「ギターコードっていっぱいあって、どれから覚えたら良いのかわからない…」と悩んでいませんか?
確かにギターのコードはたくさんありますが、よく出てくるコードはある程度限られています。それらを覚えておくことで、色々な曲に挑戦しやすくなります。
今回は、ギター初心者さんが初めに覚えるべき基本のコードについて解説していきます。
この記事の内容を動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。↓
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もくじ
ギターコードとは
ギターコードとは、ギターで同時に複数の音を鳴らす和音のことです。ギターの弾き語りは、この“コード”を「ジャンジャン」と鳴らしながら歌うのが基本です。
ギターコードの押さえ方はある程度決まっていて、それは、以下のような「コードダイアグラム」という図で表されます。
コードダイアグラムの見方については、「ギターのコードダイアグラムとは?コードの見方・読み方を解説」でより詳しく解説しています。見方から詳しく学びたい方は、こちらをご覧ください。
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ギターコードの押さえ方の基本
ギターコードは、少しのことでラクに、きれいな音が鳴らしやすくなります。どのようなコードにも共通する押さえ方の基本を知っておきましょう。
爪を切る
きちんと弦を押さえられるようになるためには、出来るだけ爪を短く切っておきましょう。形によっては、あまり短く出来ない場合もあると思います。そのような場合は、痛みを感じる程の深爪にする必要はありません。
フレット近くを押さえる
ギターのコードを押さえやすくする重要なポイントが、フレット近くを押さえるという事です。フレットとは、以下の写真に示した、ギターの押さえる面に打ち込まれた金属の棒のことです。
これに近いところだと、比較的少ない力でコードを押さえることが出来ますので、この近くで弦を押さえるように心掛けましょう。
指先を立てる
次のポイントは、以下の写真のように指先を立てて弦を押さえるという事です。
指の腹ではなく”頭”を使って押さえましょう、という事です。
ですが、これが非常に難しく、初めは全くできないという方も多いです。これは慣れによってできるようになっていく面も大きいので、初めからきっちりとできなくても構いません。
ただ、意識しておくことで早く出来るようになりますので、頭の隅に置き、心掛けるようにしましょう。
この他、ギターコードを押さえられるようになるためのポイントを「ギターコードが上手く押さえられない!弦の押さえ方・押さえるコツ」で詳しく解説しています。
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初心者が覚えるべき基本・必須のコード
初心者さんに、初めに覚えてほしい基本のコードは以下の11個です。
私自身弾き語りで弾いてきた曲は数百曲に上りますが、この11個のコードはその中でもよく登場するおなじみのコードと言えます。
これらを押さえておけば、ある程度の曲が弾けるようになります。さらには、練習もしやすくなりますので、ぜひ覚えておきましょう。これらの押さえ方を順にご紹介していきます。
C
まず初めに基本の基本としてよく出てくるのがこのCコードです。
とは言っても、大きく指を開く必要があり、押さえるのは意外に大変です。初めはなかなかきれいに鳴らせませんが、少しずつ慣れていきましょう。
さらに、6弦は鳴らないように、以下のように親指の腹で軽く触れておく必要があります。
ただ、これも初めは出来ない事が多いです。その場合は、押さえるべきところをきちんと押さえることに集中し、6弦は弾かないようにする方法で対処しましょう。
Cコードの押さえ方のコツは「ギターのCコードが押さえられない、難しい!押さえ方のコツ」で解説しています
D
上のダイアグラムの指示通り、5弦と6弦は親指で軽く振れ、鳴らないようにします。
ですが、6弦は出来ても5弦までは届かない方も多いでしょう。確かに、厳密に言えば6弦と5弦の両方を鳴らさないようにするのが正解です。
ただ5弦に関しては、鳴っても違和感のない響きですので、鳴らしてもOKです。できるだけ下の方の弦を狙うようなイメージで弾きましょう。
Dm
人差し指が2弦を押さえてしまいがちなので、思っているより下を押さえるようにすると上手くいきやすいです。何度も押さえているうちに手が形を覚えてくれますので、めげずに繰り返し押さえましょう。
E
全ての弦を鳴らします。押さえるべきところを押さえたら、全ての弦をジャーンと鳴らしましょう。
このように、細かなところを気にせず思い切って鳴らせるコードです。そのため、右手を振るリズムの練習をする時にはおすすめのコードです。
Em
11個のコードの中でもよく見かけるコードです。上のダイアグラムでは、人差し指と中指で押さえるよう指示されていますが、前後のコードによっては薬指と中指で押さえてもOKです。
F
人差し指1本で1フレットを全体的に押さえます。このように1本の指で複数の弦を一気に押さえることを「バレー」もしくは「セーハ」と言います。
この“バレー”は初心者さんにとっては難しいため、しばしば「Fコードの壁」と呼ばれ、挫折者も多いコードです。ただ初めは鳴らないのが当たり前ですので、鳴らなくてもあまり気にせず、形を作ることから慣れて行けばOKです。
また、Fコードは難しいために、簡単バージョンのような押さえ方も存在します。ですが、そのような押さえ方のものも取り入れると、覚えなければならないフォームがその分増えてしまいます。
それによって、結局覚えるのに時間がかかってしまいますので、とりあえず鳴らなくても押さえ方を覚えることを優先した方が、考えることが少なくて済みます。
私自身も簡単バージョンの押さえ方を取り入れて練習した経験があります。けれども、逆に覚えるフォームが増えて大変だと感じたため、鳴らなくても押さえ方を覚えることに集中しました。そうしているうちに指が慣れて、音も必ずきちんと鳴るようになっていきます。
覚えることが多い初心者時代には、このようにシンプルに進めた方が練習がしやすかったと感じます。
Fコードの押さえ方のコツは「できない、難しいギターのFコード!押さえ方のコツと練習法」で詳しく解説しています。こちらが参考になれば嬉しいです。
G
Cコードと並んで、最初に登場することが多いのがこのGコードです。基本のコードとは言え、指同士をしっかりと広げる必要があるので難しく感じます。初めからきれいに鳴らすことは難しいと心得、ストレッチなどを行いながら少しずつ出来るようになっていきましょう。
難しい場合は、異なる指で押さえる方法もいくつかあります。Gコードの他の押さえ方の他、コツについては「難しいギターのGコード!押さえられない、届かない!押さえ方のコツ」で詳しく解説しています。
A
上のダイアグラムでは3本の指で押さえる方法をご紹介しましたが、人差し指1本で一気に3本の弦を押さえることもあります。
Am
前出のEコードの各箇所を1弦ずつ下に移動すると、このAmというコードになります。Eコードのダイアグラムと見比べて確認してみましょう。
1弦ずつ下に下がるだけ…と思いきや、これが案外難しいです。AmとEを交互に押さえる練習も指の感覚を鍛える良い練習になります。
B
初心者さんが非常に苦労するコードの代表格で、Fと同じバレーが必要なものです。4フレットは、上図「押さえ方1」のように3本の指で押さえるフォームが紹介されることが多いです。
ですが、人によっては、上図右「押さえ方2」のように4フレットを薬指1本で押さえた方がやりやすい場合もあります。都合の良い方法を選びましょう。
また、6弦は鳴らしません。この場合は、以下の写真のように、人差し指の先を6弦に軽く触れて音が響かないようにします。
上でご紹介した2つのうち、どちらの押さえ方の場合でもきちんと押さえられるようになるまでには時間がかかるコードです。
私自身も、一般的に“壁”と言われるFコードよりも鳴らせるようになるまでに時間がかかりました。ですので、Fコード同様に鳴らなくてもあまり気にせず、まずは指のフォームに慣れることから始めましょう。
このBコードの押さえ方のコツについては「指がムリ…ギターのBコード、押さえ方のコツ」で詳しく解説しています。
Bm
こちらもバレーが必要なコードです。
ただ、押さえる場所は異なるものの、各指の位置関係はFコードと同じです。ですので、Fコードと同様に、まずはこのフォームを形作ることに慣れていきましょう。
Fコードと異なるのは、6弦を鳴らさない点です。Bコードのところでご紹介したように、人差し指の頭を6弦に軽く触れさせて、該当弦の音が響かないようにしましょう。
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初心者が覚えるべき基本・必須のギターコード11選:まとめ
今回は、初心者さんが覚えておくべき基本・必須のコードをご紹介してきました。
・ギターコードを押さえる時は、爪を切り、指先を立てるようにすることを心掛けましょう。出来るだけフレット近くを押さえるのがコツ。
・初心者さんが初めに覚えたいコードは、C/D/Dm/E/Em/F/G/A/Am/B/Bm。
これらのコードは、登場する頻度が非常に高いです。そのため、これらをまず覚えることで、様々な曲に挑戦しやすくなります。
全てのコードを一気に覚えることは困難ですので、ここにあるものを優先して覚えていくようにしましょう。
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この記事が参考になれば嬉しいです。
B型さん