「趣味としてギターが弾けたらいいなぁ。」と思っている主婦の方は意外と多いですよね。
でも、「今から始めてちゃんと弾けるようになるんだろうか?」という心配があって、なかなか始められないという人も少なくないです。
ギターは気軽なことが魅力の1つです。そのギターのことや始め方などをざっくりと知ることができれば、初めの1歩が踏み出しやすくなすはずです。
今回は、主婦でも弾けるようになるのか?という事から、ギターの選び方などもご紹介していきます。
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もくじ
主婦でもできる?
「主婦でも弾けるようになるのか」という事で、心配されるのは主に以下の3点でしょう。
・年齢的な問題
・時間的な問題
・経済的な問題
これらのことについて順に考えていきましょう。
年齢的な問題
まず1つ目に挙げられるのが年齢的な問題です。「今から始めても遅くないか」という事ですね。
さらに、「音楽は全くの未経験者だけれど弾けるようになるのか」という心配もあるでしょう。こういった悩みをお持ちの方は多いです。
ですが、結論から言うと、年齢が理由で弾けないことはありません。いつから始めても弾けるようになります。
実際に私は弾き語りを教えていますが、音楽未経験の所から始められた50代の方もいらっしゃいますし、実際に弾けるようになられています。
また、ギターは定年後の新しい趣味として始める方も多いです。そこから始めて、ライブ活動などをされる方もいらっしゃいます。ギター界では、このようなことは珍しいことではありません。
このことからもわかるように、ギターを始めるのに「主婦だと遅すぎる」という事は全くありません。
それに、音楽経験が未経験の所からギターを始める人は多いです。
音楽経験がない人の多くは、「楽譜が読めないから弾けるようにならないのでは?」と不安になります。でも、ギターを始める時、ピアノで使用するような五線譜の楽譜は使いません。何を使うのかというと、ギター専用の楽譜です。
これは、ギターを弾く人が理解しやすいように作られたもので、音楽の授業で習うようなものではありません。楽譜と言っても“図”のような要素もあります。
なので、それまでの音楽経験に関係なく、見方さえ理解すれば誰でも読みやすいものになっています。そのため、音楽未経験でも始めやすいのです。
ギター専用の楽譜については「初心者さんのためのギター楽譜の見方、読み方」で詳しく解説しています。
時間的な問題
主婦でもできるかどうかが心配な2つ目の理由として、時間的な問題も挙げられます。
私も主婦なので、これは日々実感しているところですが、何しろ自分の時間やまとまった時間がなかなか取れませんよね。
その中でちゃんと弾けるようになるのかどうか。ここが気になるところでしょう。ただこれは、やりようによってどうにかなる、というのが私の考えです。
例えば、ギター教室に習いに行くとなると、まとまった時間が必要だから始める勇気が出ないという人もいますよね。
ただ、必ずしも教室に通う必要はありませんし、ギターは独学でも弾けるようになります。私自身は現在シンガーソングライターとして活動していますが、ここまで独学でやってきました。
独学でやるなら教室に通う時間を捻出しなくて済みますし、まとまった時間が取れなくても、細切れの時間で練習することができます。
もちろん、練習時間を確保するための工夫は必要ですが、細切れの練習でも少しずつ積み重ねていけば弾けるようになります。
そもそも集中力ってそんなに長くは続きません。特にギターを始めたばかりの頃は、慣れないことをするので、長時間練習することは難しいでしょう。
つまり、長々とギターを抱えているより、短い時間の練習を積み重ねた方が集中して練習できるんです。ですから、細切れの時間を利用して少しずつ練習を積み重ねて行ける点で、細切れの時間しか取れないことは逆にプラスになる、とも考えています。
私自身、これまでの経験から少々忙しい時の方が上達に繋がる練習ができると感じています。
私は高校3年の忙しい受験生の時にギターを始めました。大学生になり、たっぷりと時間がある時期を経て、社会人になり再び時間のない日々を送りました。それからというもの、今もなお忙しい日々を過ごしています。
その中で、頑張れたのは忙しい時期でした。おそらく時間がない中で自分の時間を大切にしようという気持ちが生まれるんでしょう。逆に最も時間のあった学生時代は、ついつい怠けてしまって、効果的な練習ができていなかったように思います。
ですので、まとまった時間が取れず練習できるか心配という問題も、やりようによって解消することができます。
経済的な問題
3つ目の主婦の不安として、経済的な問題も挙げられます。「家計を圧迫しない範囲の趣味としてやりたい」という方も多いことでしょう。
もちろんギターを購入する際にはお金が必要ですが、その後続けていくのに家計を圧迫するほどの支出が続くと厳しい…という方もいるでしょう。
これから新たに習いに行くとなれば、定期的に大きなお金が出ていくことになります。でも、ギターは独学でやる事ができますから、そのようにすれば大きな支出はありません。
例えばアコースティックギターの場合なら、継続的に書かるお金と言えば「弦代」くらいでしょう。
弦は、交換するために定期的に張り替える必要があります。その期間は、およそ1ヶ月から3か月くらいになるでしょう。替えのギター弦は6本セットで1000円以下からあります。
ギター弦の張り替えのタイミングについては「ギター弦の替え時、タイミングって?交換時期や頻度について」で解説していますので、参考にしてみてください。
その他揃える物や必要な物はその都度買い足していくことはありますが、一般的なアコースティックギターならそんなに多くのものを必要とはしません。
一方、エレキギターの場合は、必要な機材などが多いです。そのため、経済的なことを考えればアコースティックギターの方がお財布には優しいですね。
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おすすめジャンルは?
ここでは、初心者さんにおすすめのジャンルをご紹介します。一口にギターと言っても、いろいろなジャンルがあります。
例えば、ギターを弾きながら歌う“弾き語り”や、ギター1本でメロディーも伴奏も弾く“ソロギター”、エレキギターで“ロック”を演奏する…などなど色々あります。
極論を言うと、何に挑戦しても良いです。「好きこそものの上手なれ」ですから、好みの音楽を練習するのが1番良いです。
ただ、その中で最もとっかかりやすいものとしておすすめなのは“弾き語り”です。なぜなら、弾き語りは複雑なテクニックなどを使わなくても形にできてしまうからです。
そのため、他のジャンルに比べて比較的短期間で完成させやすく、早く楽しめるんですね。もちろん、その後難易度の高い他ジャンルに移行していくことも出来ます。
つまり、弾き語りにまず取り組むと「できた!」と達成感を感じながら進んで行きやすいのです。
このことからわかるように、弾き語りは最も難しいこと抜きで楽しめるジャンルなので、初めに取り掛かるのにおすすめなのです。
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どんなギターがおすすめ?
エレキギターかアコースティックギターか
始めることが決まったら、ギターを準備しましょう。
ギターにも色々な種類があり、まずは大きく「アコースティックギター」と「エレキギター」に分けられます。
これらのどちらが良いかという事ですが、気軽な趣味として始めたいならアコースティックギターがおすすめです。もちろん、弾きたい方を選ぶのが一番良いですが、どちらにするかを迷っているならアコースティックギターが良いでしょう。
なぜなら、アコースティックギターはエレキギターに比べて必要なものが少なく、演奏する前の準備も楽だからです。
エレキギターは、ギターだけでは演奏が成り立ちません。「アンプ」という機材にギターを繋ぐ必要があります。その他の機材が必要になることもあります。
そのため、始める前の準備もアコースティックギターに比べると少々面倒です。
さらに、エレキギターは様々な機材を使って色々な音色を作って演奏を楽しみます。ですので、ギターそのものを楽しむことに加えて、”様々な機材をいじって楽しむ”という側面もあるんですね。
その分、機械的な知識を学ぶ必要性が出てきます。また、後々機材代などで出費が増えていくこともあります。
これはこれで楽しいのですが、「純粋に何か気軽に弾いてみたい」という楽しみを求めている場合は、シンプルなアコースティックギターがおすすめです。
エレキギターとアコースティックギターの違いについては「初心者のギターの選び方は?まずは種類を知ろう!」で詳しく解説しています。
どんなアコースティックギターにするか
アコースティックギターの中でもさらに、大きく「クラシックギター」と「フォークギター」に2種類に分かれます。これらは弦の素材や得意なジャンルが異なります。
クラシックギターは、次のようなナイロン製の弦を張ります。
こちらはポロンポロンと柔らかい、優しい音がするのが特徴です。印象としては素朴な感じの音です。ジャンルとしては、クラシックや民族音楽などで使われることが多いです。
これに対して、フォークギターは金属製の弦を張ります。こちらの音は、金属独特のシャープな音がします。クラシックギターの音と比べて、派手な印象の音で、ポップスやロック、弾き語りなど幅広いジャンルで使用されます。
どちらのギターも得意なジャンルがあるとはいえ、使い方が決まっているわけではないので、「どちらの音が好きか」ということで決めても良いです。
ですが、まず定番でいきたいなら金属弦のフォークギターがおすすめです。
また、フォークギターはクラシックギターに比べて演奏人口が多く、教則本や参考にできる動画などが見つかりやすいので、これもおすすめの理由の1つです。
アコースティックギターの選び方については「アコースティックギターを弾こう!初心者さんのためのアコギの選び方」で解説しています。買いに行った時の流れなども解説していますので、ギター選びの参考にしてください◎
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ギターを選ぶときの注意点
安すぎるモノは避ける
ギターを選ぶときの注意点として、数千円で購入できるような「安すぎるモノ」は避けた方が良いでしょう。なぜなら、そのようなものは弾きづらいことが多いからです。
こういうものは、弾き慣れた人でも「弾きづらい」と感じます。
特にギターを始めて間もない頃は、指で弦を押さえることに苦労します。その時に、弾きづらいものを使っていると、練習するのも嫌になってしまいます。
逆に、ある程度価格のするものを選ぶと作りが安定してきますので、余計な苦しみを味わわずに済むので、挫折を防ぐことができます。
一概に価格を言い切ることは難しいところですが、大体3万円くらいの予算で考えておくと良いでしょう。
実際に抱えてみてから買う
最近ではネットでも販売されており非常に便利ですが、ギターを購入するのは、実際に持ってみてからにしましょう。
なぜかと言うと、ギターは種類によって大きさや形など色々なものがあり、体にしっくりくるものとそうでないものがあるからです。
しっくり来るか来ないかは「弾きやすさ」に直結します。ひいては挫折するかどうかにも関わってきます。ですので、初めてのギターは特に抱えやすいものを選びましょう。
そのためには、楽器店に行き、実際に抱えてみてから購入する必要があります。
中古品は避ける
これからギターを購入しようと考えている方の中には、「続くかわからないからまずは安い中古品で…」と考えている人もいるでしょう。ですが、中古品は避けましょう。
なぜなら、中古品の中には状態の悪いものも存在するからです。見た目はきれいでも、弾きにくい状態になってしまっているものもあるのです。
そのため中古品のギターを購入するには相当の目利きが必要で、経験者でも中古品を購入するのはかなり気を使います。それを、これまでギターを弾いたことのない人が判断するのは不可能です。
弾きにくいギターを初めてのギターにしてしまっては、挫折の可能性が上がります。特に、フリマアプリなどで一般の人が出品しているようなものはやめておきましょう。
見た目は「美品」でも、販売者に専門的な知識がなかった場合、弾きづらい状態となっている可能性もあります。苦労が多い初心者の時こそ、弾きやすいギターを弾くことが挫折を防ぎます。
ですので、状態が分からない中古品は避けるべきなのです。
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ギター以外に揃えるものは?
アコースティックギターを始める際、ギター以外に揃えたい最低限のグッズのが以下の6点です。
チューナー/ピック/ギタークロス/ギタースタンド/替え弦/ラジオペンチ
楽器店に行くと「あれもこれも!」と色々なものを買わなくてはいけないような気がしてきますよね。ですが、まずは以上のものを購入し、他のものは必要に応じて購入していくと家計的にも無駄がなくて良いですね◎
ギター以外に揃えるグッズについては「ギター初心者に必要な揃えるべきものは?最低限いるもの買う物リスト」で詳しく解説しています。
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練習の進め方
練習の進め方としては、主に「ギター教室に習いに行く」のと「独学」の2つの方法が挙げられます。
ギター教室に行くと、カリキュラムに沿って教えてもらえますし、わからないことがあっても先生に直接聞くことができるので効率よく練習を進めていくことができます。
それに、1人でやっていると下がりがちなモチベーションも、定期的に教室に通うことで維持しやすいというメリットがあります。
ですが、主婦の方には「自分の習い事に時間を割くのが難しい」という方もいらっしゃいますよね。そのような場合は弾けるようにならないのか、と言うとそうでもありません。先述の通り、独学でも弾けるようになります。
独学は完全に自分のペースで練習ができるのが良いところです。ですから、まとまった時間の取れない主婦には独学で出来るのはありがたいですね。
ただ、誰かに教えてもらう方法に対して時間がかかるというデメリットがあります。なので、必要に応じて教則本などを使いながらやっていくと進めやすくなります。
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まとめ
ここまで、全くの音楽未経験者の主婦でもギターを弾けるようになるのかという事についてお話してきました。
ざっとまとめると
・何歳からでも始められる。
・独学でも練習できるので、細切れ時間を利用して練習することも可能。独学なら金銭的に大きな負担がかかることもあまりない。
・アコースティックギター弾き語りが手軽でおすすめ。
・ギターは、安すぎるモノや中古品は避け、実際に抱えてから購入する。
・アコースティックギターなら、ギター以外に必要な最低限の物はチューナー/ピック/スタンド/クロス/替え弦/ラジオペンチ。
・練習は、教室に通う方法もあるが、教則本などを利用しながら独学でやっていくことも可能。
という事でした。
ギターという趣味を得ると、家事の合間にサクッと弾いて歌うと良いリフレッシュになります。家族と一緒に歌うのも楽しいですね。ギターを弾いてみたいなら、あれこれと考えるよりやってみることが一番です。
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それでは最後までお読みくださり、ありがとうございました。
B型さん