【ギター初心者】アコギで簡単！ハッピーバースデーを弾き語り

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誕生日会で「“ハッピーバースデートゥーユー”の曲を、アコギで弾き語りできたらいいなー」と思ったことはありませんか？

この曲は、3つの基本的なコードを使って演奏することができ、初心者さんでも簡単に弾けるようになります。ギター入門にももってこいの曲ですから、一度はぜひ弾いてみてください。

家族や友達の次の誕生日、いつもとはちょっと違う“ハッピーバースデー”でお祝いしましょう◎今回は、そんな“ハッピーバースデー”の曲の弾き方を解説していきます。

この記事の内容を以下の動画でも解説しています。画面中央の再生ボタンを押してご覧ください。↓

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1 “ハッピーバースデートゥーユー”に登場するコードは３つ
2 簡単バージョンで弾いてみよう
3 ノリノリでリズムよく弾いてみよう
4 歌いやすいキーに簡単に変えられる
5 まとめ:【ギター初心者】アコギで簡単！ハッピーバースデーを弾き語り

“ハッピーバースデートゥーユー”に登場するコードは３つ

この曲で登場するコードは、以下のG・C・Dの3つです。

これらの押さえ方を詳しく見ていきましょう。

G

Gは次のように押さえます。

このような図をコードダイアグラムと言います。

図の一番上が最細の1弦で、一番下が最太の6弦を表します。黒丸の中の漢字は、押さえる指を表しています。これを実際に押さえると、次のような形になります。

上の写真右の赤丸部分が押さえるところを示しています。

ただ、ギターを抱えた状態では、下の写真のように1弦が一番下・6弦が一番上に来ますから、図の上下がさかさまになっているように感じますよね。初めはこの見方で混乱するかもしれません。

そんな時はギターを下のように寝そべらせて、ダイアグラムと並べてみてください。

こうすると、指板図そのままの形になるので分かりやすいです。コードダイアグラムの見方については「ギターのコードダイアグラムとは？コードの読み方・見方を解説」で詳しく解説しています。

こうして先述のように、小・薬・中指の3本で押さえます。

ですが、「小指と薬指が開かない！どうしても無理！」という人もいるでしょう。そんな時は、次のような押さえ方でもOKです。

Gコードの押さえ方については、「難しいギターのGコード！押さえられない、届かない！押さえ方とコツ」でより詳しく解説していますので、もっと知りたい方はこちらの記事をお読みください。

C

Cは、薬・中・人差し指の3本で次のように押さえます。

上の図(コードダイアグラム）の6弦の左端に×印が書いてありますね。これは、6弦を鳴らさないことを示していますので、6弦は弾かずに5弦以下の弦を鳴らします。なぜなら、Ｃコードで6弦を鳴らしてしまうと気持ち悪い不協和音になってしまうからです。

この時、可能であれば親指をネックの上からのぞかせて、上の写真のように腹の部分を6弦に軽く触れさせましょう。

こうすることで、鳴らしたくない6弦を誤って弾いてしまっても、その音が響きません。それで不協和音になるのを防ぎます。グッと押さえる必要はなく、ギリギリ触れる程度でOKです。

このように、その弦の音が鳴らないようにしておくことを“ミュート”と言います。

ただ初めは、この6弦のミュートが難しい場合がほとんどです。そんな時は、以下の写真のように、親指をネック裏の真ん中に添えてＣコードを押さえて5弦以下を鳴らす方法を取りましょう。

Ｃコードの押さえ方については、「ギターのCコードが押さえられない、難しい！押さえ方のコツ」で詳しく解説しています。

D

Ｄは、薬・中・人差し指の3本で次のように押さえます。

このダイアグラムの６弦と５弦に×が付いていますから、Ｄコードは4弦以下の弦を鳴らすことがわかります。

ただ、5弦は鳴ってしまっても不協和音にならないので、鳴らしてもＯＫです。なのでＣコードと同様、可能であれば6弦を親指の腹でミュートしましょう。

ただし「4弦（もしくは5弦）以下を弾くことを確実に守ろう」と思いながら弾くと、スムーズに弾けません。4弦が鳴らないことがあってもいいので「何となく下の方を弾く」くらいの認識で良いです。

Ｄコードについては「ギターのDコードの押さえ方のコツ！指の使い方や弾き方」で詳しく解説しています。

簡単バージョンで弾いてみよう

さて、コードを押さえたら、右手で弾いていきましょう。まずは一番簡単な方法をご紹介します。

それは、次の図のコードが書かれたタイミングで、各コードをジャラーンと弾くというものです。

実際に弾いてみると次のようになります。

1コードに付き、1回ジャラーンと弾くだけで、ちゃんと“ハッピーバースデートゥーユー”の歌になっていますよね。

弾く時にピックが使える人は使っても良いですし、持っていない人は手で弾いてもＯＫです。ピックで弾くとシャキッとした音に、手で弾くとマイルドな優しい音になります。

尚、ピックの持ち方については「ギター初心者の壁、ピックの使い方！持ち方・握り方」で解説しています。

最後の「トゥーユ―」のところでは、ＤＧとすぐに押さえ変えなければならないのが少し大変かもしれませんが、良い感じになるので頑張ってみてください。

もし「今日披露するから練習している余裕がない！」という人は、「トゥー」のＤのコードは飛ばして、次のように演奏するという手もあります。

上の動画でのように「トゥー」のところで一旦音を止めた方がきれいに聞こえます。

ノリノリでリズムよく弾いてみよう

前述した弾き方だとしっとりとした雰囲気のハッピーバースデーになりますが、誕生日まで時間に余裕がある方は、次のようなノリノリのバージョンで演奏するのも良いかもしれません。

こちらはポップなハッピーバースデーになりますね。では、こちらの弾き方を解説していきます。

この曲は“3拍子”と呼ばれるリズムです。「拍子なんてわからない…」という人も大丈夫。

まずは、「１・２・３、１・２・３…」と3ずつ手拍子をしながらこの歌を歌ってみてください。ハッピーバースデーの「バー」からカウントを取り始めましょう。すると、次のようになります。

実際にカウントをしたものがこちらです。↓

この１・２・３のリズムに合わせてジャンジャンジャンと弾くと、ポップなハッピーバースデーの出来上がりです。

拍子についての詳しい解説は「【音楽用語】拍・拍子とは？拍子と拍の違いを優しく解説」でご覧ください。

歌いやすいキーに簡単に変えられる

さて、ここまでやってきて「この高さでは歌いにくい」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

「カラオケのように、ボタン一つでキーを変えられたらいいのに」と思いますよね。そんな時は“カポタスト”という道具を使うと、それと同じようなことが簡単にできます。この道具は通称“カポ”と呼ばれ、ギタリストにとってはとても便利なグッズです。

このカポを、試しに３フレットに付けてみましょう。以下の写真のように、フレットバーに対して平行に付けます。

そして、このカポのすぐ隣を1フレットと考えて、先ほど紹介したG・C・Dの3つのコードを使って弾いてみてください。要するに、以下写真のようにナットが３フレットのところに移動したと考えて弾くという事です。

これで弾いてみると、全体の高さが上がっているはずです。このカポを４フレット、５フレット…と、付ける位置を高くしていくと、曲全体の高さ（キー）が上がっていくというわけです。

その一方で、先ほどのカポなしの状態だと「高すぎて歌いにくい」という方もいるでしょう。特に男性はそのように感じる方が多いと思います。

そんな時はまず、カポを付けずに、元の高さで演奏して1オクターブ低い高さで歌ってみてください。それだと低すぎる場合は、カポを使って、そこからキーを上げていくようにします。

カポタストについては「【カポタスト】ギターのカポとは？付ける意味や位置、付け方・使い方」で詳しく解説しています。

まとめ:【ギター初心者】アコギで簡単！ハッピーバースデーを弾き語り

ここまで、アコギでハッピーバースデーを弾き語る方法をご紹介してきました。

・ダイアグラムの向きに注意して、Ｇ・Ｃ・Ｄの3つのコードを押さえる。

・Ｇは小・薬・中指を使うのが基本だが、無理なら薬・中・小指、もしくは小・中・人差指の3本で押さえても良い。

・Ｃは6弦を鳴らさない。親指で6弦をミュートするか、6弦を弾かないようにする。

・Ｄは５・６弦を鳴らさないのが基本だが、５弦は鳴ってもＯＫ。

・歌に合わせてコードごとに1回ずつジャラーンと弾くだけで、簡単弾き語りの完成。

・リズムよくポップに演奏したいなら3拍子のリズムでストロークする。

・歌の高さが自分の声に合わなかったら、カポで簡単にキーを変えられる。

ハッピーバースデートゥーユーを弾き語りで歌えたら、いつもの誕生日会も記念日感が高まりますね。

それに、ギター初心者さんにとっても挑戦しやすい曲ですから、ぜひ弾いてみてくださいね。

尚、ただいまギター初心者さんや、これからギターを始めたい人に向けて、レッスン動画を無料でプレゼントしています。以下のリンクよりお受け取りいただき、ぜひ日々の練習にお役立てください。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

Ｂ型さん