾いていたのを、Bメロでは「ブリッジミュート」でジャッジャッと歯切れよく演奏する、というようなことです。その他、間奏のところで1か所だけ「ハンマリング・オン」を入れるなど、小さなことでも良いですね。

このようなテクニックを、ところどころに入れるだけでもアクセントになり、演奏に表情が生まれます。

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まとめ

ここまで、弾き語りが難しく感じる理由とその対処法について解説してきました。

・ギター演奏と歌を同時に考え、行うから難しい。歌詞と右手の動きを覚えて、無意識にできることを増やすことで、練習が進めやすくなる。

・バレーコードの音がなかなか綺麗に鳴らないから難しい。慣れればできるようになるが、簡単に弾ける曲を選ぶのも対処法の1つ。

・ギターと歌だけの音で勝負しなければならないから難しい。強弱を付けたり、テクニックちりばめることで、曲に表情が生まれる。

これら理由を理解し、対処法を知ることで、弾き語りの練習を順調に進めてくことができます。そうすれば、「弾き語りって楽しい!」と感じられるようになるはずです。

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それでは、最後までお読みくださり、ありがとうございました!

B型さん

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